テクニカから熱成型によるトレイルランニングシューズが販売足限定で上陸しました。自分の足の形にカスタマイズしたシューズはフィット、サポートに長けており、しなやかな足運びでトレイルランニングを楽しむことができます。その特徴、体感について紹介していきます。
トレイルランニングシューズの熱成型の方法
熱成型の方法は専用の機械を使って行います。インソールとシューズの踵&楔状骨といって足根骨付近を熱成型によって、自分の足にフィットさせることができます。
インソールの熱成型はアーチとヒール部のフィット感向上が期待でき、履いたとき、走ったときのフィット感とサポート力の向上が見込めます。インソールのデザインはトレイルランニングに特化したデザインで、快適性とクッション性を高めたEVAレイヤーが前足部とヒール部に施されています。
10キロ前後の練習時のランニングはもちろん、40キロほどのトレイルランニングレースにも履いていて、疲れづらくランニングに集中ができます。
シューズの熱成型については、踵のホールド感、アーチサポートの向上が見込めます。足入れ部分はソックスタイプになっているので、皮膚への吸着感がありますが、長いレースになると脱げそうにならないかは心配していますが、僕が走るような距離(長くても50キロ)では問題がないと考えています。
トレイルランニングシューズの安定感とグリップ力
テクニカのオリジンにはシャンクが内蔵されており、足裏の突き上げ、不安定な地面におけるシューズの安定性を担っています。トレイルを走っていると尖った岩や、硬い石を踏みつける場面は多く、そんなときには、しっかりと足裏を守ってくれ痛みや違和感がありません。
シャンクそのものは内転方向には捩れやすく、外転方向へは捩れにくくなっています。
アウトソールには3つのスタッドデザインを採用していて、前足裏には2種類、後足裏に1種類でマッピングされています。
前足裏は上りでのグリップ力に効果を発揮するようなスタットデザインが採用されています。また外足側には高いグリップ力で、左右方向に移動するときに滑りづらく安定性を作り出してくれています。
後足裏は下りのランニングやブレーキをかけたいときのエリアとして考えられており、危険回避の側面が強い作りとなっています。
アッパーは通気性とプロテクションに長けた作りで、ストレスフリーでランニングに集中ができます。
タンはシューズと一体化されていて、熱成型と相まってフィット感は素晴らしいです。夏場には裸足で履くこともあって、非常に涼しく、気持ちよくランニングを楽しめます。シューズが濡れたときの乾きも早いので、ファンランのときに最後に川にドボンして、そのまま帰ってくるなんていう遊びにも、テクニカのオリジンはフィットしてくれます。