厳冬期以外の3シーズンでベースウェイトを6~7キロぐらいに抑えるために、RSRストーブというアルコールストーブを使ってます。リバーサイドランブラーという日本の釣り人が作っているガレージブランドです。
アルコールストーブって色々あるけど、これはウルトラライトのバーナーとしては「まあまあ」くらいだと思う35gという軽さです。
リバーサイドランブラーの細かい作り
五徳と風防はオプション扱いで購入するんですが、これらを組み立てる時に便利なのが、五徳側に風防用の切れ込みがあって、風防を差し込めるようになってるんです。細かい作りに関心しちゃいます。
完全燃焼するリバーサイドランブラー
色々なアルコールストーブを使ってきたんですけど、その中でもこれは完全燃焼してくれます。不完全燃焼だと赤火が出るんですが、完全燃焼に近いと青火になります。このストーブはトルネード状にしっかり青火が出ますし燃焼効率もいい。火力が安定しているので、個人的には今まで使用した中ではベストです。
予熱から本燃焼までの間の時間は僅かなものですけど、そのちょっと待っている間の静かに燃えている時間が好きです。
シーンで選ぶアルコールストーブ
アルコールストーブ自体、そんなに低温下に強いわけではないので、積雪期で氷点下の場合の山行ではあまり持っていきません。燃えても火力が弱くて、持っていったアルコールの分量に対してパフォーマンスを発揮しないと、熱効率が悪くなり、お湯を沸かすのにも時間がかかって、その分アルコールを消費してしまえば、結局燃料を多く持っていき重くなってしまうという矛盾が生じちゃう。だから冬は出番が少なくなりますね。
アルコールストーブとファストパッキング
重さについては抑えられる所は抑えるし、快適性を妥協したくないところは重いままでもいいと思っています。そういったバランスを考えるのもファストパッキングの面白いところです。同じ体力で重いものを背負ってる人、軽いものを背負ってる人とでは、より軽いほうが短い時間でより遠いところまで行けます。
また同じ体力であれば同じ距離を歩くにしても荷物が軽い人の方が体力を温存しておける。何かあった時に有利だし、岩稜帯を歩き岩場が多いような山だと、荷物が大きく重い事で、それに振り回されてバランスを崩したり、岩に引っ掛けたりと、心配性な僕には気になるので、そういったルートを選ぶときにはファストパッキングは有効な方法の一つだと思います。