これを使ってしまったら他の浄水器は使えないかなと思うほどに抜群な道具です。色々な浄水器を使ってきましたけど、こんなに世の中手軽になったんだと驚く商品で、保険として持っていくのにも最高です。
スクィーズフィルターと併用して使える
ソーヤーのスクィーズフィルターというもので購入するとフィルターとパウチと洗浄用注射器が入ってるんですけど、専用のパウチじゃなければ駄目というのではなく、プラティパスやペットボトルに付けられるんです。これが素晴らしいです。
なので、駅で買ったペットボトルを持って山に入って、そこに水を汲んだ後、ペットボトルに浄水器をセットしてバキバキって押しながら飲めば浄水された水を飲めるし、プラティパスに汚れた水を入れて浄水器をセットして、マイボトルの方に浄水された水を移し変えて飲んだりと、凄く便利なんです。
だからこいつをバックパックに忍ばせておけば、無駄な水を持たず登山道近くに沢があれば常に水をとれるし、ランしている時やファストパッキングでも水を持てない現状がある時に、地図をみて近くに川や沢があることが解っていれば、安心して水を確保できる。いざっていう時も含めて凄く使えます。
スクィーズフィルター大活躍
ソーヤーのスクィーズフィルターを知ったのは、北海道を歩く時にエキノコックスがあるから必要だなって思ってたんです。発売されたばかりの頃なので情報も少なく、バクテリアが99%対応可能と記載されていたので、エキノコックスも多分大丈夫だろうと思いながらも念の為電話で確認してみたら、「対応しています」という回答だったので「よし!」と思って買いました。エキノコックスは煮沸すれば大丈夫というんですけど、わざわざ煮沸するのも面倒ですしね。
携帯浄水器とアメリカのトレイル
アメリカのトレイルで手に入れる水は100%浄水が必要なんで、歩いた時はすごく重宝しました。ウェルダネスと言われる場所では動物が沢山いて、排泄物が水に流れている可能性が高いのと、池や湖といった流れのない場所から水を確保する事が多いから浄水するスタンスなんだと思います。
前回のアメリカでは洗浄用注射器を持って行かずに使い続けたんですが、1週間、10日と歩いて使っていると、ろ過する力が落ちてきているなっていうのを痛感しました。水の出が後半戦になるに従って出づらくなっているのが解るんです。それでいて、汚れたら早く定期的にフィルターの掃除をした方が目詰まりしずらく、1回ガツンと詰まっちゃうとメンテナンスしても目詰まりが取れにくいので、使う時は気をつけた方がいいです。アメリカから帰って日本でメンテナンスしたんですけど、回復するんだけど、完全じゃないなあというのが解ります。
携帯浄水器は災害時にも便利で安心
山に登らないような人達にも災害用として是非持っておいた方がいいと思う道具です。泥水も透明近くまでなりますし、頼りになると思います。色味は綺麗になるけど、匂いはなかなか取れないものなんです。他の浄水器もそういうものなんだと思います。