俺が愛用品と言われて9割雑誌とかで紹介しているウェアは、マーモットのドライクライムウィンドシャツ。これよりいいものに出会った事がない。あまりに雑誌とかで僕が紹介してるから、マーモットが「なんでボーズマンで扱ってくれないの?」って来ちゃってね。「まだ僕が気にいっている状態のものがあるんだったら扱うよ」って言って触ってみたら、あんまり変わってなかった。だったら来年からうちでも扱おうかなって思えた。
シャツにもアウターにもドライクライムウィンドシャツ
これ20年前の商品なんだけど、メーカーもまだやってる。確かバックパッカーマガジンで大賞とか1回ぐらい獲ってるんじゃないかな。使ってる人は、こればっかり使うと思う。何故かって真夏から真冬まで1年中使えるところがいいんだよね。
沢に行く時は防寒着になるし、夏でもシャツとして着る。冬はアンダーの上に着て、上にゴアテックスという使い方だと、中間着として万能。こんな万能なやつは無いはず!って僕は思ってる。
僕の周りの山仲間は全員これ着てて、色もバラバラだから全員揃うとゴレンジャーみたいになるんだよね。(笑
ドライクライムウィンドシャツの作り
内側にアンダーウェアがくっついてるから直接も着れる。ドライクライムっていう素材が裏に貼ってある。これ名前の通りシャツなのね、ジャケットじゃない。裾の処理もワイシャツと同じ処理になってるでしょ。ズボンの中に入れたい人は中に入れればいい。
脇がメッシュになってて、全体としても風は微妙に通してくれるから、蒸れないでしょ。暑ければ湯気がでるしちょうどいいの。この中途半端さが素晴らしい。
どのメーカーも一度真似したんだけど、でも試してみると微妙にダメ。これがいいの。バランスが絶妙でこれがいい。これにドローコードとか日本仕様でつけるんだけど、そうすると嫌になっちゃう。改良されたらアウトだね。この古いのがいい、厚みとか、ポケットの数とか、パッカブルにならないところとか、これ計算して作ったんじゃないんだよね。偶然良かっただけ。(笑
マーモットはそうは言わないよね。第二の皮膚を作るために開発したとかいうけど、そんなのは関係ない。計算しつくして作ったものにろくなものはないと思ってて、いいものは偶然できたんだよね。最高傑作はこいつ!