シートゥサミットのXマグ、Xボウル、XポットがセットになったXセット31ですが、これをキャンプなどに愛用しています。数年前にシリコンの食器がシートゥサミットで販売されて注目された時から使ってるんですが、そこからの更に進化をして火にかけられる食器、クッカーとしても使える折りたためる鍋「Xポット」が登場して話題を呼びました。
シートゥサミットXシリーズのXマグ
まずはXマグ。このXマグはフチの部分がナイロン樹脂で出来ているので形状が安定していて持ちやすく、飲むときに口につける部分が、熱くなりづらいナイロン樹脂なので唇を焼傷することもないんですね。
シートゥサミットXシリーズのXボウル
続いてXボウル。ボトムがナイロン樹脂になっているので、畳めばまな板変わりに使えるんです。ナイロン樹脂の素材ってプラスチックと違って丈夫です。その分、ナイフとか包丁で食材を切っても割れづらく、切った後に周りのフチの部分を持ち上げればお皿になるので、ハムやチーズを切ってそのままおつまみ皿にしたり、トマトや葉物類を切ってサラダにしてと凄く便利です。平らにしたときにフチの高さが抑えられるので、切るときの邪魔にならないんです。
シートゥサミットXシリーズのXポット
最後にXポット。これはお皿のようにも使えるし、そのまま火にかけられるから鍋にもなる。シチューやカレーといった煮物やスープ、またお湯を沸かすなどに適していると思います。側面はシリコン素材なので、炎が側面に当たらないよう注意は必要ですよ。
シートゥサミットXポットのディテール
中はメモリが付いていたり、底面はアルマイト加工がされているので錆びにくくなっていたりと料理をする上での細かな気遣いも施されています。
蓋は中身を確認しやすいように出来ているという点と、鍋のもち手になっている部分が、蓋を抑える役目にもなっているので、例えば風が強い日など、蓋を飛ばされないよう固定できて便利です。ただし加熱中は内圧が高くなってしまうので、固定は不可です。それに固定しようと誤って蓋を押して鍋を縮めたりでもしたら一大事です。
またパスタをゆでた後の湯きりの時に蓋と一体化できるこの作りは非常に便利で、茹でた麺をこぼす事もないし、手を火傷する心配も軽減できます。
シートゥサミットXシリーズの使い方
食事をしていく中で深いお皿で使いにくいと感じれば、フチを下げて高さを抑えたお皿にもなる。逆に上から勢いよく抑えると、パタパタと畳まれちゃうので気をつけないといけないデメリットも潜んでいますが、使い勝手の良さが勝ってます。
シリコン素材なので、ペーパーでふきとると綺麗に汚れが取れるのもいいところです。山では洗い物をせず、使い続ける事が必要になるので清潔に保ちやすいのは利点です。その上コンパクトになるので嵩張らず収納し、持ち運びができるのも、荷物が多い縦走などでは助かります。
シートゥサミットXポットで気を付けたいこと
良い事づくめという事ではなく、火が回っちゃうと側面が溶けちゃうという弱さもあります。山用のストーブであれば火力調整も容易ですが、家庭用コンロや焚き火といったシチュエーションでは炎が側面にも広がり回りやすいので、溶けて使いものにならなくなるので気をつけないといけないです。家のコンロで試した事があるんですが、構造上、炎がふくらみ回りこみそうになるんですね。山用ストーブは強くしても横ではなく上に強くなるので、回り込む心配がそんなにないんです。