夏は土日2日間で、1日目は北アルプスの方に行って1日中山を走って車中泊。翌日朝一で富士山に行って練習。その逆があったりと毎週、富士山にはよく足を運びます。
追い込む練習をするときは、富士登山道の御殿場口という自衛隊の人たちも練習をしに来るところがあって、そこで僕も練習をするんです。でも練習をしていて「調子が悪いなあ」と感じるときや、「今日は追い込むときじゃないなあ」という計画の時は、富士山周辺の山々に行って走るんです。
よく行くところは本栖湖や西湖周辺にある山で、人の通りも比較的少なく、トレランをしていても人に迷惑をかけないし、練習モードで1人で山に入るときは音とか景色を楽しみたいから、人がいない山に自ずと足が行きがちです。
こういった山に入って稜線上を走るときに見える富士山の景色が素晴らしいんです。
富士山の周りにある山々の稜線は抜けが凄くいいところがあって、そういった場所からだと雄大な富士山を眺める事ができるんです。
特に冬は空気が澄んでいて、いい富士山がみえるんです。ここは本栖湖周辺の山で雲と雲の合間に、ぱっと望めた富士山です。追い込み練習モードのスイッチをオフにして、景色を楽しみながら走るのはとても気持ちがよく、富士山はその中でも特別な存在ですね。