僕は人よりも発熱量が高いので透湿性が高いウェアであるという事を非常に気にしています。そんな中でもマウンテンマラソンに特化したウェア作りで好評なOMMは、アクティブに動く状況におけるウェア作りに長けていると感じていて、昔から愛用しているものが多いんです。
OMM イーサースモックの素材
その中でも雨の日の行動着として愛用しているのがOMMのイーサースモックで、3層のイーベント(e-vent)という素材で出来ているんですが、汗や湿気の抜けが抜群なんです。
ジャケットもあるんですが、脱ぎ着を頻繁にすることはないので少しでも軽量なプルオーバーにしています。サイズMでジャケットだと220グラム、対してスモックだと190グラムと30グラムの差があります。
素材の違いで考えるOMMのレインウェア
OMMには防水ソフトシェルというカテゴリで「カムレイカ」というモデルが存在するんですが、こちらは2,5層なんですね。単純に考えたら3層の「イーサー」の方が0.5層分厚手だから、抜けが「カムレイカ」に比べると落ちそうに感じる方もいると思うんですが、実際の透湿性は「イーサー」に軍配が上がるんですね。
2.5層のカムレイカの方は裏地をコーティングしているんです。対して3層イーベントのイーサーは裏地に凹凸があって汗や雨を分散させるんです。どちらも透湿性はあるんですが、こういう処理の違いで透湿性の違いも出てくるんです。
2.5層のカムレイカにもイーサーにはないメリットがあって、まず大きいのはストレッチ性があるので、着ていてストレスが少ないという点です。また抜けが少ない分、逆に保温力があるので真冬で歩くようなシチュエーション、いわゆる体の熱量を上げないことが解っていればカムレイカは非常に有効的だと思います。
基本的には雨が降らないと着用はしないので、お守り代わりに持っていくものです。また寒くなったら一時的にテント場で着ることもあって、あまりに寒ければ上にダウンも着用しています。
レインウェアとしてのハードシェルには様々なものがありますが、これは軽量で抜けがいいというところに特化している点が選択の理由ですね。