イナーティアXライトの特徴
ファストパッキングで愛用しているマットはクライミットのイナーティアXライトで、お尻あたりまでの長さだからより軽量化されています。更に肩甲骨と頭をしっかりフィットしてくれて、それでいて骨抜き構造なので更に軽量化が実現されたモデルです。
お尻から下のマットについては「OMMクラシック32」のザック背面に付属されているマットを使用することで地面からの冷気を防ぎ、足全体を守ることで寝心地の良さを作っています。
イナーティアXライトのシーン別使い方
夏場のアルプスや3シーズンの低山であればこれを使っています。以前、北アルプスは焼岳から常念をぐるっと一周1泊で楽しんだんですが、その時もこのマットでした。ファストパッキングといった軽量化を図る時のマットとして使用しています。
このマットは寝袋の中に入れるようにしているんですが、そうする事で骨抜き部分の箇所にダウンが浮き上がってきてくれるんです。ダウンが体の重みでペシャンコにされていては保温性は失われちゃいます。でもこういう使い方をすることで保温性を保ってくれ快適に寝ることができるんです。中に入れるっていうのはクライミットのマットの良さで、肉抜きされている部分でしっかりダウンの厚みを作ってくれます。通常のマットは寝袋の外側に敷いて下からの熱をシャットダウンするという考え方ですね。
冬場になると、さすがにこのマットでは寒いので中にインサレーションが入っているものを使っています。寝袋も変えているので寒暖差の調整はマットと寝袋の組み合わせを幾種類かで使い分けています。
クライミットのスタティックVというモデルはワイドで横幅が広く、外側が体を包み込むような作りになっているので、寝返りをうつ人にはおすすめです。