Six Moon Designs(シックスムーンデザインズ)はアメリカはオレゴン州のブランドで、ワンポールシェルターの種類が豊富に出ています。僕が愛用しているのは「ワイルドオアシス」というもので、現在は後継モデルとして「デュシュッツ プラスタープ」という名前で販売されているものにあたります。デュシュツプラスはワイルドオアシスの進化版で少し大きくなっているので、初心者でもトライしやすいですね。タープは天井だけに対して、シェルターは壁もあるという形の違いがあります。
ワイルドオアシスの特徴
ワイルドオアシスの特徴はボトムにネットが付いているんです。これのおかげで虫が入りづらかったり、雨による泥の跳ね返りや雪が入ってこないよう防ぎ、中の空間を快適に保つことができるんです。風や雨や雪が強い場合はシェルターの中に居たまま外の様子が伺えるというメリットもあります。
シックスムーンのシェルターの良さ
色々ある中でこのシェルターを選んだのには2つの理由があって、1つ目に軽量であるという点です。フロアがあって、ネットも付いているシックスムーンデザインズのルナーソロというテントモデルになると668グラムという重さになります。対してワイルドオアシスは398グラムと軽いんですね。
大きさに関して言うとワイルドオアシスはゲートウッドと同じ大きさ、対してルナーソロは1.5人用になり設営場所も広く必要で、1人だと大きすぎるんです。
シックスムーンシェルターの快適性
2つ目に快適性という点です。ボトムにネットがないデュシュッツタープというモデルになると375グラムと軽量にはなるんですが、ネットがない事による不快感が気になったんですね。例えば寝ている最中に虫が進入する。アルプスとか虫が少ないところにいく場合は思い切って軽量化をはかる事もありますが、基本的にはネットがあることによる安心感は大きいです。
ワイルドオアシスは風にも強く、岩場があるような場所でもゲートを石や岩に通せれるようにできたりと自由度もあります。シェルターの中はフロアレスなので、SOLのシートを敷いて、その上にクライミットのマット、寝袋というスタイルで寝ます。
シックスムーンシェルターで使うポール
ポールはシックスムーンデザインズ純正のものを使っていて、イーストン社のカーボンでつくられた非常に軽量なものになります。このポールを直立で立てればボトムネットを有効的に活用できますが、外気がシェルターの中に入り込んで寒くなったり雨が強くなったりしたときは、ポールを斜めにして高さを低くする。そうしておいて張り綱のテンションを加えればシェルターの天井を低くして機密性を高める事ができるんです。
このように高さを調整する事でネットを省いたフロアのボトム部分を地面にピタッとつける事も可能なので、風が抜けないようにすることもできます。
この応用でテンションのかけ方やポールの方向を調整すれば、シェルターの後ろ側は地面にピタッとつけて、前は空けるというような微調整もできるので、風の方向などを考えて張るようにしています。
夏になればポールを直立にたててボトムからの風通しをよくします。こうすることで涼しく寝ることができ自然を感じやすい。こんな風に自由度がきくところもシックスムーンデザインズのシェルターのいいところです。