軽量コンパクトに特化したキュムラスのシュラフ
ファストパッキングで愛用している寝具の1つに、キュムラスというポーランド製のキルトがあって、これは中綿にグースダウン、表面生地は磨耗に強く撥水性が高いパーテックスを採用しています。350というモデルはベースレイヤーのみを着た状態で寝て快適温度がおおよそ2,3度で寝ることができるモデルで中にある程度着込んで寝て少し寒い時期でも使っています。
今まで使っていたシュラフには他のブランドで550ぐらいのモデルと、キルトで150ぐらいのモデルを持っていて、その間を埋めてくれるものとして、このキュムラス350のキルトが存在します。
キュムラスのシュラフの特徴
キュムラスの特徴の1つに背中側がバクッと開いているんですね。結局寝てしまうと体重でダウンがつぶれちゃう。そうするとロフトがなくなり保温効果も失われちゃう。だったら軽量化を図るためにも背中側はマットで保温してあげようという考え方のシュラフなんです。
背中側にはゴムが付いていてマットをくくり付けるんです。こうすることで冷気が背中に伝わりづらく保温してくれる。家で布団をかけて寝ているような感覚に近いですね。冬山になると流石にこれだと寒いのでマミー型のシュラフに変えています。
このシュラフを使用して、より暖かさを増したい場合はシュラフとマットをくくりつけた状態の上からSOLのビビィを覆いかぶせ1枚の壁を作って機密性を高めてます。長さは肩周りまでの大きさなので、ギュッとそこまでを閉じて体を暖め、首から上の寒さについては着用しているフードをかぶって冷気から守るようにしています。枕はクライミットのピロウや衣類を使う事が多いですね。