八ヶ岳の南部に位置するため、南アルプスの眺望が楽しめる山。権現岳は赤岳の隣にあるが、この間は一気に落ち込んだキレットとなっている。権現岳山頂へ向かう登山道は3種類あり、そのうち南からの登山道2つはどちらも6時間以内で登ることのできる登山ルートとなっている。以下で紹介するのはこの2種類の登山ルートとなる。

    権現岳のおすすめ登山ルート2選

    富士見高原から権現岳への登山ルート

    • 難易度:中級
    • 合計所要時間:5:55
    • 累積標高:1496m
    • 距離:約7km
    • コースタイム:富士見高原-(0:35)→不動清水-(1:20)→林道編笠線-(1:30)→西岳-(0:50)→青年小屋-(1:40)→権現岳

    登り始めとなる不動清水までは、ふたつのコースがある。ひとつは富士見高原ゴルフ場前の練習場横から入る。雑木林を行き防火線を横切るとカラマツ林になり、まもなく林道跡に出る。左に折れすぐ右斜めにササの道を行くと林道に出る。右の登山道からは盃流しを経て編笠山へ行くが、左の林道を進んで不動清水に着く。もうひとつは小淵沢方面から鉢巻道路を行き、貸別荘の看板の先の交差点を右折し、ゲートと駐車スペースのある造林小屋に出る。ここから林道歩きで不動清水に。

    広場にはトイレ、ベンチなどがある。不動清水の横から登りにかかる。展望のきかないカラマツや広葉樹林の中をひたすら登り、針葉樹林に覆われるようになるとつらい急坂に変わる。小広場を過ぎガレ場をふたつ過ぎると石碑、石仏のある西岳山頂に着く。正面にギボシが大きく見え、編笠山や南アルプスの展望が良い。

    ここで立場川キャンプ場からのルートが合わさる。西岳山頂から東に少し下り、針葉樹林帯の尾根をなだらかに登って山腹を少し巻き込むと、乙女の水に出る。平坦な道を5分ほどで、青年小屋に着く。左へ1時間30分登れば権現岳に着く。

    天女山から三ッ頭、権現岳への登山ルート

    • 難易度:中級
    • 合計所要時間:4:50
    • 累積標高:1233m
    • 距離:約5.4km
    • コースタイム:天女山-(0:05)→天女山登山口-(0:15)→天ノ河原-(0:50)→海抜1800mの石柱-(1:50)→前三ツ頭-(0:50)→三ツ頭-(1:00)→権現岳

    タクシーかマイカーなら、天女山の無料駐車場が利用できる。駐車場から登山道になり、15分くらいで開けた天ノ河原に着く。休憩用のベンチがあり、春ならオキナグサが咲くところだ。

    ここから西に、山梨県が整備した八ヶ岳横断歩道が観音平へと続くが、前三ッ頭へは直進する。比較的ゆるやかに、樹林帯と砂礫地を登る。この登山道には、標高100mごとに石柱があり目安になる。1800mを過ぎると壊れたベンチがあり、ここからがこのルートの山場になる。樹林帯で登山道は雨水で掘れておりロープを握っての急登だ。

    左に開けたガレに出る。このあたりで8月の下旬ならオオビランジの花が咲く。

    前三ッ頭は、開けた砂礫地で大きな岩が点在する。再び樹林の中に入り急登になって三ッ頭のピークに出る。左に編笠山、正面に権現岳、右手には赤岳の雄姿が望めるだろう。三ッ頭からは草原の中のゆるやかな道を下り、樹林のなかの小鞍部に出る。樹林を抜けると岩の尾根になり、岩に鎖が垂れているので、慎重に登る。登山道は岩の間を登るので小石に乗って滑らないよう注意が必要だ。権現岳の頂上は大きな岩だが狭い。前方は権現沢の絶壁なので、無理はしないで安全な場所で展望を楽しもう。

    権現岳の概要

    • 地域:中部地方、甲信越地方、信越地方
    • 都道府県:山梨県長野県
    • 山域:八ヶ岳連峰
    • 標高:2715m

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