北八ヶ岳には多くの池がある。お池めぐりとして多くの登山客に親しまれており、1年を通して楽しめる。冬はスノーシューを履いて、凍った池の上を歩くのは気持ちが良い。雪が解けると鮮やかな緑に囲まれた多種多様な池の景色は素晴らしい。

北八ヶ岳の池

双子池(雄池・雌池)

苔むす原生林に囲まれた静かな山中にひっそり佇む双子池。雄池と雌池と合わせて双子池という。蓼科山の東方約3キロに位置する。2つの池には「双子池ヒュッテ」があり、テント場も併設されている。一番近い大河原峠駐車場からは双子山経由で徒歩約50分と短時間で急な登り下りも無く、登山の初心者にも最適な登山ルートだ。中級者以上の登山者であれば蓼科山や北横岳を絡めた周回、縦走ルートも楽しめる。

雨池

雨池の水深はとても浅く、雨が降らないと大半が干上がることもある。無雪期と雪に覆われる景色は一変し、冬は真っ白な雪原と化し、全面凍結するのでスノーシューで雨池の上を歩くことができる。

七ツ池

七ツ池は、大小の池を混ぜて7つに見えると言うことで名付けられている。樹林に囲まれ、全部が一度に見通せないという七ツ池であるが、紅葉の時期はミネカエデの朱色の葉、ナナカマドの色付きが美しい。

亀甲池

きっこういけ、とよむ。底に亀甲模様が見られることからこの名前が付いた。水の増減が激しく時には干上がってしまうこともある。亀甲模様は実際に池の近くまでいくとみることができる。

北八ヶ岳池めぐりコース内容

  • 難易度:中級
  • 合計所要時間:6:15
  • 累積標高:767m
  • 距離:約9.7km
  • コースタイム:ピラタス山頂駅-(0:30)→北横岳ヒュッテ-(0:30)→北横岳-(0:30)→亀甲池-(0:30)→双子池-(0:30)→カラ川橋-(0:30)→雨池北岸-(0:30)→雨池西岸-(0:30)→雨池峠分岐-(0:30)→雨池峠-(0:30)→縞枯山荘-(0:30)→ピラタス山頂駅

北八ヶ岳池めぐりコースの見どころ

北八ヶ岳池めぐりコースの見どころ

北八ヶ岳の魅力のひとつは静粛な樹林の中に点在する池沼である。四季折々、朝、昼、夕と水面の変化を見ていると時を忘れる。

ピラタス山頂駅

ピラタス山頂駅までは、ロープウェイを使用したほうが後を考えるとよいだろう。ロープウェイ山頂駅からは溶岩台地を周る遊歩道が整備され、観光客で賑う。北横岳への登山道に入ると、まもなく橋を渡り登りにかかる。途中から坪庭の全景が見渡せ、溶岩とハイマツやコメツツジ、コメツガの低木などが混ざり合い、日本庭園のような風景が望める。数回折り返し、三ッ岳への分岐に出る。三ッ岳コースは巨岩の連続で雨の日などは、足を滑らせないよう注意が必要だ。

北横岳ヒュッテ

そのうち北横岳ヒュッテに着く。小屋前から下りると七ッ池のあたりにでる。自然保護のため立ち入りが制限されており、別の池だけ見ることが出来る。紅葉の季節、周囲のハイマツ、ダケカンバ、山桜などのコントラストは見事だ。

北横岳

小屋から急坂を登り北横岳南峰に出る。ここは止蔘科山から北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、中央アルプス南アルプス、南八ヶ岳が一望できる展望台である。数分で北峰に着く。大岳方向に少し行くと、眼下に七ッ池が見える。道標に従い北峰から左下に血の池を見て下るとすぐに樹林帯に入る。

亀甲池

滑りやすい急坂の赤テープを見ながら下降すると、亀甲池に出る。北岸に大きなダケカンバが池にかぶさるように立っている。池の底を覗くと手のひら大からひと抱え大の石が亀甲状に並んでいるのが見える。乾季は干上がることが多い。天祥寺原への道と分かれ、小さな峠を一つ越え双子池に向う。

双子池

この区間は苔がとても美しい。双子池は、亀甲池と異なり開けた明るい感じの池で、そのひとつ池に出る。秋のカラマツの黄葉は見事だ。夏、水面に魚影を見る事もある。隣合わせての雄池は、水深く湖面の色が刻々と変わり、大岳を映し1日いても飽きない。双子池ヒュッテの裏の道を東に向うと大石川林道に出る。

雨池

平坦な道を南に歩き、春にはコイワカガミが両側いっぱいに咲く中などを快適に雨池に向かう。大岳の裾を巻くところに崩壊地があるので、落石には注意しよう。

雨池峠分岐

雨池峠の分岐に着きしばらく行くと、雨池入口の道標がある。左に林の中を下ると池に出る。対岸からの枯山、雨池山がいかにも北八ツらしく黒くやさしく望める。この池も乾季には干上がることがある。

縞枯山荘~ピラタス山頂駅

雨池峠の分敗に戻り、峠に登り縞枯ヒュッテの建つ八丁平を行けばロープウェイ山頂駅に出る。ここから麓の山麓駅までスキーゲレンデの縁を下るのも楽しい。から南に木道を通り、林道を横切って麦草に向かい、地獄谷の火口、地獄の火口跡、茶水池を見てから白駒池まで足を延ばすのも一案である。

八ヶ岳の概要

八ヶ岳の四季、気象、八ヶ岳周辺の山々、八ヶ岳へのルートの概要を紹介しています。

八ヶ岳の登山ルート

山旅旅
1970.01.01
山旅旅
https://yamatabitabi.com/archives/97560/
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