サロモンのバックパックが近年非常に面白いことになっている。サロモンの革新性はトレイルランニングやファストハイクで愛用中のシューズで特に実感していた。バックパックも同様に革新性が目覚ましく、細部までこだわりぬいた特徴に驚くばかりである。今回はそんなサロモンの今年登場したてのバックパック『XAシリーズ』を紹介する。

サロモン バックパックXAシリーズ 3種類のサイズの使い分け

サロモン バックパックXAシリーズには3種類のサイズ展開

サロモン バックパックXAシリーズには3種類のサイズ展開がある。

  • ・XA 35 SET:容量31~40リッター
  • ・XA 25 SET:容量21~30リッター
  • ・XA 15 SET:容量11~20リッター

上記見ての通り、装備容量をフロントポケットのストレッチによって調整ができる。

日帰り登山やハイキング、帰宅ラン、OMMレース(特にOMM難関コースは20リッターあたりのバックパックを活用している人が多い)などにはXA 15 SETやXA 25 SETあたりが最適だろう。

コンパクトにまとめた就寝ギア、食料、クッカーなどを持ちながら山を駆け抜けるファストパッカーにはXA 25 SETやXA 35 SETあたりが最適

コンパクトにまとめた就寝ギア、食料、クッカーなどを持ちながら山を駆け抜けるファストパッカーにはXA 25 SETやXA 35 SETあたりが最適だろう。

ファストパッカーといったアドベンチャーザックという側面より、ULザックとしての活用が特に面白くなってくるのがXA 35 SET

ファストパッカーといったアドベンチャーザックという側面より、ULザックとしての活用が特に面白くなってくるのがXA 35 SETだろう。

いずれのバックパックも約10リットルの応用範囲があり、さらにコンプレッションに優れているので、1つのバックパックでストレスを感じずにマルチに遊びを楽しむことができる。

サロモン バックパックXAシリーズのショルダー構造

登山用バックパックとランニング用バックパックの良いところを上手に落とし込んだのが、サロモン バックパックXAシリーズだ。その1つにショルダー構造がある。

サロモン バックパックXAシリーズのショルダー構造

登山用バックパックは行動食やスマホなどを収めるのにサコッシュを併用する方も多いだろう。水分補給はハイドレーションやザックのサイドポケットを活用している人を多くみかける。

サコッシュをしているとそれがスピードのある行動を妨げ、気持ちの良い風を防いでしまう。水分補給もスムーズに、水場があればバックパックを背負ったまま、サクッと水を汲みたい。

サロモン バックパックXAを活用すれば、サコッシュは不必要、水分補給は購入すると付属されているソフトフラスク(500ml)2つを使用することで、バックパックを背負ったまま水分補給ができる。

サロモン バックパックXAを活用すれば、サコッシュは不必要、水分補給は購入すると付属されているソフトフラスク(500ml)2つを使用することで、バックパックを背負ったまま水分補給ができる。(ハイドレーションシステムも備わっているので水分補給の選択が可能)

ポケットはサロモンのソフトフラスクがちょうど収まる大きめのポケット
行動食などの収まりにちょうど良いジッパー付きのポケット

ポケットはサロモンのソフトフラスクがちょうど収まる大きめのポケット、スマホやウインドブレーカーを入れておける中サイズのポケット、行動食などの収まりにちょうど良いジッパー付きのポケットと3種類のポケットが前面に。

伸縮素材で中に入れたものを圧縮して固定するポケットが左右にあり、左側にはホイッスルが備わっている

肩には伸縮素材で中に入れたものを圧縮して固定するポケットが左右にあり、左側にはホイッスルが備わっている。

XA 35 SETにおいては更にベルトに伸縮素材で作られたポケットがあり、小さなものを入れておいても落とす心配が少ない

XA 35 SETにおいては更にベルトに伸縮素材で作られたポケットがあり、小さなものを入れておいても落とす心配が少ない。行動食を食べるときに出たゴミを入れておくのに便利だ。

サロモン バックパックXAシリーズのコンプレッションとフィット感

コンプレッションはサイドと開口部から…と言いたいところだが、そんなに簡単な作りではない。優れたコンプレッションが行える為の機能は大きく分けて2つある。

サロモン バックパックXAシリーズのコンプレッションとフィット感1
サロモン バックパックXAシリーズのコンプレッションとフィット感2

まず開口部は、ロールトップでバックパック内の余分な空間をなくすことができる。バックパック本体は防水仕様で、縫い目には防水テープで処理が施されているので、ロールトップ機構との組み合わせにより上部からの雨の侵入を防いでいる。レインカバーを装備に追加しなくてもOKなのは、軽量化に一役かってくれる。

サロモン バックパックXAシリーズのコンプレッションとフィット感3
サロモン バックパックXAシリーズのコンプレッションとフィット感4
矢印のように立体的なコンプレッションがなされる

ロールトップで開口部を締めたあとに、コードを絞ると閉じることができる。コードはロールトップ部分の左右から、一度バックパックのサイド上部を通り、センターへと連結されている。これによってコードを絞ることで、バックパックの上部を立体的にコンプレッションすることができる。

サロモン バックパックXAシリーズのコンプレッションとフィット感5
黄色のポイント部分から出ているコードを背負ったまま引っ張ることができる

もう1つのコンプレッションは本体サイドからボトムにかけて施されている。コードは背負ったままでも引っ張ることができるようになっていて、重心が身体に引き寄せられることで、行動がスムーズになる。

サロモン バックパックXAシリーズのコンプレッションとフィット感6

上部~サイド~下部とコンプレッションされることで、バックパックの中のものが揺れずに安定する。ファストパッキングのバックパックでここまで全体をコンプレッションできるものは珍しい。

サロモン バックパックXAシリーズの機能性

サロモン バックパックXAシリーズの機能性1
サロモン バックパックXAシリーズの機能性2

バックパックが身体に触れる部分は通気性に優れたEVAフォームで、汗をかいても蒸れにくく、荷重がかかるショルダーストラップにおいては、小さな空洞が設けられた 3D Airmeshパネルにより、優れた空気循環性を実現している。

サロモン バックパックXAシリーズの機能性3

背中には波うった厚みのあるEVAフォームがあり、取り外しも可能だ。硬い荷物が背中にあたるような違和感がなく、ハードな動きを伴うバックパックとして安心感がある。

サロモン バックパックXAシリーズの機能性4

またテント泊時のテントマットは、軽量化とコンパクト性能を活かし、半身サイズのものを使用しているので、下半身は地面からの冷え防止対策としてバックパックを使用するのにも適している。

サロモン バックパックXAシリーズの機能性5

バックパックの外側にはストレッチ素材で作られた大きなポケットが備わっているので、直ぐに取り出したいもの、例えば防寒着やレインウェアなどを収納しておける。ストレッチ素材なので入れれば自動的にコンプレッションしてくれるというメリットもあり、行動中にものを落とす心配も少ない。あまり重たいものを入れてしまうと、後ろから引っ張られるように重心が不安定になるので、なんでもかんでも装備を入れておくようなことは控えたい。

サロモン バックパックXAシリーズの機能性6

「もうちょっと、こうなっていたら良いのに」が見当たらない痒い所に手が届くバックパック。それがサロモンXAシリーズ。スキルによるところもあるが、身軽にそして快適なアクティビティをXAバックパックで是非とも楽しんでもらいたい。