源流に行くときには、ノコギリを必ず持っていってます。これは大工さんとかが使うノコギリの替え刃に、自分で持ち手を木のものにして削って付けたんです。真鍮のネジを外せばノコギリが交換できるようにしています。切れなくなったら交換して持ち手の部分は引き続き使えるっていうようにしたかったんです。
源流野営でこだわりたい道具素材
持ち手がショッキングなオレンジ色の樹脂でできたようなコンパクトなノコギリも売ってたんですが、そういうのを源流に持っていくのは嫌で作ったんです。山の中にプラスチックで派手な色のものを持っていくのが嫌なんですね。なるべくアースカラーのもので揃えたいんです。自己満足の世界ですが、そういうのを見ると興ざめしてしまうんですね。
100円ショップやホームセンター、東急ハンズなんかに行くと、「あ、これ今度釣りに行くときに使えそうだな」って思いながら商品を物色していて、いいものを見つければ仲間内でシェアして、よりよいスタイルを作っています。ノコギリ以外にもこういったお店で発見したものが多くあって、道具の宝庫だと思って通ってます。
焚き火にノコギリがベスト
欧米のサイト等でブッシュクラフトについて語られる時、かならずナイフが一番に取り上げられノコギリは軽視されがちですが、僕らが源流に行ってみて実際に使ってみると、ナイフって魚をおろしたりする時には使いますけど、太い木を切ったりするのにナイフを使っていると日が暮れちゃう。
だったらノコギリで切った方が断然早いし、焚き木にするのもノコギリでやらないと、釣りして渓泊場所に戻ってきて調理してってしていると日が暮れるの本当に早いんです。
忙しい源流野営タイム
源流で野営をするっていうのは結局忙しいんです。ゆっくり何かをやっているなんていうのは出来なくて、いかに日が暮れる前に全部を済ませて用意が出来るか。暗くなっちゃうと薪も取りにいけなくなってしまうので、釣りを楽しみつつ渓泊も行うとなると、仲間といく時は連携プレーが大事ですね。