川苔山は川のせせらぎを聴きながら登山ができ、電車とバスを乗り継いで約3時間ほどで到着することができると会って多くの登山者が足を運びます。そんな川苔山の日帰り登山コースを紹介します。
紹介するモデルコースの所要時間について
紹介するモデルコースは新宿発・着として時間を計算しています。また登山時のコースタイムは『山と高原地図』(昭文社)における、「40〜50代(または60代)の登山経験者/2〜5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定しています。
登山をする上でのアドバイス・注意点
コースタイムに途中の休憩時間は含まれていませんので、ご自身で計画を立てましょう。初心者の方へのおすすめは1時間歩いて5分の休憩を目安に、またランチを楽しむ場合は1時間コースタイムに追加すると良いでしょう。今回は川苔山山頂で1時間のランチタイムを追加しています。
川苔山の魅力
川苔山の魅力は多彩な登山道と、百尋ノ滝や舟井戸などの自然美を楽しみながら歩くことができる点です。夏でも川沿いのコースはとても涼しく気持ち良く登山をすることができます。(百尋ノ滝からの登山コースは斜面崩落のため通行止めとなっています|2021年12月現在)。各ルートは複雑に入り組み、迷いやすいところがあるので注意が必要です。
川苔山への日帰り登山モデルコース
難易度 | 初心者から中級者 |
スタート | 奥多摩駅 |
ゴール | 古里駅 |
歩く距離 | 約14.4km |
累積標高 | 上り:約1,686m |
新宿発着時間 | 発:7時44分、着:19時06分 |
登山コースタイム | 8時間30分 |
都道府県 | 東京都 |
登る山域 | 奥多摩 |
登る山・通る山 | 川苔山(1,363m)、本仁田山(1,224m) |
天気・アクセスなど | 本仁田山の詳細情報 川苔山の詳細情報 |
新宿発:7時44分
新宿から直接奥多摩へアクセスするホリデー快速を使用すると乗り換えがなく楽に御嶽駅に到着することができます。ホリデー快速は土日祝日のみ運行する電車で、出発時刻は6時46分、7時44分、8時20分の3つ。7時44分発の電車に乗れば御嶽駅は9時17分着です。
奥多摩着:9時17分
奥多摩駅に到着したらトイレなどを済ませて身支度を行いましょう。バスの利用などはないのでマイペースにスタートできますが、帰りの時間も考えて少し早めの行動を心がけましょう。
約2.3 km の道のりを歩くと安寺沢に到着します。ここから本仁田山まで約700m標高を上げていきます。勾配がきつい場所なのでゆっくりと歩いて行きましょう。
本仁田山:12時00分
本仁田山からは天気が良ければ富士山を見ることもできます。この山を過ぎたら川苔山へ向かいます。ここまでの勾配よりかは若干緩やかになりますが、岩稜地帯となり危険箇所は少ないですが足元に注意して行動をしましょう。
川苔山:13時45分
東の肩で分岐点となります。これを左に曲がると約5分で頂上に到着します。川苔山は眺望がよくランチスポットとしても以上に気持ちの良い場所です。13時45分着の予定で、ここでランチの計画としていますが、お腹が空いたら途中の大ダワや舟井戸で食事をとっても良いでしょう。
古里駅:17時30分
川苔山からはもと来た東の肩まで戻り、ここからは赤杭山を経由して古里駅へと向かいます。川苔山から古里駅までは約1300m下ることになります。下山道は長い尾根道で登山者も少なく静かな山歩きを楽しむことができます。特に危険な場所はありません。
古里駅に到着予定は17時半です。17時36分の青梅線に乗ることができれば新宿は19時6分です。
古里駅周辺にはランチスポットは数店舗ありますが、夜開いているお店は少ないので、登山終わりに食事をしたい場合は青梅駅などに移動すると良いでしょう。