源流でフライフィッシングをする時に、焚き火をせず食事をするのに必要な道具としてストーブがあると思うんですが、出来るだけ軽くコンパクトに持ち歩きたい。そう考えた時にアルコールストーブがベストだと考えて持ち歩いているのは、自身で作成したRSR Stoveです。
高火力で堅牢なアルコールストーブ
源流という過酷な環境で重要なのは、一人が一回分の食事に必要とする湯を確実に手に入れることと考えていて、そうすると大事なのが高火力であること、それでいて源流までの過酷な道のりの中で、壊れず、またコンパクトに収納できる小型で堅牢なアルコールストーブだと思い開発をしました。
アルミ合金削り出しのRSRストーブ
結果、出来上がったのがアルミ合金削り出しで、市販アルコールストーブでは最強ランクの火力&安定性を誇ります。RSR Stoveのトルネード燃焼は赤火が殆どないんです。赤火が出るということは不完全燃焼しているということなんです。
トルネード噴射が特徴のストーブ
燃焼の際はトルネードして火が出ます。ちょっとこだわったのは、このトルネードの方向を台風の廻りと一緒にしているんです。球体である地球が自転しているため生じる「コリオリの力」は、北半球では進行方向に対して右向きで、南半球では反対向きなんですね。この力に逆らったところで大した影響力はないと思いますが、話として面白くなるしと思ってそのような作りにしています。
RSR ストーブを綺麗に収納
RSRストーブ用の収納袋を活用すれば必要な道具が一括収納できるんです。サルパウチというメーカーにRSRストーブ用の収納袋を作ってもらっていて、非常に凝った作りなんです。
RSRストーブ、簡易風防、燃料ボトル、折畳み式ゴトクと行った必要な道具一括をひとまとめに出来て、且つ収納袋の内側にゴトク専用のポケットが付いているので、ガタつかず一式をクッカーに入れ込むことが可能なんです。
この収納袋をウルトラライトの道具として人気のエバニューのチタンクッカーにすっきり収まるんです。僕はロータスのアルミポットを愛用していて、これに入れて源流に持ち運んでいます。
ファストハイクやロングトレイルといったウルトラライトな道具で山を楽しむのにも非常に便利に使えると思いますし、実際そういう使い方をされている方々が、周りに非常に多く嬉しい気持ちです。