月山の登山レポート リフト~月山のピストン登山ルート

    月山は色々な百名山をもっていることはあまり知られていない。日本百名山、新日本百名山、花の百名山、新花の百名山に選定されている。そして名水百選、水源の森百選と自然豊かな山であることがわかる。今回はこの月山へピストン登山を楽しむ。

    月山の登山ルート

    月山の登山ルート

    今回楽しむルートは姥沢の駐車場に車をとめて、リフトを使ってリフト上駅へ向かう。約300mの標高をリフトでいっきに登る。リフトを使用しない場合は姥沢小屋の分岐で右に向かい、リフト分岐までは1:25を登山する。

    リフトを使用する場合は左に向かい、片道600円(大人)を払いリフト約10分、リフト分岐まで30分、合計40分なので下から登山をする場合と比べて45分ほど時間を短縮できる。

    • 難易度:中級
    • 合計所要時間:5:53
    • 距離:約10.3km
    • 登山ルート:リフト上駅→(30分)→リフト分岐→(40分)→牛首→(60分)→月山→(55分)→千本桜→(113分)→牛首→(25分)→リフト分岐→(30分)→リフト上駅

    リフト上駅

    月山リフト上駅
    月山リフト上駅

    リフト下駅からリフト上駅までは所要時間おおよそ10分程度。リフトからは左手に湯殿山が見渡せ雪渓が美しい。

    月山リフト上駅

    リフト上駅に到着すると月山という看板と令和の鐘をバックに写真撮影を楽しむ人が目立つ。バックには姥ヶ岳へ見え、この姥ヶ岳へ向かう人。この山を経由せずにトラバースして牛首へ向かう人とで分かれる。

    月山リフト上駅

    僕らは月山頂上から賽ノ河原、千本桜まで足を伸ばすためにトラバース道を選んで先を急ぐ。

    リフト分岐

    月山リフト分岐
    月山リフト分岐

    リフト上駅からリフト分岐まではアップダウン激しくなくスタートとしてはとても優しい。雨のしずくを纏うチングルマは非常に美しく、花びらが落ちた花も見受けられる。お盆休みには白い花びらは散ってしまっているだろう。

    月山リフト分岐

    牛首

    月山牛首

    リフト分岐まで来ると金姥、牛首、月山頂上へ向かう縦走路が見渡せる。金姥では、鶴岡市羽黒町の宿坊、小関坊にある青銅製の姥神像を運んで祀り、安産の神様として信仰されていたとのこと。

    月山牛首

    牛首に目を移すと月山の頂上が雲に隠れてしまっているが、山容が牛の形に似ているからこの名がついたのか?と疑問に思いながら歩みを進める。

    月山牛首
    月山牛首

    牛首手前には雪渓があり、足元に気をつけて登る。大きな雪渓ではスノーボードを楽しもうとしている人、スキーの練習に励む学生たちと月山の楽しみ方は様々だ。

    雨露に濡れた高山植物は美しく、月山が花の百名山であることに納得がいく。

    高山植物ハクサンボウフウ

    ハクサンボウフウ

    高山植物タテヤマウツボグサ

    タテヤマウツボグサ

    高山植物ウサギギク

    ウサギギク

    高山植物ハクサンフウロ

    ハクサンフウロ

    高山植物

    登山道には高山植物が咲き乱れる場所があり、しばし見惚れる。

    常緑小低木ガンコウラン

    花も美しいがツツジ科の常緑小低木ガンコウランの緑も美しい。

    月山

    月山頂上小屋

    頂上小屋に到着すると、そこがガスの中。奥には月山神社が鎮座する。

    月山は出羽三山の1つに数えられるが、霊の鎮まる“精霊の山”、人々の生業を司る「山の神」「田の神」「海の神」の宿る“神々の峰”、五穀豊穣、大漁満足、人民息災、万民快楽等々を祈願する聖地という歴史をもつ。

    月山神社
    月山神社

    出羽三山はそれぞれに特色をもった栄えがあり、羽黒山では現世利益を、月山で死後の体験を、湯殿山で新しい生命をいただいて生まれ変わるという霊山なのだ。先程紹介した金姥が安産の神様として信仰されていたのは、こういう歴史を知ると頷ける。

    千本桜

    月山千本桜

    月山神社を参拝し、ここを後にした僕たちは肘折温泉側へ少し下山し千本桜まで足を伸ばす。この下山箇所は賽ノ河原と呼ばれ、冥土の三途の河原だから、ここを通って頂上が彼岸(あの世)、下山した千本桜あたりが此岸(現世)ということなのだろう。

    月山賽ノ河原

    少し下ると雲が風に流され青空が綺麗だ。

    月山賽ノ河原

    ここ賽ノ河原からの景色は格別だ。多くの登山客は肘折温泉まで22キロという長い距離なので選択肢から外すのだろう。来た道を戻っていく人ばかりだ。だから誰もいない2人だけ。

    月山賽ノ河原

    少しずつ雲がなくなり、なだらかな山容が姿を現す。

    月山賽ノ河原

    そういえばどこかで同じような景色をみたことがある。それは屋久島の宮之浦岳で、高木が1つもなく、高山植物と大きな岩という景色が似ている。

    月山本沢の源流

    少し歩くと本沢の源流とぶつかる。荒々しい川の音がここでは心地良い。

    月山ニッコウキスゲ

    月山の中腹から頂上付近にかけてニッコウキスゲの群生が楽しめる。鮮やかなオレンジが美しい。

    月山千本桜

    そうこう歩いていると千本桜に到着する。地面に転がった「千本桜」という看板らしき物体以外に、ここが千本桜であることを示すものはない。

    眺望も何もないここ千本桜。なぜここが千本桜なのか?桜が千本あったとは思えない標高。そもそも千本桜を調べてみると、桜で有名な奈良県吉野山の花盛りを称える表現のようだ。

    それを発生に桜の木が沢山植えられている名所、花盛りの様を現す形容表現として千本桜が使われるようだ。もしかしたらこの場所は高山植物がある季節に咲き乱れるのかもしれない。

    もしくは賽ノ河原の手前だから花の催事が行われた場所という歴史をもつのか、定かではない。もし知っているひとがいたら教えていただきたい。

    このあとは来た道を戻って月山登山は終了した。

    道の駅にしかわ

    月山登山終わりに立ち寄ったのは道の駅西川。道の駅横には水沢温泉館があり、20時までお風呂に入ることができる。道の駅西川では、月山の野菜、クラフトビール、ワインなどが購入でき、土産物として楽しめる。

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