箱根外輪山の最高峰として知られる金時山。通常なら外輪山の中央部分は陥没してなだらかな山容を呈するのだが、金時山の場合は山頂付近に断層が走っているため、山頂は丸く盛り上がっている。そのため猪鼻岳ともいわれている。金太郎伝説が残る山だけに、子どもを連れたファミリー登山客の姿が多い。

    公時神社から金時山・乙女峠へ

    公時神社から金時山・乙女峠へ

    • 難易度:中級
    • 合計所要時間:3:20
    • 累積標高:811m
    • 距離:約5.9km
    • コースタイム:小田原駅-(バス37分)→仙石-(20分)→金時神社入口-(75分)→分岐-(20分)→金時山-(35分)→長尾山-(15分)→乙女峠-(35分)→乙女口-(バス22分)→御殿場駅

    小田原駅

    金太郎伝説と富士山の展望、山頂に建つ茶店が人気の金時山。決して楽に登れる山ではないが、平日でも登山者・ハイカーの姿が多い。いくつかコースがあるが、公時神社から登れば金時山をじっくりと味わえるだろう。

    仙石

    小田原駅から桃源台・湖尻行きバスに乗り仙石バス停で下車。信号を渡って国道138号を直進する。右側に歩道がある。紹介コースを逆に乙女峠から歩く場合は、仙石で御殿場行きのバスに乗り換えて7分の乙女峠で下車。仙石バス停から20分ほどで、ゴルフ練習場が見えてくる。ここの駐車場を抜けたところに公時神社がある。

    金時神社入口

    ここは平安時代の武将で金太郎のモデルになった坂田公時を祀った神社。本殿前には小さいながら土俵が造られ、マサカリが安置されている。登山の無事を祈願して登山道を進もう。階段状に整備された道が続く。5分ほどで、坂田公時の碑が現れる。その先にあるのが金太郎が蹴落した金時手鞠石。さらに登って林道を横切った先に公時神社奥の院がある。このあたりから登山道の勾配がきつくなり始める。

    しばらく登ると正面に縦に割れた大きな岩が見えてくる。金時宿り石と呼ばれ、あまりの寒さで割れてしまったという。この岩の下で金太郎が夜露をしのいだそうだ。金時宿り石の左側を大きく登って岩の上に出る。ここから少しばかり平坦に進み、ジグザグの急坂にかかる。高度が上がってくると展望が開けるようになり、公時神社分岐に着く。明神ヶ岳からの道が合流する地点だ。

    分岐

    公時神社分岐を左へ行く。それまでの急勾配はなくなり、左に大涌谷が見えてくる。岩の上を歩いてブナが茂る林を登れば、ようやく金時山山頂に出る。

    金時山

    金時山山頂は岩がゴロゴロと転がる男性的な景観。大きな山頂標識の左隣には秀麗な富士山の姿が見えている。晴天なら、富士山の右後ろに南アルプスの北岳や甲斐駒ヶ岳が俯瞰できる。大涌谷から富士山までの眺めを楽しみながらランチを楽しもう。山頂は意外に広く、休憩する場所には困らないはずだ。また、山頂には2軒の茶店が建ち、年中無休で営業しているので心強い。金太郎のマサカリを茶店で借りて山頂標識の前で記念撮影する人が後を絶たない。

    長尾山

    下山は山頂から西南に下る稜線を歩く。道がえぐれた箇所や溶岩が露出した部分もあるのでゆっくり下ること。足を取られそうな場所には短くロープが張られているのでそれを頼りにするといい。鞍部まで下り、ゆるやかに登り返せば長尾山山頂だ。山頂は広く平坦だが、ハコネザサに囲まれ展望はない。

    乙女峠・乙女口

    長尾山からは滑りやすい道を下って富士山の眺めの良い乙女山へ向かう。乙女峠には乙女茶屋が建ち、十字路になっている。進すると丸岳方面、左は国道138号に下る道。ここは右に降りる。降り始める前に富士山の展望をたっぷり楽しもう。すぐに樹林帯の中を下るようになる。ジグザグの道で展望には恵まれないが、30分で乙女峠バス停に着く。

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