乗鞍岳は剣ヶ峰を主峰とする山々の総称を指す。山頂部の権現池火口の外輪山に剣ヶ峰は最高峰として位置する。剣ヶ峰は本州を太平洋側と日本海側に分ける分水嶺としても知られており、分水介上の最高峰としても知られている。岐阜県内の一般的な登山ルートを体力度と登山道の技術難易度で評価した「岐阜県・山のグレーディング」では、霧雪期・天気良好時の登山ルート別難易度評価を公表しており、難易度を5段階評価中2として、畳平を登山口とした登山ルートにおいて、沢、崖、場所により雪渓などを通過することがあり、急な登下降があり、道がわかりにくいところがあるとされ、転んだ場合の転落・滑落事故につながる場所があるとしている。難易度を5段階評価中3として、平湯温泉スキー場、青屋と畳平の縦走を登山口とした登山ルートにおいて、ハシゴ・くさり場、また、場所により雪渓や渡渉箇所があり、ミスをすると転落・滑落などの事故になる場所があり、案内標識が不十分な箇所も含まれるとされている。
乗鞍岳は乗鞍23峰と呼ばれる山々が連なっている。多くの峰は登山規制が火山活動のために行われていて立ち入りが禁止されている。
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