関東の登山者に人気の高い大菩薩嶺。その南方に位置するのが小金沢山である。小金沢山へ続く稜線は非常に見晴らしが良く、富士山を始めとした山々を一望しながら歩くことが出来、標高差も少ないことから気軽な山歩きを楽しめる。山梨県大月市の最高標高地点ともなっている。周辺の名だたる山々に隠れがちであるが、スズタケによる道迷いに注意をすれば、ルート、眺望共に登山の魅力が詰まっており、初級者におすすめの山である。
山梨県を代表する山、大菩薩嶺の南方に伸びる小金沢連嶺に位置する山。また雁ヶ腹摺とは、渡り鳥のガンが山腹ギリギリで越えていくという意味がある。富士山の眺望に優れた山として、地元大月市が指定しているが、富士山のみならず、八ヶ岳や南アルプス、奥秩父の主峰である金峰山といった、名だたる山域とピークも一望できる好展望だ。また山の音数が日本で最も多い山としてもその名が知られている。本山頂でも十分魅力的だが、近隣の小金沢山との縦走を取れば、終始展望が楽しめる。
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