登山では必ずといっていいほどスマホを持ち歩く。多くはスマホでカメラ撮影を楽しむと思うが、高性能なカメラと比較すると出来上がった写真は見劣りしがちだ。しかしながらHUAWEI P40 Pro 5Gは一味違う。今回はそんなHUAWEI P40 Pro 5Gのカメラ機能をメインに紹介する。
商品概要
商品名 | HUAWEI P40 Pro 5G |
価格 | 108800円~(税込) |
重量 | 約209 g (バッテリー含む) |
サイズ | 約72.6 mm×約158.2 mm×約8.95 mm |
HUAWEI P40 Pro 5Gのカメラ性能
HUAWEI P40 Pro 5Gのカメラは外側から見ただけでも何やら凄そうであることが解る。カメラはドイツの高級カメラメーカー「ライカ」と提携しており、4つのレンズが搭載されている。これらのレンズはそれぞれに役割がある。
- 約5,000万画素 F1.9(広角)
- 約4000万画素 F1.8(超広角)
- 約1200万画素 F3.4(望遠)
- 深度測定用カメラ(ToF)
例えば上の写真は朝の4時、超広角で美濃戸の駐車場を撮影した。広角であることで駐車場の混雑具合がわかる。また多くの光を取り込んで暗い場所でもノイズの少ない写真の撮影が可能だ。
内蔵されているセンサーはスマートフォン用としては大きい1/1.28インチのイメージセンサーを採用。広い範囲を映せるだけでなく、シーンを選ばずクオリティの高い写真の撮影が可能だ。ちなみに以下の記事で紹介している写真は、全てHUAWEI P40 Pro 5Gで撮影をしている。
HUAWEI P40 Pro 5Gの撮影で背景をぼかす
HUAWEI P40 Pro 5Gにはアパーチャ、夜景、ポートレート、写真、ビデオ、プロ、その他とメニューが並ぶ。
「その他」メニューの中には更に多くの撮影メニューが並ぶが全てを紹介しきれないので、ここでは登山シーンで有効活用できるメニューに絞って紹介をする。
まずは「アパーチャ」。耳慣れない名称だが、要は絞りによって形作られる開口部の大きさのことをいい、F値というと馴染みのある人も多いかもしれない。F値が小さいほど背景がぼけ、HUAWEI P40 Pro 5GはF0.95~F16となっている。
F0.95なんていう数値はカメラレンズで見たことがない。富士フイルムから"開放F1.0"のAFレンズが世界初とニュースになったのは記憶に新しい。このレンズはちなみに18万円ほどの価格だ。
上の写真でF0.95とF16の差がよくわかると思う。下の写真がF0.95 だが、後ろの植木鉢がボケている。被写体の存在感が増すので山の中では高山植物を撮影すると面白い。
HUAWEI P40 Pro 5Gの望遠撮影
HUAWEI P40 Pro 5Gには1200万画素の光学望遠も楽しめる。
上から順に1倍、2倍、3倍、4倍と望遠にしているが、画像の粗さがさほど気にならない。
山の様子や青空の撮影、遠くにいる人物を撮影などに適しており、重いレンズを持ち歩かなくともクオリティのある写真を収めることができる。
プロというメニューを選ぶと、焦点位置、ISO、スピード、ホワイトバランスといった細かなメニューが並び、1つ1つ自分好みに設定することができる。カメラ初心者から上級者まで幅広いニーズに応えたカメラ機能を備えている。
ジンバルを使って動画撮影を試みる
昨今、Vlog撮影を楽しむ人も増えている。そこで今回DJIの新スマートフォンスタビライザー「DJI OM 4」とHUAWEI P40 Pro 5Gを組み合わせて、赤岳鉱泉で動画撮影を楽しんでみた。DJI OM 4については、以下の記事で使い方など詳細を紹介している。気になる人は見て欲しい。
今回の撮影はタイムラプス撮影とモーションラプスという撮影を試みてみた。いづれも曇り空で天候に優れない中の撮影だったが、面白い映像が撮影できた。
上がタイムラプスで、定点で時間の経過によるダイナミックな動画が撮影できるというもの。下がモーションラプスでカメラの動きが加わった動画が撮影できる。夜になった際の描画性能には驚く。
今回はHUAWEI P40 Pro 5Gのカメラ性能に焦点をあてて紹介した。機能はその他にも様々あるものの、登山時にカメラ撮影を楽しむという点においては、このスマホ一台でも充分楽しめる。