常念岳頂上

安曇野から見る常念山脈の中でも、ひときわ目立つ常念岳は、美しい三角錐の姿をしている。蝶ヶ岳からのコース、燕岳からのコース、どちらを選んでも槍、穂高を眺めながらの快適な稜線歩きを楽しむことができる。北アルプス初心者にも楽しめる常念岳の難易度別登山ルートと魅力を紹介する。日帰り登山、テント泊登山も楽しめるバリエーション豊かな常念岳登山を楽しもう!

常念岳の概要・気温について

常念岳は標高2,857mに位置し、気温は最も低い月で2月の-21度を記録する。最も気温が高い月は8月で最高気温は14.2度と過ごしやすい気候だ。山体すべてが長野県に属し、松本市と安曇野市にまたがる日本百名山だ。

山域飛騨山脈
都道府県長野県
標高2,857m
※横スクロールで表がスクロールできます。
123456789101112
最高気温-12.5-12-7.50.36.310.813.114.211.45.2-2.2-8.5
最低気温-19.8-21-16-10-3.91.86.57.43.5-6-10.6-15.9

常念岳の登山が人気の理由

常念岳は安曇野から全容を望め、端正な山容から登山者の憧れの的となっている。登山ルートは安曇野側と上高地側からのルートがあり、また常念山脈の稜線上に登山道が開設されていることからアクセスしやすい山だ。そんな常念岳の特徴について紹介する。

穂高連峰を筆頭とした雄大な景色

穂高連峰を筆頭とした雄大な景色

槍、穂高、3,000m級の険しい山々が連なる北アルプスの象徴的な景色が常念岳から楽しめる。森林限界を越える高山帯のためライチョウの生息地となっており、珍しい高山蝶も生息している。山頂からは東の前常念岳へと延びる尾根道への景色も美しい。

アクセスしやすい登山口と選べるコース

アクセスしやすい登山口と選べるコース

比較的コースとしては楽な安曇野側からの一ノ沢コース、蝶ヶ岳と常念岳を周回するコース、上高地側から縦走を楽しむコースなど自分の力量と楽しみたいスタイルでコースを選択することができる。登山口も上高地側の徳沢、横尾、安曇野側からの一ノ沢、三股と多くあり、北アルプス初めての登山として選ばれる候補の山としても人気が高い。

北アルプスに挑戦するのに丁度いい登山コース

北アルプスに挑戦するのに丁度いい登山コース

北アルプスに挑戦するのに燕岳とよく比較されるのが常念岳です。いづれも標高が2,800m前後で、燕岳は「合戦尾根」、常念岳は「胸突き八丁」とそれぞれ急登があり登りがいもあります。もしもあなたが常念岳に挑戦しようと考えているのならば、日帰り登山ではなく1泊2日の計画がおすすめです。

登り片道の難易度比較

※横スクロールで表がスクロールできます。
常念岳燕岳
コース一ノ沢から中房温泉から
累積標高(登り)約1,250m約1,401m
コースタイム4時間40分4時間35分
総距離約5.9km約5.0km

常念岳の難易度別おすすめ登山コース

北アルプス初心者に人気の常念岳ですが、蝶ヶ岳や大天井岳間の稜線を楽しむ縦走登山もおすすめです。以下では一ノ沢登山口からのピストン登山、三股登山口から蝶ヶ岳を経由する周回コースを紹介します。

ーノ沢から常念岳への登山・初心者におすすめ!

①冷沢小屋→②一の沢 登山口→③王滝ベンチ→④胸突八丁→⑤赤岳天望荘→⑥常念小屋→⑦常念岳

必要日数日帰り登山、1泊2日登山
片道コースタイム※10時間20分
距離約13.8km
累積標高約1,647m
難易度★★☆☆☆
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定

登山道はヒエ平から林の中のゆるやかな登りで始まる。胸突八丁までは見通しの悪い樹林帯の中だ。途中、小さな沢をいくつか越えて行く。

ベンチもあってのんびりと歩ける道だ。ゆるやかな登りが終わって急登が始まると、ここが胸突八丁である。しかしこの急登も長くはなく、いったん沢から離れていた道が再び沢に近づくようになると、最後の水場に出る。ここは広々とした河原で、登山者たちの格好の休憩場所となっている。

ここからがいよいよ最後の登りである。急登が続くが、適当な間隔でベンチが3箇所設けられており、休憩をとりながら登ることができる。道がゆるやかになって少し行けば、常念乗越である。石の多い開けたところで、常念小屋は乗越の西側の樹林帯の中に建っている。

常念岳へは小さな岩を敷き詰めたような道を、浮き石に注意して登る。前常念岳への道を左に見てしばらくすると稜線に出る。稜線通しに行き、ひと登りすれば祠のある常念岳頂上だ。ここからは槍、穂高の展望が素晴らしい。

三股から蝶ヶ岳を経由する周回登山

①三股 第1駐車場→②ゴジラみたいな木→③蝶沢→④蝶ヶ岳→⑤常念岳→⑥前常念岳

必要日数日帰り登山、1泊2日登山
片道コースタイム※14時間25分
距離約15.9km
累積標高約2,116m
難易度★★★☆☆
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定

三股から蝶ヶ岳は蝶ヶ岳新道を利用し約6時間ほどの登山となる。蝶ヶ岳ヒュッテから瞑想の丘を過ぎ常念岳へ向かう。途中、右手に北アルプスでも珍しい二重山稜が見える。道は登りらしい登りもなく、左に槍、穂高を眺めながらの稜線歩きが続く。

横尾への分岐を過ぎ、蝶槍を過ぎて少し行くと道は一気に樹林帯の中を下る。急なので足元に気を付けたい。下りきってしばらく登った2592mピーク周辺は、ニッコウキスゲのお花畑だ。ここから道はまた樹林帯の中をしばらく行くが、小さなピークを越えると樹林帯を抜けて、岩屑を踏みながら2512mピークへ登る。ここから見る常念岳は大きく威圧的な姿である。ピークからいったん下って、まもなく常念岳への登りになる。

小さな岩を敷き詰めたような道を浮き石に気を付けながら歩き、3つのニセピークを越えると、山頂まではもうひとがんばりだ。道がだんだんと急になり、ジグザグに登れば常念岳の山頂に着く。

大きな岩が重なりあった山頂には祠があり、槍、穂高連峰をはじめ、北アルプスの山々が見渡せる。振り返れば八ヶ岳と南アルプスの間に富士山が遠く見える。常念小屋へは祠の裏から岩の間を抜けて稜線通しに下る。2箇所、途中で前常念岳への分岐を分けてゴロゴロした岩の道を40分ほどで小屋に着く。

常念岳からは前常念岳を通って三股へ下山する。登山道はあまり整備されていないので注意が必要だ。

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