石川県は一般的に加賀と能登の二手に分かれており、その加賀エリアの中でも金沢より南のエリア、加賀市、小松市、能美市、川北町、白山市、野々市市、の 6 市町を 『 加賀の國 』 と呼んでいます。 そんな 『 加賀の國 』 の紅葉スポット7選を紹介します。
那谷寺(小松市)
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で1つ星の認定を受けた南加賀を代表する美しい寺院です。境内では国の指定名勝で山水画のような「奇岩遊仙境」をはじめ、数多くの重要文化財を見ることができます。散策をしながら「楓月橋」を渡り展望台に登ると紅葉で鮮やかに彩られた雄大な自然を一望することができます。
鶴仙渓(加賀市)
山中の温泉街に沿って流れる大聖寺川の渓谷で、その美しさは北陸随一と言われます。約1.3kmの渓谷沿いの区間は遊歩道が整備され、川を眺めながらゆっくり歩くことができます。総ひのき造りの風情あるこおろぎ橋や、S字型の斬新なデザインのあやとりはしなどの人気観光地も、紅葉深まる秋にはより一層美しい姿を楽しめます。
まつさき(能美市)
江戸時代に創業された、歴史ある温泉旅館。源泉露天風呂や地場の食材を使用した会席料理が評判です。小説「海の鳴る時」の舞台にもなった、明治の文豪、泉鏡花ゆかりの宿とも知られています。風情ある庭園を備え、渡り廊下から四季折々の表情を楽しめることでも知られており、秋の紅葉は格別の美しさです。
樹木公園(白山市)
石川県林業試験場内にある公園で、広大な敷地には県内を代表する様々な樹木が植えられています。中でもおよそ130種・900本もある桜は見ごたえ充分。また、園内には林業展示館や日本庭園、芝生広場などがあり、紅葉や森林浴など、四季折々の楽しみ方ができる憩いの場としても広く親しまれています。
荒俣峡(小松市)
「加能八景」の一つにも数えられる景勝地。蛇行した大杉谷川の流れと、河畔に点在する奇岩や連なる樹々など、渓谷が生み出した自然美に触れることができます。400mほどの遊歩道も整備され紅葉の季節は散策する人で賑わいます。澄んだ水面に鮮やかん紅葉が反射し、渓谷美を演出します。
別当出合吊り橋(白山市)
室堂や白山の主峰・御前峰への登山口。別当谷に架けられていた吊り橋が、平成16年に土石流によって流出したため、新しく建設されました。以前のものよりも高い位置に架けられており、秋には紅葉で彩られた山肌に向かいながら渡ることができます。
手取峡谷(白山市)
手取川の流れが作り上げた美しい峡谷です。黄門橋から対山橋までの約8kmに渡って、約20~30mの高さの断崖絶壁が続きます。黄門橋や不老橋からの眺めがとくに美しいと評判です。両岸に色づく紅葉と澄んだ川の流れの競演に毎年多くの人が訪れる紅葉の名所です。