パタゴニアから出ているバックパック「アセンジョニスト45」をクライミング用として使っています。まだまだ僕の中で、このバックパックは綺麗なほうなんですが、クライミングをしていると、カムといったガチャモノを入れたり出したりを繰り返すんです。そうすると生地がへたって破けてきてしまうんです。
軽量化を図るために生地は薄いものを使っているので、破ける事は容認済みで使ってます。僕の知り合いのアルパインクライマーの人は「バックパックは1年で駄目になる」って言ってましたね。
このバックパックが凄くいいのは軽さもあるんですが、一番はバックパックを閉める雨蓋部分の作りです。
考えられたアセンジョニストの作り
オールシーズン、クライミングにはいくので、冬場グローブをしたままバックパックをしめれること。また、これが早く行えるのがいいんです。普通バックパックってバックルを1個なり、2個なり外して中のものを取り出したり、入れたりするのが一般的ですが、これは1つのストラップで簡単にザッと空けて出し入れが素早くできるんです。そこが凄く気に入ってます。
壁の近くまでいって、バックパックを降ろして、カムを取り出してハーネスに付けてというシーン以外に、例えばマルチピッチで登るときや、冬のバリエーションでは、これを背負って登るので、そういうときに壁についたままアイスでビレイなんかしていると、風が吹いていて寒いんですね。そんな環境だとバックパックから必要なものを取り出すってすごく面倒なんです。でもこれだったら出す気持ちになれるんです。
アセンジョニストのシンプルさ+操作性
グローブしながらも操作性が抜群で、クライミングをしていると手がよれよれでボロボロになっていても、面倒くさがり屋の僕でもあける気になれるっていうのが大きいです。(笑)
あと僕にとって余計なものがついていないのもいいところです。45リッターはダウンやビバーグ用の荷物、それとカムを入れるとパンパンになって、少し小さいぐらいなんですが、スポーツクライミングといったカムを入れないと少し大きいぐらい、というサイズ感ですが、マルチに活用できて助かってます。
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