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シュラフ
2020.11.25
【レビュー】シートゥーサミットの冬用シュラフ『スパーク SP 4』

【レビュー】シートゥーサミットの冬用シュラフ『スパーク SP 4』

シートゥーサミットのシュラフ、スパークは SP 0から4まで展開があります。今回紹介するシュラフはスパーク SP4で、冬山用のテント泊を想定したシュラフです。

シートゥーサミット シュラフ SP2 SP4

おすすめポイント

  • 保温性を高めた特徴ある作り
  • 850フィルパワーの撥水ダウンを採用
  • 結露にも安心な作り
  • ジッパーからのヒートロスを抑えたドラフトチューブ
  • ボックスバッフル構造でコールドスポットが排除されたつくり

商品概要

ブランドシートゥーサミット
商品名スパークSp4
商品説明氷点下の寒さに対応するモデル。荷物を少しでも削りたいウィンターミッションに最適です。全体をボックスバッフル構造にしてより多くのダウンを封入、コールドスポットを排除しました。
価格¥62,590 (税込)
重量880g(レギュラー)
中綿850+フィルパワー ウルトラドライプレミアムグースダウン
温度域コンフォート温度=-8度(摂氏)
リミット温度=-15度(摂氏)
エクストリーム温度=-36度(摂氏)

管理人の評価レビュー

総合評価★★★★★
快適性★★★★★
軽量性★★★★★
重量対の保温力★★★★★
コストパフォーマンス★★★★★

シートゥーサミットのスパークシリーズの違い

まずはシートゥーサミットのスパークシリーズについてどのような違いがあるのか以下の表で違いをまとめてみました。

※横スクロールで表がスクロールできます。
アイテムSP0SP1SP2SP3SP4
イメージ
重量(レギュラー)225g350g505g665g880g
ダウン重量100g180g300g430g620g
ダウン外重量125g170g205g235g260g
コンフォート温度域14°-2°-8°
リミット温度域10°-2°-8°-15°
エクストリーム温度域-9°-18°-26°-36°
構造ステッチステッチ胴から上
ボックス
ボックスボックス
価格(税込)¥25,300¥32,890¥40,590¥49,390¥62,590

スパークシリーズの一覧からも分かる通り、いずれのシュラフも重量が1 kg 以上なく軽量性に優れたシュラフであることがわかります。

シートゥーサミット シュラフ

注目すべき点はシュラフの構造で SP 0と1はステッチといわれるシュラフ構造で、SP 2は体幹を温めるため胴から上はボックス構造となっています。

シートゥーサミット 寝袋

SP 3と4についてはいずれも全体がボックス構造となっており、コールドスポットが取り除かれています。

シートゥーサミット シュラフの厚み
上からSP4、SP2、SP1

全てのシュラフの中綿には850+フィルパワーのプレミアムグースダウンを使用しており撥水トリートメントが施されているので大気中の水蒸気からダウンを守り、結露によって濡れても保温力が落ちづらい仕様となっています。

スパーク SP 4の特徴

スパークシリーズの中でもエクスペディション用として活躍するシュラフとなっています。

厳冬期の登山におけるテント泊にも活用できる保温力が魅力で、エクストリーム温度域で-36°コンフォート温度で-8度というスペックとなっています。温度域に関する記事は以下で確認してもらえます。これを理解しないと非常に危険なので、是非チェックしてください。

シートゥーサミット シュラフ パッキング
左からSP4、SP2、ナルゲンボトル1L

このスペックで1 kg を切るというのがまさに驚きで、880gという重量で厳冬期のテント泊において安心して就寝できるのは素晴らしいスペックだと感じています。

シートゥーサミット ボックスバッフル構造

ボックスバッフル構造であること、またジッパーからのヒートロスを抑えるためのドラフトチューブ、フード部分にもドラフトカラーが施されており、外からは冷たい空気の侵入を抑え、中からは暖かな空気が外に出ないような設計となっています。

シートゥーサミット ドラフトカラー シュラフ
左SP2、右SP4

胴から上は縦型のバッフルを配置しているためダウンの移動が少なく、安定した保温で穏やかな就寝が可能となっています。

スパークシリーズの使い分け

シートゥーサミット SP4

このようにスパーク SP 4については厳冬期登山におけるシュラフとして活用しており、SP 1については3シーズンにおけるテント泊のシュラフとして活用しています。

シートゥーサミット シュラフ 嵩

例えば SP 3を活用するのならば、保温力のあるダウンジャケットとダウンパンツを併用しつつ、マミーライナーやシュラフカバーなども取り入れることで、冬山におけるテント泊を過ごすことができると思っています。

シートゥーサミット SP4

SP 2については、少し寒がりな体質の方においての3シーズンシュラフとして最適だと思います。SP 1との重量差は155gですがSP2は胴から上がボックス構造なので、コールドスポットが排除された分、暖かさに違いを感じることができます。

シートゥーサミット シュラフ大きさ

全てのシュラフを揃える必要はないと思いますが、自分が暑がりなのか寒がりなのかという点と、寒い時期における登山をどのように考えるかという点、また併用できるアイテムにどのようなものがあるのか、という3種類の視点で考えてシュラフを選ぶと良いと思います。

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