固形燃料は装備の軽量化、持ち歩く燃料の計画のしやすさ、山ごはんを作る際の燃焼時間でレシピの単純化が魅力です。この固形燃料を使う際におすすめの五徳はエスビットのポケットストーブとチタニウムストーブです。どちらもそれぞれに異なった大きな特徴があります。今回紹介するのはポケットストーブです。
おすすめポイント
- ポケットストーブは3つのサイズ展開
- ポケットストーブ・ミディアムのみWSという表記がありますが、ウインドシールドが付属されている
- 小さいクッカーや大きな鍋など様々なクッカーで山ごはんを楽しむ人にとってはミディアムサイズがお勧め
- ポケットストーブのサイズ違いで中にしまうことができる固形燃料の数も変わる
- ポケットストーブとクッカーを取り出しやすいザックのポケットに収納しておけば、すぐに温かい飲み物を楽しめる
商品概要
ブランド | エスビット |
商品名 | ポケットストーブ・ミディアムWS |
商品説明 | 従来のポケットストーブとポケットストーブ ラージの中間サイズです。ウインドシールドが付属し、固形燃料27gが2タブレット付属します。 |
価格 | ¥2,200(税込) |
重量 | 107g |
収納サイズ | 115×86×23mm |
管理人の評価・レビュー
総合評価 | ★★★★★ |
汎用性 | ★★★★☆ |
軽量性 | ★★★☆☆ |
コンパクト性 | ★★★★☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
ポケットストーブの種類
ポケットストーブは3つのサイズ展開があります。ポケットストーブのスタンダードサイズとポケットストーブ・ミディアムとポケットストーブ・ラージという3種類です。
従来サイズのポケットストーブは85gという重量で最もコンパクトな設計です。ポケットストーブ・ミディアムWSは2020年の秋に発売された新製品で重量は107gとなっています。最もサイズの大きいポケットストーブ・ラージは重量174gで大きな鍋を置いても安定するという魅力があります。
ポケットストーブ3種類の比較表
※横スクロールで表がスクロールできます。商品名 | ポケットストーブ・スタンダード | ポケットストーブ・ミディアムWS | ポケットストーブ・ラージ |
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イメージ | |||
収納サイズ | 98×77×23mm | 115×86×23mm | 132×96×39mm |
重量 | 85g | 107g | 174g |
価格(税込) | ¥1,870 | ¥2,200 | ¥3,080 |
商品名にもあるようにポケットストーブ・ミディアムのみWSという表記がありますが、ウインドシールドが付属されています。いわゆる風防でポケットストーブの側面に取り付けることができるようになっています。
大きなクッカーを活用する場合にはラージサイズのポケットストーブが安定するでしょう。小さなクッカーであればスタンダードサイズのポケットストーブが軽量化を図れて良いと思います。小さいクッカーや大きな鍋など様々なクッカーで山ごはんを楽しむ人にとってはミディアムサイズをお勧めします。
ポケットストーブで固形燃料を収納
ポケットストーブは五徳が固形燃料をしまうケースにもなる特徴を備えています。ポケットストーブにしまうことができる固形燃料は高さが約1.5cm以内となります。
エスビット27g、エスビットミリタリーはどちらも固形燃料1つで500ミリリットルほどのお湯を沸かすことができるサイズです。これらの固形燃料は高さが1.5cm以内なので、どちらもポケットストーブに綺麗にしまうことができます。
※横スクロールで表がスクロールできます。アイテム | スタンダード | 5g×16 | ミリタリー | ミリタリー 12タブレット | 27g×8 |
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イメージ | |||||
サイズ | 4g | 5g | 14g | 14g | 27g |
価格(税込) | ¥660 | ¥660 | ¥660 | ¥1,430 | ¥1,760 |
燃焼時間 | 約5分 | 約6分 | 約12分 | 約12分 | 約12分 |
出力 | 28kcal | 35kcal | 98kcal | 98kcal | 189kcal |
サイズの違いでポケットストーブの中にしまうことができる固形燃料の数も変わってきます。以下の写真はミディアムサイズのポケットストーブを例にした固形燃料の収納イメージですが、固形燃料ミリタリーであればブリスターパックがされている状態で6個。ブリスターパックから出してしまえば9個。高バリアホイル包装がされた状態の固形燃料27gで2個。収納することができます。
固形燃料を入れた隙間にライターを入れておけるので、実際に使用する時に固形燃料やライトを探す必要がないのもポケットストーブならではです。
ポケットストーブの特徴
ポケットストーブをひっくり返すと底には六つのスリットがつけられており空気を取り入れて燃焼させる仕組みが備わっています。
左右に立ち上げて五徳の役目を果たすのですがクッカーの側面の大きさに合わせて2段階調整できるようになっています。丸型の小さなクッカーを使用する時には斜めに立てることで安定させることができます。
大きな鍋を使用する場合やメスティンなどで炊飯をする時には五徳を垂直に立てると安定します。
ポケットストーブとクッカーを取り出しやすいザックのポケットに収納しておけば、すぐに温かい飲み物を楽しめます。せっかく山に出かけたのだから美味しいコーヒーや温かい飲み物を気軽に楽しみたいと考えている人に特におすすめしたいアイテムです。
エスビットとは
エスビットは"Erich Schumms Brennstoff in Tablettenform" (錠剤の形をした、エーリヒ・シュムの燃料)の頭文字で、普通名称化した固形燃料をさしています。エーリヒ・シュムは人の名前で、この人がドイツで発明しました。
エスビットは1936年に設立した会社で、発明した自分の名を使ってシュム社と名付け、“エスビット”をそのままブランド名として固形燃料とその周辺製品を製造販売し、今に至ります。