紹介するレインウェアはRabファントム プルオンという、たった90gのプルオーバー型のレインウェアです。トレイルランニングから登山まで幅広く活用できる、その素晴らしい機能性と特徴を紹介します。
おすすめポイント
- 様々なアクティビティで活用することを考えると親水性の特徴を持つパーテックスシールドが安心
- 細かな孔がメンブレンにないので極限にまで薄く仕上げることができ、これによって90gという軽量化が実現
- 生地にストレッチ性があり、ハードなアクティビティでも動きを妨げない
- プルオーバー型でジッパーは胸元まで下げることができるので、温度調整がしやすい
- ツバにワイヤーを入れて張りと形状を持たせることで雨の侵入を防いでいる
- 裁断は立体パターンで体に沿うように作られているので風に当たってもバタつかない
- 付属のスタッフに収納するとマグカップほどの大きさで非常にコンパクトになる
商品概要
ブランド | Rab |
商品名 | ファントム プルオン |
商品説明 | PERTEX素材を使用したオールランドに活躍できるランナー向け超軽量シェル |
価格 | ¥24,000(税込) |
重量 | 90g |
生地 | Pertex Shield 2.5レイヤー |
管理人の評価・レビュー
総合評価 | ★★★★★ |
快適性 | ★★★★★ |
軽量性 | ★★★★★ |
コンパクト性 | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
採用している生地
Rabファントム プルオンが採用している生地はパーテックスシールドです。パーテックスシールドはポリウレタンの親水性無孔メンブレンで、パーテックスシールドプロが疎水性多孔メンブレンで、これとは異なった性質を持ちます。
種類 | コーティング | タイプ |
パーテックスシールド | 親水性-水を吸着 | 無孔-極限まで薄く仕上げ |
パーテックスシールド プロ | 疎水性-水を弾く | 多孔-内外の湿度の差で透湿 |
疎水性が水をはじく特徴があるのに比べて、親水性は水を吸着させ蒸発させる特徴があります。だからレインウェア内に溜まった湿気や汗を吸着させレインウェアの外側から蒸発させるプロセスで体をドライに保ちます。
多孔性のパーテックスシールドプロの場合は、レインウェア内部の湿度と、外気湿度に差がないと透湿が行われない為、外気の状態によってはレインウェア内が汗で濡れた状態が続くことが懸念されるので、様々なアクティビティで活用することを考えると親水性の特徴を持つパーテックスシールドが安心です。
またパーテックスシールドは無孔といって細かな孔がメンブレンにないので極限にまで薄く仕上げることができます。これによって90gという軽量化が実現できており、しなやかでコンパクトに持ち歩くことができます。
着心地の良さ
パーテックスシールドのさらに素晴らしい点は、生地にストレッチ性があるというところです。これによってハードなアクティビティでも動きを妨げず、雨の中走ったり岩場を登ったりするようなシーンでもストレスフリーなのです。
この着心地の良さからウインドブレーカー代わりにも活用できるので、レインウェア兼ウインドブレーカーとして持ち歩き、軽量化を行えます。
プルオーバー型でジッパーは胸元まで下げることができるので、温度調整がしやすいのです。小雨程度で、走っている最中に涼しい風をレインウェア内に取り込みたいときなどは大変重宝します。
雨をしっかり凌ぐ特徴
潔い作りにも関わらずしっかりと雨を凌ぐ特徴が備えられています。
雨がレインウェア内に入ってくる要素として考えられるのは3点で、フード、手首、裾だと思います。
フード周りにおいては、雨が顔に当たって汗と一緒に滴り落ちることで内部に侵入することが一番多いように思います。だから上から降ってきた雨が顔面に当たらないようなフードの作りが望ましいのですが、Rabはツバにワイヤーを入れて張りと形状を持たせることで雨の侵入を防いでいます。
手首においては手の甲側を、裾においては背中側を長く作り、手を上げてもしゃがんでも、横殴りの強い雨でも雨の侵入を軽減します。
動きやすい特徴
裁断は立体パターンで体に沿うように作られているので、風に当たってもバタつかずに行動ができます。これはトレイルランニング時にウインドブレーカーとして活用する時に行動しやすいです。
胸のロゴと手首に反射ロゴが施されており、夜行動する時に相手に視認されやすいのも、夜中にテント場から移動するときなどに有効的だと考えています。
付属のスタッフに収納するとマグカップほどの大きさで非常にコンパクトになるのでトレイルランニング用のザックであれば前面のポケットに、登山用ザックであればヒップベルトのポケットなどに入れておけ、すぐに取り出すことができます。
普段からも折りたたみ傘兼ウィンドブレーカー的な位置づけで、かばんに入れておくアイテムにしています。