上高地公園線開通式が2021年4月17日、早朝から釜トンネル入り口にて執り行われました。トンネル入り口には2台のバスが並び珍しい光景だったようです。
そして4月27日には上高地開山祭が河童橋畔にて地元関係者によって安全祈願色として執り行われます。
コロナの影響下でゴールデンウィークも行動しづらい環境下ではありますが、4月末から5月にかけての上高地での楽しみ方を紹介したいと思います。
気温について
上高地は4月19日7時現在の天気で晴れ。気温はマイナス2度から最高で11°と言う都心では考えられないような寒さです。
しかしながら日差しはどんどん強くなってくる時期でゴールデンウィークに入ると日向では帽子がないと暑さと紫外線で辛く感じるようになります。
衣服は寒暖の差が朝晩と昼とで高いため、脱ぎ着しやすい登山服が理想的です。
雪解けについて
上高地のバス停から徐々に標高を上げてトレッキングをしていると雪景色を間近に見ることができるでしょう。
遊歩道の雪は7割方は溶けてくるのが過去の事例から見る状況です。
田代橋から河童橋間の遊歩道は問題なく歩けるでしょうが大正池から田代橋、また河童橋から明神右岸の遊歩道などは雪解けの程度によって通行止めの場合があるため事前に確認が必要です。
除雪なども行き届いている場所と日陰などで雪が残っている場所などがあるため歩行には十分に気をつけましょう。
雪が覆われている木道の場合、問題なく歩けると思ったら下が空洞で落ちてしまうという危険があります。道がはっきりわかるようになるまでは通行止めが解除されないというのが通年の模様です。
また暖かくなるにつれて雪解けが進む、もしくは雨などで雪が溶ける為、登山道は水に浸かって歩く際に防水の登山靴でないと濡れてしまいます。登山目的ではなく上高地のハイキング程度で考えられている方もこの点には気をつけましょう。
服装について
行動中は寒暖差の激しい季節ですのでレイヤリングがしやすい行動着がおすすめです。例えば長袖のロングスリーブにウインドブレーカーといったでイヤリングであれば暑くなった際にウィンドブレーカーを脱ぎ着することができます。
行動が止まると途端に寒くなりますのでダウンウェアやニット帽、手袋などの持参は忘れないようにしましょう。
日中は日差しが強くなるためつばの長いハット屋、サングラスを活用して日焼け対策を万全にすることも重要です。
上高地は非常に天候が変わりやすいエリアですのでレインウェアも忘れずに持参しましょう。
見どころ
なんといっても雪化粧の穂高連峰はとても美しいです。春先には木々の芽吹きもまだ盛んではなく景色の見通しも良いため上高地から見る雄大な山の景色はこの時期だからこその見所でしょう。
植物は寒さの影響もあり5月から活動始めたばかりという時期です。ふきのとうの芽吹きや地面に映える美しい高山植物などは楽しみの一つとなるでしょう。決して採取はしないように。
上高地のお店のオープン状況
上高地公園線開通式を皮切りに上高地の宿泊施設レストラン喫茶店などがオープンし始めます。
しかしながらコロナの影響もあり一部営業時間が変わっているお店、禁止となっているサービスなどがあるため、いつもよりも事前の計画と確認が重要です。