日光白根山登山

日光白根山の登山口は、栃木県側に湯元温泉と金精峠、群馬県側に丸沼スキー場と菅沼があり、コースも多い。丸沼高原スキー場のロープウェイが運行されるようになってからは、ロープウェイ利用の登山者が増え、また2001年には新道も整備された。どのコースもそれぞれ趣のある登山が楽しめるが、五色沼と弥陀ヶ池をセットにする周遊登山がおすすめだ。金精峠と菅沼登山口はバスの便はなく、タクシーを呼ぶにも不便なので、マイカー利用が無難。今回はそんな日光白根山の登山コースを難易度別に紹介する。

日光白根山の概要・気温について

標高2577.6mで関東以北の最高峰。栃木、群馬県境でドーム状の山容を見せる。気温は最も低い月で1月の度を記録する。最も気温が高い月は7月で最高気温は度と過ごしやすい気候だ。

山域日光火山群の北西端にある活火山
都道府県栃木県、群馬県
標高2,577.6m

※横スクロールで表がスクロールできます。

123456789101112
最高気温-10.2-10.1-6.31.58.512.41616.710.84.90.2-5.8
最低気温-17.6-19-14-8.5-3.51.86.47.33.6-4.4-8.8-14

日光白根山の難易度別おすすめ登山コース

日光白根山は麓からその全容間近すること難しい、周辺の山々に登る、ひときわ高く豪快峰を持たげているのが望める。

美しい色沼を俯瞰する湯元から日光白根山周遊

①日光湯元ビジターセンター→②外山→③前白根山→④五色沼避難小屋→⑤日光白根山→⑥弥陀ヶ池→⑦五色山→⑧国境平分岐

必要日数日帰り登山
総コースタイム※7時間50分
距離約12.2km
累積標高約1,551m
難易度★★★☆☆
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定

湯元温泉からのこのコース、日光白根山と対峙しながら登り美しい色沼を俯瞰、弥陀池の風情を楽しむという豪華な山路である。

湯元温泉のバスターミナル標高1,485mからスキー場向かいゲレンデを登っ行くどん詰まり色沢と白根沢の出合。標識見て左手の白根沢に沿う。堰堤のある所で白根沢を伝う旧道見送り左手の尾根道へ上がるスキーリフトのトップ過ぎからは登り一方のな道が続く。ここは倒れた大木ガレ部分が多くとても歩きにくい。ここを下りに使う場合、落石に注意し歩きたいものだ。やがてシャクナゲ多くなり外山鞍部着く。右へカーブしてシャクナゲの多いゆるやか道行きし登ると白根沢から道を合わせダケカンバに囲まれた天狗平にさらに登る広い尾根道なり日光白根山現す。ひとしたくなるが前日光白根山まで歩を進めよう。白根が眼下五色を横たえ屹立して一幅の絵になる光景である。前日光白根山からは五色沼避難小屋へ向かう。ガレ場を下り、五色沼への分岐を見送り、ゆるい稜線から右手へ下ると遊難小屋の脇に出る。小屋は20名ほどが泊まれる。ここから日光白根山まで苦しい登りが続く。ダケカンバの枯木の目立つ急斜面を汗すると、山頂の一角にたどり着き、奥白根神社を祀る峰の先に最高所の岩峰がある。

奥白根神社

「日光白根山の頂上からは360度の大展望。日光連山を間近に燧ヶ岳、至仏山皇海山武尊山、赤城山などの名山が一望される。

下山は北側の弥陀ヶ池へ向かう。ガレ場が続くので、スリップと落石には注意しながら下る。座禅山の分岐では右手の弥陀ヶ池へ下る。池畔でひと息を入れたら、五色沼方面へ向かい、少し登った所から左手の五色山のコースへ取り付く。イワカガミの多い台地状の道から下って登り返すと五色沼への分岐。右斜面に電気柵が張ってあり、その中シラネアオイが保護されている。花期は6月中旬。

その先はゆるやかな稜線。見晴らしを楽しみながら行くと五色山へ着く。ここで日光白根山と五色沼の最後の展望を楽しみ、後は金精山方面へ下る。シャクナゲ道をどんどん下ると国境平と呼ばれる平坦地。ここで右手の中ツ曽根尾根へ向かう。少し登ると、後は湯元温泉まで下り一方の道。ここは秋の紅葉の美しい所だが、湯場見平一帯の道は背丈ほどのササに覆われて、足元が隠れている場所もあるので注意したい。ひとしきり急斜面を下りきるとゆるやかな林間道になり、沢音が聞こえるようになると浄水場脇の車道へ飛び出て、湯元の温泉街へ向かう。

男体山の眺めが雄大!金精峠から日光白根山

①金精トンネル駐車場→②金精山→③国境平分岐→④五色山→⑤弥陀ヶ池→⑥日光白根山

必要日数日帰り登山
総コースタイム※6時間50分
距離約9.9km
累積標高約1,460m
難易度★★☆☆☆
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定

金精山は2001年6月、山頂付近で登山道に亀裂が入るという地層変化が生じ、地元では登山注意を呼びかけている。降雨時は十分注意したい。また山頂直下の金精寄りでは足場がかなり悪くなっているので、慎重に通過したい。登山口の金精トンネルまでバスの便がない。タクシーならば日光側は中禅寺湖で、片品村側は鎌田からの利用になる。金精トンネルの日光側の駐車場(標高1843m)から金精峠をめざす。すぐに急坂になり、木の階段が続く。初夏はツツジの花が楽しめる所である。30分ほど頑張ると金精峠へ着く。峠には金精神社が建ち、男体山の眺めが雄大である。

金精神社の脇から金精山へ向かう。シャクナゲの多い尾根道を登り斜面をトラバースして、足場の悪い急坂をロープを頼って登ると金精山の頂上はまもない。しかし登山道のあちらこちらで亀裂が入っているので、ここはさっさと五色山へ向かう。急坂を下り、少し登ると国境平で、中ツ曽根コースの分岐。ここから五色山までひと汗かかされる登りだが、展望がどんどん開けて、シャクナゲが多くなる。

初心者におすすめの菅沼から日光白根山

①金精トンネル駐車場→②弥陀ヶ池→③日光白根山→④五色沼避難小屋

必要日数日帰り登山
総コースタイム※7時間10分
距離約10.2km
累積標高約1,053m
難易度★★★☆☆
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定

菅沼コースは3時間あまりで日光白根山の頂上へ立てるので人気が高い。菅沼登山口(標高1735m)から広くゆるやかな道を行き、二俣を右へ進む。すぐに勾配のきつい道になり、ジグザグに登る。周囲はシラビソの原生林。林間から温泉ヶ岳を見たりして、やや平坦な道から、さらに急坂を登る。座禅山の東裾を巻くと弥陀ヶ池に着く。前方には日光白根山が高くそびえ、登高意欲を駆り立てる。

弥陀ヶ池の西側斜面は花畑だが、鹿の食害を避けるために電気柵で囲まれている。6月中旬にはシラネアオイの花が見られる。日光白根山の標識に導かれて右手の座禅山の鞍部まで登り、左の日光白根山へ急坂を詰める。急登が続いて苦しいが、ガレ場を越え岩角につかまりながら登ると、頂上の一角へ着く。日光白根山は意外と岩峰が多く、日光白根山の標識のある岩峰へ立つと、日光連山はもちろん、燧ヶ岳と至仏山、武尊山など飽きない展望である。

五色沼

頂上から五色沼へ向かう。奥白根神社を祀る峰から左手の砂礫の道を下って行く。ダケカンバの枯木の多い斜面で、ジグザグに下ると避難小屋の前へ着く。

避難小屋からは五色沼へ下る。沼畔はイワカガミが多い。沼で憩った後は弥陀ヶ池へ向かう。県境の鞍部まで登り返しだが、それも少しで弥陀ヶ池へ戻れる。

ロープウェイで楽できる!丸沼高原から日光白根山周遊

①日光白根山ロープウェイ山頂駅→②七色平避難小屋→③日光白根山

必要日数日帰り登山
総コースタイム※4時間5分
距離約6.4km
累積標高約749m
難易度★★☆☆☆
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定

丸沼高原スキー場からのこのコースは、ロープウェイで一気に標高2000mまで運んでくれるので、ほかのコースよりも短時間で日光白根山の頂上へ立てる。また2001年にコースも整備されたので、登山者の利用も多くなった。

ロープウェイ山頂駅 日光白根山

ロープウェイ山頂駅(標高2000m)へ降りると、日光白根山が威風堂々と屹立している。レストランの脇から登山道へ入る。六地蔵や展望台への遊歩道を見送ると道は狭まりシラビソやトウヒの林間を行く。林床にはカニコウモリが密生する。血ノ池地獄の分岐からは急坂となり、大日如来像を見るとゆるやかになって七色平分岐へ着く。

さらに進むと傾斜は増す。やがて旧コースを見送り、さらに登る。林間の登り道が続くが、切り開きからはロープウェイの山頂駅や至仏山、武尊山方面が望める。どんどん登って行く。標高2200m付近からジグザグに高度を稼ぐと森林限界に飛び出て、開豁な斜面となり、錫ヶ岳が指呼の間にそびえる。一帯は背の低いシャクナゲほか、ツガザクラハンゴンソウ、クルマユリなどが咲く花畑である。その先はザレ場の急登になり、左から旧コースを合してハクサンフウロやイワカガミの多い斜面を少し登ると頂上の一角に出る。左手の峰に奥白根神社が見える。その奥に日光白根山の頂上がある。展望は360度に開けて、飽きさせない。

下山は北側の弥陀ヶ池へ向かう。ガレ場が続くので、スリップと落石には注意。ひたすら下ると分岐で、右手の弥陀ヶ池を見送り、左のゴンドラ山頂駅へ向かう。ハンゴンソウの群生する谷間を下ると六地蔵へ続く道の分岐で、ここを左の七色平へ向かう。七色平はすぐだが、電気柵に囲まれた花畑ではハクサンフウロやコケモモなどが咲く。近くの避難小屋はいざの場合、利用できる。その先は七色平の分岐で、往路を戻る。なお時間があれば座禅山を登る迂回コースもよいだろう。

日光白根山周辺の花ごよみ

  • 6月:コメツガザクラ・シラネアオイ
  • 7月:イワカガミ・サンカヨウ・ゴゼンタチバナ・イワナシ・ツガザクラ・ハクサンチドリ・ハクサンシャクナゲ・ハクサンフウロ・ヒメシャジン・ヤマオダマキ・カニコウモリ・クルマユリ・バイケイソウ
  • 8月:トウヤクリンドウ・トリカブト・マルバダケブキ・シラネアザミオトギリソウ・ハンゴンソウ

日光の登山を満喫しよう

日光の登山は自然景観の粋を集め、あらゆる地形がほどよく散在していることに魅力を感じることができるエリアだ。山、四季、地形、気象、動物…あらゆる視点で深堀りし、日光で楽しめる山と登山コースを以下の記事では紹介している。

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