テント泊登山ではできるだけ装備の軽量化をして快適な登山を楽しむようにしています。登山装備の軽量化を行うことで、体への負担を軽減し、安全に登山を楽しむことができるメリットがあります。今回は7月に白馬三山の縦走登山で持ち歩いた装備リストを紹介します。
テント泊装備の軽量化で重視していること
装備を軽量化することで安全性と快適性が失われないように注意しています。例えばシュラフやテントマットを軽量化して寒くて寝ることができないとか、お湯を使うだけの食事に限定されるとか、そのようなことがない上で軽量化を行うことを重要視しています。
紹介する装備重量の内訳
紹介する装備重量の内訳は以下の通りです。水、行動食、食材は省いた重量です。
テント泊登山装備リスト | 2370g |
クッカー・燃料装備リスト | 334g |
必須装備リスト | 2623g |
合計 | 5327g |
テント泊登山装備リスト
まず初めにテント泊登山の装備リストを紹介していきます。装備重量合計は2,370gです。
※横スクロールで表がスクロールできます。カテゴリ | アイテム | 重量 | 商品リンク |
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テント | ヘリテイジ/クロスオーバードーム2G | 630g | https://amzn.to/3bMEU6G |
ペグ | Boundless Voyage/ポイントステイク×8 | 48g | https://amzn.to/3nUdHlH |
ネイルペグ | フリーライト/ネイルペグ | 9g | |
グランドシート | タイベックス/シルバー | 118g | https://amzn.to/3ulw1I2 |
テントマット | 山旅/ULテントマット120cm | 97g | https://socal.official.ec/items/63248336 |
シュラフ | シートゥーサミット/スパークSP1 | 350g | https://amzn.to/3OYNhdH |
銀シート | SOL/エスケープライトヴィヴィ | 156g | https://amzn.to/3bQSmqx |
枕 | 山旅/キューベンリバーシブルスタッフバッグ ピロ- | 28g | https://socal.official.ec/items/35504335 |
着替え類 | タイツ、ロングスリーブ、ソックス | 300g | |
サンダル | ノーブランドサンダル | 120g | https://amzn.to/3AoIUET |
ダウンジャケット | アークテリクス/セリウム SL フーディ | 210g | https://a.r10.to/hDlp7P |
ダウンパンツ | マウンテンイクイップメント/パウダー・パンツ | 215g | https://a.r10.to/hwWwhR |
ドライバッグ (ダウンウェア用) | 山旅/ドライバッグM-ダイニーマ製 | 20g | https://socal.official.ec/items/63248336 |
ドライバッグ (シュラフ) | 山旅/ドライバッグL-ダイニーマ製 | 25g | https://socal.official.ec/items/63248336 |
ドライバッグ (テント用) | 山旅/ドライバッグM-ダイニーマ製 | 20g | https://socal.official.ec/items/63248336 |
座布団 | 山旅/ULテントマット | 24g | https://socal.official.ec/items/63248336 |
テント泊装備軽量化のポイント
①ダウンジャケットとダウンパンツ、ダウンシュラフは濡れると使い物にならなくなるので、ドライバックに入れています。
結露で濡れたテントによって他のものが濡れてしまわないようにテントもドライバックに入れています。
ドライバックに収納することは、付属の小さなスタッフバッグに入れるよりも安易にパッキングすることができるので撤収も早く行うことができます。
②枕はスタッフバッグがリバーシブルになっていて、裏返すと枕として使用できる山旅リバーシブルスタッフバッグピローを使っています。中にはテント場に着いた時用の着替えを入れておいて、枕として使う時には着用していたウェアを入れて使用しています。寝る時はジッパーがテントマット側になるので汗の匂いは気になりません。
③テントマットはULテントマット200cmを自分の上半身の長さにカットして使用しています。幅50cm、長さ120cmで100gを切る非常に軽いテントマットです。底冷えも気にならず快適に寝ることができます。収納方法はザックの側面に這わせるように収納しています。
カットして余ったULテントマットをさらに約30cmほどの長さにカットして座布団にしています。テント場で食事をする時や、ザックにパッキングする時に膝をつくときなどに大変便利です。
④2種類のペグはネイルペグで穴を開けた後にポイントステイクを地面にさすことで、細くて軽いポイントステイクが曲がらずにしっかりと地面にさすことができます。フリーライトのネイルペグは固い岩盤に穴を開けてしまうほどに丈夫なので安心です。
クッカー・燃料装備リスト
今回は大豆ミートを使って唐揚げを作りビールのつまみとし、自作のカレーパウダーでカレーを作って、アルファ米と一緒に食べるという献立で使用するクッカーと燃料です。装備重量合計は334gです。
※横スクロールで表がスクロールできます。カテゴリ | アイテム | 重量 | 商品リンク |
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クッカー | トランギア/ミニセット TR-289 | 175g | https://amzn.to/3OYPDt3 |
五徳 | エスビット/チタニュームストーブ | 15g | https://amzn.to/3Idm5Gf |
燃料 | エスビット/固形燃料ミリタリー×3 | 42g | https://amzn.to/3bBAgsa |
ライター | BIC/ミニライター | 10g | https://amzn.to/3NEjKoH |
カトラリー | スノーピーク/チタン先割れスプーン | 16g | https://amzn.to/3uorcxr |
お箸 | コンビニでもらったお箸 | 5g | |
マグカップ | ウィルドゥ/フォールダーカップ | 25g | https://amzn.to/3umOmEs |
お椀 | ウィルドゥ/フォールダーカップ ビック | 46g | https://amzn.to/3afExRV |
クッカー・燃料の軽量化ポイント
①寒い場所でもしっかりと燃焼してお湯を沸かしたり炒め物をするのに適していて、軽量化にインパクトを及ぼすのが固形燃料だと考えています。アルコールストーブは風に弱く、ガスストーブは重さがあるため、固形燃料を選んでいます。
②ライターは色々調べて最も軽かったのがBICのミニライターです。ライターは大きく分けて電子式とフリント式がありますが、高所でかつ低温下において点火できなくなる可能性がある電子式は登山では使わないようにしています。またライターのガス残量を調べる時は、強い光にライターを当てて透かしてみることでガスの残量がわかるので試してみてください。
必須装備リスト
上で紹介した以外で必ず持ち歩かなければいけないと考えているテント泊登山用の装備です。装備重量合計は2,623gです。
※横スクロールで表がスクロールできます。カテゴリ | アイテム | 重量 | 商品リンク |
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ヘッドライト | レッドレンザー/MH 5 | 94g | https://amzn.to/3nCctuV |
ランタン | HEXER/UL3 | 61g | |
レインジャケット | ホグロフス/リムシリーズ ジャケット-GORE-TEX Paclite® Plus | 210g | |
レインパンツ | ホグロフス/リムシリーズ パンツ-GORE-TEX Paclite® Plus | 230g | |
レインカバー | シートゥサミット/ウルトラシル パックカバーM | 113g | https://amzn.to/3OIKGVA |
トレッキングポール | モンベル/U.L.フォールディングポール | 152g | |
グローブ1 | ブラックダイヤモンド/ライトウェイト スクリーンタップ | 38g | https://amzn.to/3ulI0Ft |
グローブ2 | エクストリミティーズ/シニータッチグローブ | 54g | https://amzn.to/3un5ObY |
レイングローブ | TEMRES/03advance | 67g | https://amzn.to/3yDjli0 |
ファーストエイド1 | すぐ使いたいもの | 200g | |
ファーストエイド2 | それ以外のもの | 260g | |
モバイルバッテリー | Anker/PowerCore Essential 20000 | 343g | https://amzn.to/3yEZPlp |
ケーブル | スマホ、アップルウォッチ用 | 48g | |
フリース | Rab/アルファフラッシュ | 222g | |
サングラス | アイボル/CONLON | 26g | |
タオル | パックタオル/オリジナルLarge | 59g | https://amzn.to/3afIpCr |
ネックウォーマー | アクリマ | 39g | |
ビーニー | HOUDINI/デソリハット | 32g | https://amzn.to/3bGHN9b |
ウォーターボトル | プラティパス/1L | 35g | https://amzn.to/3NEMoWW |
ハット | サンデーアフタヌーン/ウルトラアドベンチャーハット | 91g | https://amzn.to/3nDPZKi |
水筒 | オスプレー/スポーツボトル | 60g | |
ボトルケース | 山旅/アジャストボトルホルダー-X-PAC製 | 26g | https://socal.official.ec/items/39609362 |
スマホケース | 山旅/X-PACポケット | 36g | https://socal.official.ec/items/51653188 |
サコッシュ | ゼログラム/ThruHikerSystemCrossBag V2 | 127g |
必須装備の軽量化ポイント
①レインウェアは7月中旬から8月中旬ぐらいまでは、上で紹介したレインウェアよりもっと軽量にすることも可能です。7月前半から中旬と8月中旬から後半の期間の高所での登山の場合は、冷たい雨に叩かれる可能性を踏まえてゴアテックス製の中でも軽量なレインウェアにしています。
②ファーストエイドは、すぐに使いたいものとそうでないものとで分けています。すぐに使いたいものはサコッシュやザックのウエストポケットに収納して、ザックを背負ったままでもすぐに取り出せるようにしています。
③夏山登山では日焼け対策を万全にするため、スクリーン付きのハットや日除け用のサンブロックスクリーンを使用しています。ハットはヘルメットとの相性が悪いので、ヘルメットをかぶる時はキャップにするなど検討するようにしています。
最後にまとめ
今回紹介した装備は必要最低限のテント泊登山装備のリストです。状況に応じてアイゼンやヘルメットを加えます。
行動食と山ごはんのリストはまた別の記事で紹介します。