6月21日のこの日、まだまだ滑り足りない馬鹿ボーダーの我々は雪を求めて越後駒ケ岳へ。枝折峠の滝雲、眩しい新緑と雪渓滑走と一日で何度も美味しい山旅の幸せを。
※このレポートは2021年6月21日のものです。2022年6月26日現在、国道352 駒の湯入口~枝折峠はまだ通行できません今後の道路情報につきましては魚沼市観光協会/魚沼市 産業経済部 観光課までお問合せください。
- 一般社団法人 魚沼市観光協会 TEL:025-792-7300 FAX:025-792-7200 営業時間:9:00~17:00
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日本百名山の越後駒ヶ岳について
新潟県南魚沼市と魚沼市にまたがる越後駒ヶ岳(えちごこまがたけ)は、標高は2,003m。八海山、中ノ岳とともに越後三山の一つとして知られます。冬は豪雪に見舞われ、盛夏でも雪渓が残る山容は魚沼のシンボルとして親しまれ、特に紅葉時期は多くの登山者が訪れます。
登山口の一つ「枝折峠(しおりとうげ)」は、奥只見湖で発生した雲が尾根を越えて滝のように流れ落ちる「滝雲(たきぐも)」という現象で知られ、寒暖差の大きい秋は滝雲のベストシーズンとなり多くのカメラマンと登山者を魅了。
登山道はその枝折峠から小倉山、百草ノ池をたどる明神尾根伝いと、佐梨川畔の駒ノ湯から、道行沢と小チョウナ沢の中間尾根を小倉山へ登るコースがあり、いずれも約5時間の登高となります。
山の名前 | 越後駒ヶ岳(えちごこまがたけ) |
都道府県 | 新潟県 |
標高 | 2,003m |
天気・アクセスなど | 越後駒ヶ岳の詳細情報 |
車でのアクセス
- 【駒の湯登山口より(小倉山経由)】 上り約6時間/下り約5時間
- 【枝折峠登山口より(明神峠・小倉山経由)】 上り約6時間/下り約5時間半
越後駒ヶ岳の登山口「枝折峠」について
越後駒ケ岳への最短ルートであり滝雲ウォッチングの名所として知られる枝折峠、この日も日の出前から多くの登山者とカメラマンが準備をしてました。ここは新潟県魚沼市と福島県檜枝岐村を結ぶ国道352号にあります。現在は魚沼市東部から奥只見湖を結ぶ奥只見シルバーラインで、奥只見湖西部の「銀山平温泉」まで行き、そこから国道352号で魚沼側に走るほうが道が良くて楽です。魚沼側から国道352号で行くこともできますが、道は超狭く超曲がりくねった峠道、ちょっとおすすめできません。
- 住所:新潟県魚沼市灰の又~銀山平
- 駐車場:あり
- トイレ:あり
- 期間:枝折峠は、例年11月上旬~翌年6月下旬頃まで冬季閉鎖となります
登山口「枝折峠」から登山開始
4:45 その中でもこんな装備は我々4人だけでした、日帰りなのにテント泊装備以上の重さなんですよこれ 。。。
5:09 駐車場より150mほどの場所で日の出と素晴らしい滝雲に出会うことができました。いや、これマジ凄いです。
5:51 素晴らしい絶景ですが、ここで時間を費やすわけにはいきません、先はかな~り長いのです
6:51 最初の岩場を超えると越後駒ケ岳の山容が、素晴らしい山だけどこれ担いであそこまで行くのかー、、、、と思わされました。
6月の照りつける太陽、気温も上昇して暑いですが、傍らのお花に癒されながら進みます。
9:24 最初の小さな雪渓に。ここまで3時間強でしたが、それは僕の登りが遅いからです。普通の方なら2.5時間以内です。
9:33 既に山頂アタック終えて帰路のトレイルランナー、いかに身軽とはいえこの人たちのペースは驚異的。
10:07 稜線臨む視界が開けました、いやー良い山。ここまでくると抜ける風も爽やかです。
10:23 駒の小屋手前の最後の壁、登りはともかく下りは担いだ板が着地して後ろから突き上げられる、その怖いことといったら。
10:59 駒の小屋着、疲労のあまり小屋全景を撮りわすれました、すみません。
これはまさに大雪渓、月山の大斜面以上の面積でしょう。凄い凄い!早く滑りたい!
11:07 でも、疲れた腹減った、ここは休憩&ランチタイムとしました。
雪渓を下る涼風、絶景とともに頂く熱々カップ麺、かなり幸せな時間です。
11:38 山頂アタック開始。
12:00 目標達成です。
ドロップ!!
12:03 全てはこの数十秒・数分のために。
12:18 駒の小屋の水場にて。この日、いやこの年で一番旨い水をいただきました。
12:30 刻んだシュプールをふり返り、下山です。
12:45
13:49
14:15
14:45 お花の写真が増えたのは疲労で下山が辛く休憩だらけの産物です。登りより辛い。。。。ボード捨ててこうかと邪心すら。
16:38 地味なアップダウンがこたえる、きつい、シャッターボタン押す気力も絶えつつあります。
17:00 なんて長い帰路、いくつの小さな尾根を越えただろうか、ほんとにゴールはあるのだろうか、、、ルートは正しいのに不安。
17:30 枝折峠着 日の出とともに出発、全行程12時間、標準コースタイムを3時間以上オーバー。
皆と下山の喜びわかつ瞬間を撮る!なんて気力は全く残ってませんでした。危険個所は少なく、難易度は高くないのですが14.4kmと長め。板担いでの日帰りは自分にはきっつい山、仲間の半数はケロッとしてたので個人差でしょうけど。
でも、こんな多彩な景色に出会える山はなかなかありません、板が無ければ楽でしょう。次回は小屋泊でゆっくりと楽しみたい、そんな魅力に溢れた越後駒ケ岳です。
この日のルートは以下です。
アフターは温泉で湯ったり 「銀山平温泉 白銀の湯」
- 住所:新潟県魚沼市下折立1034/銀山平温泉
- 交通アクセス:JR上越線「小出駅」より車で約60分:関越自動車道「小出IC」より奥只見シルバーライン経由、車で約40分
- 駐車場:普通車:150台
- 営業期間:4月下旬~11月上旬
- 営業時間:11:00~18:30(最終受付18:00)
- 定休日:5,6月は火曜定休 (11月上旬から4月上旬は冬季休館)
- 日帰り入浴料金:大人:650円・子ども:350円
- 貸しタオルセット:350円
- 問い合わせ先:℡ 025-795-2611
お楽しみの晩御飯、浦佐は「味処えづみや」
店構えはオシャレとはあまり縁のない感じですが、何食べても旨い!新鮮!ボリューム!それでいてリーズナブルな価格は大満足!昼も夜も客足絶えないのも納得です。
- 住所:〒949-7302 新潟県南魚沼市浦佐325−6
- 営業時間:[火~土] 11:00~14:00 17:00~22:00 [日・祝] 11:00~15:00 17:00~22:00
- 電話: 025-777-2062