カテゴリーから探す

山のモノ Wear / Gears

山のコト Experiences

シュラフ
2022.08.21
最軽量の登山用シュラフを取り揃えるシートゥサミットのSP(スパーク)シリーズ徹底比較

最軽量の登山用シュラフを取り揃えるシートゥサミットのSP(スパーク)シリーズ徹底比較

シートゥサミットのSP(スパーク)シリーズはシートゥーサミットの中では最も軽量なダウンシュラフシリーズで、超プレミアムな素材と、考えられたデザインが特徴で、幅広い登山シーンで活用することができるように5つの温度域のシュラフを展開しています。今回はこのシートゥサミットのSP(スパーク)シリーズを徹底比較して、その優れた特徴を浮き彫りにしていきます。

男性モデルと女性モデルで名前が異なる

男性モデルと女性モデルで名前が異なる

スパークシリーズは商品名にSP0〜Ⅳとアルファベットと数字がついています。女性シリーズはフレームシリーズと呼ばれ商品名にFm0〜Ⅳとアルファベットと数字がついています。

女性モデルは女性の体に合わせた肩周りで、スパークシリーズより狭く作られています。また腰回りはゆとりを持たせ広めに再設計されています。

スパークシリーズが黄色をアクセントカラーに使用しているのに対し、クレームシリーズはアクセントカラーに赤色を使っています。

ジッパーの位置もスパークシリーズがシュラフを正面に見て右側についているのに対し、フレームシリーズは左側についています。

ヨーロピアンノームと温度域について

温度域について

シートゥサミットのシュラフはヨーロピアンノームと呼ばれる認定された第三者機関にテストを委ねています。これは他のシュラフがどのような温度域かということを比較するのに役立ち、シュラフメーカーの多くがこの基準を採用しています。

EN13537と記述されていたらヨーロッパの温度検索機関が使用されていると理解することができます。

シートゥサミットのスパークシリーズ全シュラフの共通点

シートゥサミットのスパークシリーズ全シュラフの共通点

シートゥサミットのスパークシリーズは5つの展開があり、それぞれシュラフの構造、ダウン量などは異なりますが、共通している点も多くあります。以下の表は6つの共通点を示した表です。

※横スクロールで表がスクロールできます。
シリーズスパークシリーズフレームシリーズ
中綿850+フィルパワー ウルトラドライ・プレミアムグースダウン850+フィルパワー ウルトラドライ・プレミアムグースダウン
生地7Dと10D生地を採用7Dと10D生地を採用
シェイプ保温性が高いマミーシェイプ保温性が高いマミーシェイプ
サイズレギュラーとロングの展開レギュラーとロングの展開
適合身長レギュラー=最大183cm
ロング=最大198cm
レギュラー=最大170cm
ロング=最大183cm
ペアリングジッパー連結によるペアリングは不可ジッパー連結によるペアリングは不可
ジッパー#3YKKジッパー#3YKKジッパー

特徴的なのはフィルパワーの高さと撥水ダウンを使用していることによる濡れへの強さです。撥水加工が施されていないと、結露による濡れ、湿気を含むことによる保温力の低下がリスクとなり、特に長期縦走などでは、これらが不安としてのしかかります。

スパークシリーズのシュラフを徹底比較

5つのスパークシリーズのシュラフを徹底比較していきます。女性用のフレームシリーズも同様に比較表で確認できます。

※横スクロールで表がスクロールできます。
モデル名スパークSp0スパークSpⅠスパークSpⅡスパークSpⅢスパークSpⅣ
サイズレギュラーレギュラーレギュラーレギュラーレギュラー
重量(g)225g350g505g665g880g
ダウン量(g)100g180g300g430g620g
価格(税込)¥29,810¥35,750¥44,110¥53,680¥65,560
収納サイズ(cm)9.5×13cm11×16cm13×19cm15×26cm18×26cm
コンフォート温度(摂氏)14度9度4度-2度-8度
リミット温度(摂氏)10度5度-2度-8度-15度
エクストリーム温度(摂氏)-2度-9度-18度-26度-36度
バッフル構造シングルキルトシングルキルト胴から上にボックスキルトボックスキルトボックスキルト
バッフル形状横型バッフル胴から上に縦型バッフル胴から上に縦型バッフル胴から上に縦型バッフル胴から上に縦型バッフル
胸回り150㎝150㎝150㎝155㎝155㎝
腰回り130㎝130㎝130㎝135㎝135㎝
足回り88㎝88㎝88㎝94㎝94㎝
ドラフトチューブ××
フードドラフトカラー××

スパークSP0とⅠはシングルキルトなので軽量ではありますがコンフォート温度が高く設定されています。ボックスキルトとシングルキルトのハイブリッドがⅡでかなり暖かく過ごすことができます。ⅢとⅣはすべてがボックスキルトで、冬山登山用のシュラフとして活用することができます。

※横スクロールで表がスクロールできます。
モデル名フレームFm0フレームFmⅠフレームFmⅡフレームFmⅢフレームFmⅣ
サイズレギュラーレギュラーレギュラーレギュラーレギュラー
重量(g)215g350g505g665g880g
ダウン量(g)100g190g310g440g650g
価格(税込)¥29,810¥35,750¥44,110¥53,680¥65,560
収納サイズ(cm)9.5×10cm11×17cm13×22cm15×30cm18×28cm
コンフォート温度(摂氏)13度9度2度-4度-10度
リミット温度(摂氏)9度4度-4度-10度-17度
エクストリーム温度(摂氏)-4度-10度-21度-29度-38度
バッフル構造シングルキルトシングルキルト胴から上にボックスキルトボックスキルトボックスキルト
バッフル形状横型バッフル胴から上に縦型バッフル胴から上に縦型バッフル胴から上に縦型バッフル胴から上に縦型バッフル
胸回り146㎝146㎝146㎝150㎝150㎝
腰回り136㎝136㎝136㎝142㎝142㎝
足回り88㎝88㎝88㎝90㎝90㎝
ドラフトチューブ××
フードドラフトカラー××

フレームシリーズは女性用だからといってスパークシリーズと比べて軽くなっておらず、寒がりな女性が多いことから、Ⅰ〜Ⅳでダウン量を多めに封入しています。それによってコンフォート温度も低く設定されています。

Topics

注目記事

Ranking

週間ランキング

Contents

山旅旅のコンテンツ

カテゴリーから探す

SNS

オンラインショップ

Online Shop Yamatabitabi

山旅旅がセレクトする、軽量で使い勝手がいい、普段使いもできるアウトドア用品を扱うオンラインショップです。