ファイントラックのドライレイヤーは登山における汗冷え防止のために開発されたアンダーウェアで、ベースレイヤーの下に着用するレイヤリングで活用します。登山で汗をかく事のリスクを重んじている登山者の多くが愛用している登山ウェアの1つです。今回は実際にファイントラックのドライレイヤーを着用したレビューと3つのドライレイヤーについて比較、ドライレイヤーを長く使うためのメンテナンスについて紹介します。

ドライレイヤーが汗冷え防止を防ぐメカニズム

ファイントラックのドライレイヤーはベースレイヤーの下に着用するため、肌に直接触れることになります。このドライレイヤーは非常に薄いメッシュ生地に強力な撥水性が施されており、肌にフィットします。

肌にフィットするため皮膚から出た汗をドライレイヤーが瞬時に吸着し、肌から汗を素早く遠ざけ汗冷えを防ぎます。遠ざけた汗はベースレイヤーに移行しベースレイヤーの速乾性能に委ねられ汗が乾いていきます。

汗が乾いていく時に、一緒に肌の熱も奪っていく事を、ドライレイヤーがあることである程度防ぐので肌が急激に冷えることを防ぎます

ドライレイヤーの強力な撥水性の意味

ドライレイヤーには強力な撥水性が施されています。これは大量の汗をかいて、汗がベースレイヤーに移行した際、濡れたベースレイヤーがドライレイヤーを濡らすことを防ぎます。

汗だけでなく雨でベースレイヤーが濡れた時も同じ効果を見込むことができます。

このドライレイヤーの撥水加工によってベースレイヤーが濡れて乾いていく際に生じる気化熱による体温低下を防ぎます。

ドライレイヤーを着用した際の快適性と不満要素

ドライレイヤーを取り入れてからの快適性

ドライレイヤーの目的である肌のドライ感は着用前後で大きな差を感じることができます。これは8月後半から秋山登山で大きなメリットを感じることが多く、特に樹林帯を歩いていて汗をかき、稜線に出て風に叩かれた際、以前は急激に体が冷やされウインドブレーカーやミドルレイヤーを着用することが絶対でしたが、ドライレイヤーを着用してからは、風の強さや汗の量などにもよりますが、防寒着を着用せずそのまま行動することができるようになりました。

寒さを感じる登山では必須アイテムとなり、行動着に必ず取り入れるようにしています。

ドライレイヤーを取り入れてからの不満要素

暑い季節においてはドライレイヤーを着用することで3つのドライレイヤーの種類にもよりますが保温力が増します。夏山登山ではタンクトップ型のドライレイヤークールを着用していますが、これでも若干暖かく感じます。

これによって発汗を促進することは否めません。標高差のない低山登山や、汗を多くかくトレイルランニングでは、あえてドライレイヤーを着用しないこともあります。

標高差がある北アルプスなどの縦走登山では汗冷え防止という面でメリットを感じることが多いのでドライレイヤーを着用しますが、化繊素材なので汗の匂いが気になります。ドライレイヤーを着用するようになってからはテント泊用の着替えを持ち歩くようになりました。

温度域で選ぶ3つのドライレイヤー

ドライレイヤーの形状は様々あります。タンクトップ、ノースリーブ、Tシャツ、ロングスリーブで、メンズとレディースの展開がそれぞれにあります。ネックはVネックとクルーネックから選ぶことができます。

またブリーフ、ボクサータイプのパンツ、タイツの展開もあり、汗冷えを防ぎたい箇所にドライレイヤーを取り入れることができる幅広い展開が魅力の1つです。

※横スクロールで表がスクロールできます。
シリーズクールベーシックウォーム
保温力ベーシックの約2倍涼しいベーシックの約1.5倍暖かい
使用シーン夏山登山3シーズンの登山冬山登山
クルーTの重量72g46g79g
クルーTの価格(税込)¥5,830¥4,620¥5,280

夏山登山ではドライレイヤークールを利用。8月後半から9月10月の秋山登山や、6月辺りの初春の登山ではベーシックを利用。冬山登山ではウォームタイプを利用、という使い分けができるようになっています。不思議なのはクールがベーシックよりも重いことです。

ドライレイヤーのパフォーマンスを維持するためのメンテナンス

ドライレイヤーのパフォーマンスを最大限生かすためには細やかなメンテナンスが必要です。最も肌に近く汗の移動を促進するウェアなので皮脂汚れが付着します。

皮脂汚れが付着することで汗の吸着、撥水性能が落ちてしまうので、ファイントラックのホームケアを使用することをおすすめします。

ドライレイヤーのパフォーマンスを維持するためのメンテナンス

ファイントラックのオールウォッシュは厳選した洗浄成分で汚れだけを落とす事に特化した洗剤です。余計なものが一切入っていないので、アウトドアウェアの汚れ落としに最適です。

ドライレイヤーのパフォーマンスを維持するためのメンテナンス

ベースリカバーは吸汗速乾ウェアの吸汗性を復活させることができる珍しいホームケアアイテムです。ドライレイヤーはもちろんベースレイヤーに使用することで購入した時の吸汗性に近いところまで戻すことができます。

ドライレイヤーのパフォーマンスを維持するためのメンテナンス

ウォーターリペルは撥水加工剤です。ファイントラックの撥水加工剤は洗濯機と一緒に利用することができないので、NIKWAXやグランジャーズ、モンベルの撥水加工剤を活用するのもおすすめです。

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