冬山登山では耳をしっかりと温める防風性に優れたビーニーが重宝します。登山中に冷たい風に当たり耳が痛くなると集中力が欠けてしまいます。そんな事がないように冬山登山におすすめの保温性と防風性、更には汗対策にも力を入れた登山向けの優れたビーニーを紹介します。
ビーニーとニット帽の違い
ビーニーとニット帽の違いは呼び名が異なるのみで基本的には同じものを指します。ニット帽というカテゴリーの中にビーニーとワッチキャップと呼ばれる2つのタイプがあり、ビーニーは折り返しのないデザインで、ワッチキャップは折り返しのあるデザインです。
しかし、折り返しのあるデザインでも製品名にビーニーとついているニット帽があるため、呼び名が異なるだけと理解すると良いでしょう。
冬山登山におすすめのビーニーの特徴
登山に快適性をもたらすビーニーはポリエステル100% のタイプとメリノウールを混紡したタイプとに分けることができます。ポリエステル100%のビーニーは渇きが早く、肌当たりが柔らかい特徴があります。メリノウールが混紡されたタイプは、防臭性に優れ、汗で濡れた際ゆっくりと乾く特徴があるため、冷たくなりづらく保温力に優れています。またポリエステル100% のビーニーと比較すると製品価格が高めに設定されています。
冬山登山におすすめのビーニー
続いて冬山登山におすすめのビーニーを紹介します。いずれも登山ウェアやギアに力を入れているメーカーのもので、登山中の休憩に頭と耳を冷やさない保温性に優れたビーニー、ビーニーをかぶった状態でヘルメットをしやすい薄手でフィット感に優れたビーニー、行動中汗をかいても痒くなりづらいビーニーなど特徴ある作りです。
頭が痒くなりづらいソフトな肌触りのビーニー-パタゴニア『フィッシャーマンズ・ロールド・ビーニー』
カラー展開が豊富で普段使いから登山にまで、幅広く使用できるリブニットの折り返し付きのビーニーです。熱を閉じ込めるためぴったりとフィットするリブニットで、頭が痒くならないようソフトで快適な肌触りのポリエステルで作られています。重量は102gで、コンパクトにして持ち歩くこともできるパタゴニアで人気のビーニーです。
優しく耳を温める休憩中におすすめのビー二ー-サンデーアフタヌーンズ『ブリーズブロッカー ビーニー』
ビーニーの内側の耳に当たる部分に防風フリースを貼り合わせ、耳が隠れても音が聞こえるように小さな穴が開けられたユニークな作りのビーニーです。グラフィックデザインが施された可愛らしいデザインで、素材にはアクリル100% の本体に、ポリエステル100% のライナーで貼り合わせた保温力に優れたビーニーです。重量は98gで軽量な仕上がりです。
雪がつきにくい暖かなビーニー-ファイントラック『スノービーニー』
耳をしっかり覆い隠す形状で、2種類の素材を効果的に貼り合わせたファイントラックらしい特徴あるビーニーです。表地には撥水生地を用いて雨や雪の付着を抑えて濡れを防止します。裏地には吸汗拡散性に優れたオリジナルの生地を採用し、冷たくなりづらい特徴を備えています。重量はわずか34gでとても軽量です。
高い保温性がなく行動を快適にするビーニー-ファイントラック『ドラウトクロービーニー』
トレイルランニングなどのハードなアクティビティや秋山登山などの行動用ビーニーにおすすめです。素材には吸汗拡散性に優れた素材を用い、薄手でシンプルな仕上がりです。重量はわずか22gでとても軽量です。
メリノウールを混合した優れたデザインのビーニー-Houdini『アルトハット』
メリノウールを60%、伸縮性に優れたテンセルを40%の混紡素材で、フィット感に優れた普段使いしやすいデザインのビーニーです。薄手タイプで透湿性に優れているため、行動から休憩まで汎用線に優れています。重量は44gでヘルメットとの相性も抜群です。
やわらかなフリース素材で仕上げたビーニー-Houdini『アウトライトハット』
ポーラテックのパワーストレッチプロライトを52%、ポリエステル39%、伸縮性のあるエラステンを混紡したやわらかくストレッチ性に優れたフリースビーニーです。Houdiniの汎用性に優れた大人気のフリース『アウトライトフーディー』と同じ素材を使用しています。登山だけでなくスキーやキャンプ、トレイルランニングなど様々なアクティビティで快適に使えるビーニーです。重量はHoudiniのビーニーの中で最軽量な26gです。
行動中に焦点を当てたアクティブビーニー-ザノースフェイス『GTDウールビーニー』
頭やおでこをドライに保ち、保温性にも優れた独自の素材を使用したビーニーです。表面は汗戻りを軽減する編み目の粗い吸水層を作り、外側に汗を移し拡散する能力に長けています。汗っかきだけれども頭や耳を冷やしたくない人にぜひ一度使ってもらいたいビーニーです。