登山用ヘルメットに力を入れているブランドは数多くありますが、中でもグリベルは3種類の特徴あるデザインのヘルメットを展開しており、日本人の頭の形に合わせた形状のジャパンフィットを採用しています。今回は3種類のグリベルのヘルメットを比較紹介します。
表紙画像の出典:Grivel Facebook
グリベルとは

200年以上の歴史を誇るグリベルは、高い信頼性のあるクライミングギアで多くの登山者の信頼を獲得しています。特にアイゼンやピッケルを始めとする高所向けの登山装備は世界トップクラスの地位を確立しています。そんなグリベルのヘルメットは難しい登山においての安心感と、ストレスを感じづらいフィット感と通気性に優れた特徴があります。
グリベルのヘルメットの人気の秘密


槍ヶ岳や穂高、剣岳など難しい山を歩いているとグリベルのヘルメットをしている人を多く見かけます。グリベル以外のヘルメットは、ヘルメットについているロゴを見ないとどこのメーカーか解らないのに対して、グリベルのヘルメットはダイヤモンドのようにカットされたデザインと、黒と黄色を基調としたカラーが特徴で、瞬時にそれがグリベルのヘルメットであることが分かります。

このデザイン性の高さと、1万円前後で手に入れることができるコストパフォーマンス、そして丸い形状の日本人の頭に合うようにデザインされたジャパンフィットを採用しているのが、グリベルのヘルメットの人気を高めています。
グリベルのヘルメット3種類を比較
グリベルで最も人気が高い、軽量で通気性に優れたステルスヘルメットをはじめとして、さらに価格を抑えた2種類のヘルメットを含めた3種類の展開です。
※横スクロールで表がスクロールできます。ブランド | グリベル | グリベル | グリベル |
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モデル名 | ステルスHS | ステルス | サラマンダー2.0 |
価格(税込) | ¥10,340 | ¥12,100 | ¥8,360 |
構造 | インモールド | インモールド | ハードシェル |
重量(S/M) | 310g | 200g | 352g |
規格 | EN 12492規格 | EN 12492規格 | EN 12492規格 |
軽量&通気性に優れたスタンダードな登山向けのヘルメット『ステルスヘルメット』


グリベルのヘルメットはジャパンフィットを採用し、西洋人に比べて丸い形状の日本人の頭に合うように、内側のヘルメットの幅と深さを調整しています。
ポリカーボンのシェルとポリエチレンフォームのハイブリッド構造で、ワンサイズ展開で幅広い頭にフィットするように作られています。
ヘッドランプ取り付け用のホルダーは前に2箇所、後ろに2箇所備わっており、ヘルメットにしっかりと固定します。
衝撃に強いアルパインクライミング向けのヘルメット『ステルス HS ヘルメット』

重量はステルスヘルメットと比べるとプラス110gと重さが出る分、シェルにABS樹脂を採用した耐久性に優れたヘルメットです。ステルスヘルメットと比較すると重くはなりますが落石や転落の衝撃で陥没を防ぐ耐久性があるので、アルパインクライミング向けのヘルメットです。赤と青と白の派手なカラーもこのヘルメットの特徴です。
初心者におすすめのコストパフォーマンスに優れたヘルメット『サラマンダーヘルメット』

税抜きで7600円という価格の安さが魅力のヘルメットです。シェルにはABS樹脂の耐久性があり、内側の幅広デザインは装着感に優れています。