登山はオールシーズン防寒対策が必要です。防寒対策は実に様々な方法があるため、何を購入したらよいか迷う方も多いと思います。この記事では登山において効率的な防寒対策方法と、低予算から始めることができる登山におすすめの防寒アイテムを紹介します。
登山における防寒対策方法
登山で防寒対策を考える際に重要なのが、重いアイテムを避けること、汗をかかないように体温調整が容易に行えることです。これらを踏まえて登山における防寒対策方法とおすすめのアイテムを紹介していきます。
登山の防寒対策①:保温力の高いダウンウェア
![登山の防寒対策①:保温力の高いダウンウェア](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/downjacket_1706121998.webp)
登山用の防寒ウェアとしておすすめなのがダウンジャケットとダウンパンツです。濡れに強い化繊素材はダウンと比較すると重い傾向があります。またダウンジャケットとダウンパンツはAmazonで低予算でも購入できる保温力に優れたアイテムを手に入れることができます。
おすすめのダウンウェア
![おすすめのダウンウェア](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/619qgtMGJdL._AC_UL800_-729x1024_1706121999.webp)
![おすすめのダウンウェア](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/61klj54ncUL._AC_UL800_-729x1024_1706121999.webp)
高価なダウンウェアはフィルパワーが高い高級なダウンを使用しています。現在ではAmazon 限定ブランドのダウンフーディーやユニクロのウルトラライトダウンパーカーなど価格が安くパフォーマンスに優れたダウンウェアを入手できます。
Amazon 限定ブランドのダウンフーディーは価格が4500円でユニクロの7990円のダウンパーカーと比較しても約半額で購入することができます。
![](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/61M4lC51wDL._AC_UL800_-637x1024_1706121999.webp)
![](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/shophanamaru_th00704_2_1706122000.webp)
ダウンパンツは800フィルパワーのダウンを使用したネイチャーハイクのダウンパンツが7990円で購入できます。ジッパーがついているなど使いやすさにも優れています。
登山の防寒対策②:汗離れの良いドライレイヤーを行道着に取り入れる
![登山の防寒対策②:汗離れの良いドライレイヤーを行道着に取り入れる](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/PXL_20220819_045422115.PORTRAIT_1706122000.webp)
ファイントラックのドライレイヤーはベースレイヤーの下に着用するメッシュ素材でフィット感があるウェアです。肌についた汗を素早く吸い上げ、ベースレイヤーに移すことで、汗が乾く時に生じる気化熱による体温低下を防ぐことができます。
おすすめのドライレイヤー
![おすすめのドライレイヤー](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/51oc8ZisEFL._AC_UL700__1706122001.webp)
ファイントラックのドライレイヤーはT シャツタイプ、ロングスリーブタイプ、タンクトップタイプと種類が豊富で汎用性の高い T シャツタイプが人気です。T シャツタイプで4600円と価格もお手頃です。
![おすすめのドライレイヤー](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/91O1NwNsE6S._AC_UL700__1706122001.webp)
より防寒対策に力を入れたい方に人気なのがミレーのドライナミックメッシュです。生地が厚く、その分保温力に優れています。
登山の防寒対策③:温度調整がしやすいミドルレイヤーを取り入れる
![登山の防寒対策③:温度調整がしやすいミドルレイヤーを取り入れる](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/PXL_20220906_083545263.PORTRAIT_1706122002.webp)
ミドルレイヤーを大別するとフリースとアクティブインサレーションの2種類に分けることができます。アクティブインサレーションはポーラテックのアルファ、パタゴニアのフルレンジインサレーション、アークテリクスのコアロフトなどが有名です。アクティブインサレーションはフリースと比較すると乾きが早く、軽量な作りも魅力です。
おすすめのミドルレイヤー
![おすすめのミドルレイヤー](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/41W6fOxtVL._AC_-1_1706122002.webp)
アクティブインサレーションは価格が2万円以上のものが多く決して低予算で購入できるアイテムとはいえません。まずは1万円以内で購入できるノースフェイスのフリースや、馴染みがある人が少ないバングラディッシュのブランド『ダニッシュエンデュランス』の約5000円で購入できるフリースを購入してみるのがおすすめです。
登山の防寒対策④:汗の乾きが遅いメリノウールのベースレイヤーを選択
![登山の防寒対策④:汗の乾きが遅いメリノウールのベースレイヤーを選択](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/IMG_4923_1706122002.webp)
メリノウールは化繊素材のベースレイヤーと比較すると汗の乾きがゆっくりで、汗の渇きが早いことによる急激な冷えを防ぐことができます。メリノウールが不思議なのは、濡れると少し暖かく感じるところで、寒い季節や登山で低体温症などのリスクが低い素材として多くの登山者に重宝されています。
おすすめのメリノウールベースレイヤー
![おすすめのメリノウールベースレイヤー](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/61y3Xw7HuOL._AC_UL1500_-966x1024_1706122003.webp)
![おすすめのメリノウールベースレイヤー](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/51a39zugdZL._AC_UL1085_-954x1024_1706122003.webp)
登山用メリノウールブランドで有名なスマートウールやアイスブレーカーなどはベースレイヤーで1万円前後と高価ですが、価格に見合った効果とオールシーズン着用することができるのでコストパフォーマンスに優れています。
登山の防寒対策⑤:首、手首、足首を温める
![登山の防寒対策⑤:首、手首、足首を温める](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/IMG_3371_1706122004.webp)
動脈が通る首、手首、足首を温めると心臓に向かう血液が温まり、体全体を温めることができます。これらの部位は皮膚が薄く冷やすと体全体を冷やす原因になります。ネックウォーマーや、足首まで覆うメリノウール製の厚手のソックス、手首を覆うグローブで、あらゆる首を温めましょう。
おすすめのネックウォーマー
![おすすめのネックウォーマー](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/71YNYMmbddL._AC_UL800__1706122004.webp)
メリノウール100% の低予算で購入できるネックウォーマーは様々ありますが、頭から被ってもきつく無く、程よい厚みで行動中に使用するのにも便利です。口元まで覆い隠してマスクのように使用することもできる登山に最適なネックウォーマーです。
おすすめのメリノウール製ソックス
![おすすめのメリノウール製ソックス](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/61JET3xNzcS._AC_UL700__1706122004.webp)
程よいクッションと履き心地に優れたメリノウール性ソックスの中でも低予算で購入できるのがキャラバンのパイルソックスです。さらっとした履き心地で夏山登山で履いても暑くなりづらい特徴を備えています。
おすすめの手首を覆うグローブ
![おすすめの手首を覆うグローブ](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/PXL_20221005_234014150.PORTRAIT_1706122005.webp)
グローブの上からレイヤリングができる、汎用性に優れた山旅の防風ミトンがおすすめです。ミトンタイプなので指と指に空間がなく、手の暖かさがグローブの中で充満するため、手全体を温め、手首もしっかりと保護します。
登山の防寒対策⑥:冷たいものを避けて暖かいものを摂取する
![登山の防寒対策⑥:冷たいものを避けて暖かいものを摂取する](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/image7-2-1023x1024_1706122005.webp)
寒い季節の登山には温かい飲み物を持ち歩きましょう。水筒は気温が冷たい環境下では水を冷たくしてしまい、これを飲むことで内臓を冷やしてしまいます。このようなことがないように保温効力に優れたテルモスなどの魔法瓶で暖かなお湯や生姜と蜂蜜を入れたホットドリンクを持ち歩くのがおすすめです。
おすすめのテルモスなどの魔法瓶
登山者に愛用されているサーモス山専用ステンレスボトルを始め、保温効力に優れたヘキサーの魔法瓶がおすすめです。寒い季節は水の摂取が控えめになるので、500ml から800mlほどの容量が入るサイズがおすすめです。
登山の防寒対策⑦:お腹を温める
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お腹を温めることでむくみが解消し免疫力がアップします。そして体全体の血液を温めることにもつながるので、登山で腹巻きを行道着に追加するのは防寒対策として有効です。
おすすめの腹巻
吸湿発熱繊維を使用した保温性に優れた腹巻や、フィット感に優れた腹巻きに力を入れているグンゼの腹巻は価格も安く、登山での使用が初めてな人にもおすすめです。
登山の防寒対策⑧:エマージェンシーブランケットでもしもに備える
![登山の防寒対策⑧:エマージェンシーブランケットでもしもに備える](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/pixta_79245827_M_1706122006.webp)
今まで紹介したのは行動中、休憩中に積極的に活用できる登山の防寒対策用アイテムでしたが、もしもの時に備える防寒対策も重要です。特に軽量で低予算で購入できるエマージェンシーブランケットはコストパフォーマンスに優れ、ひとつあることでもしもの時に命を助けることができる重要なアイテムです。
おすすめのエマージェンシーブランケット
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登山者に信頼のあるブランドSOLのエマージェンシーブランケットはわずか880円で購入することができるコストパフォーマンスに優れたアイテムです。ポケットティッシュほどの大きさで収納場所を選ばず、使い方もシンプルで簡単です。体から放射する耐熱の90% を保持し低体温症のリスクに大きな効果があります。