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【11月】冬山登山の始まり、最適な服装の選び方・おすすめのコーディネート

【11月】冬山登山の始まり、最適な服装の選び方・おすすめのコーディネート

山の初冠雪は、例年9月末の富士山を皮切りに、10月には北海道から徐々に南下し多くの山が雪化粧となります。山の上では11月で氷点下になることも多く、11月の登山は冬山登山の道具や服装を気にかける必要があります。今回は11月の登山に最適な服装の選び方とおすすめのコーディネートを紹介します。

冬山登山が始まる11月の服装はレイヤリングが重要

冬山登山が始まる11月の服装はレイヤリングが重要

登山スタートから肌寒く、徐々に標高を上げていくことで気温が下がり、場所によっては登山道が雪で覆われていたり凍っていたりすることで足場が不安定になることが想定されます。頂上付近では氷点下で非常に寒いこともあれば、天気に恵まれポカポカとした陽気に恵まれることもあり、気温の判断が難しい季節ですが、しっかりとした防寒着を準備するようにしましょう。

ベースレイヤーにはロングスリーブ

ベースレイヤーにはロングスリーブを着用し肌の露出を避け、肌寒い登山開始と標高を上げた際にミドルレイヤーを着用して体を温め、冷たい風に当たればハードシェルを着用する方法のレイヤリングがおすすめです。

耐候性に優れた3層構造のハードシェル

標高にもよりますが、強い風に叩かれれば非常に寒い思いをする(風速1mで体感温度はマイナス1度)ため、11月からは薄手のレインジャケットではなく、耐候性に優れた3層構造のハードシェルに切り替えましょう。

11月の登山の行動着は防寒対策を万全に

体が冷えることで、体温を上げようとして体力が奪われることを念頭に考えましょう。体が冷え切ってしまわないように11月の登山では防寒対策が重要です。

行動中はミドルレイヤーに保温力と通気性に優れたアイテムを導入し汗をかかないように心がけることが重要です。樹林帯で汗をかくと、稜線に出たときに一気に体が冷えるので汗は冬山登山では大敵です。

また首や手首や足首を冷やさないように、ネックゲイターや手首まで隠れるグローブと厚手のソックスで体の首(首や手首や足首)を温めることを重視して防寒アイテムを持ち歩くようにしましょう。

11月の冬の登山におすすめのコーディネート

季節を問わず、登山の基本的なコーディネート(レイヤリング)は、ベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターレイヤーの重ね着です。このように、重ね着をすることで、体温調整を容易にして、汗をかきづらい登山が可能になります。

ベースレイヤー

ベースレイヤー

ベースレイヤーは肌に1番近い場所に着用するウェアです。ベースレイヤーは汗を吸って乾かす機能を備えた体温調整にもっとも重要な役割を担います。11月の登山では保温、吸湿、急激な体温を奪わない乾き方の3点に特徴があるメリノウール製のベースレイヤーを取り入れましょう。肌の露出を極力避けるように、ロングスリーブのベースレイヤーがおすすめです。

おすすめのメリノウール製ベースレイヤー

モンベルのスーパーメリノウールM.W. ラウンドネックシャツはメリノウール85%の配合で保温性能と速乾機能を備えたベースレイヤーです。中厚手で保温力に優れています。汗をかきやすい人はより薄手のスーパーメリノウール EXP. ラウンドネックシャツがおすすめです。

スマートウールのメリノスポーツ120はメリノウール53%にテンセルが配合された汗をかいても、涼しく快適な特徴を備えた幅広いアクティビティで使用できるベースレイヤーです。より保温力を高めたい場合はクラシックオールシーズンメリノベースレイヤーロングスリーブがおすすめです。

ミドルレイヤー

11月の冬の山では、ミドルレイヤーの出番が多くなるでしょう。10月に比べると着脱の繰り返しが少なくなりますが、ジャケットタイプのミドルレイヤーを選ぶことで、素早い体温調整ができるので通気性に優れたジャケットタイプのミドルレイヤーを選びましょう。

おすすめのジャケットタイプのミドルレイヤー

パタゴニアのR1エア・フルジップ・フーディはR1シリーズの中で最も通気性があり、優れたストレッチ性で動きやすく、秋山登山だけでなく、冬も春も長い期間着用することができるミドルレイヤーです。

アウターレイヤー

アウターレイヤー

11月の冬山登山ではゴアテックス3層構造のハードシェルを使用するようにしましょう。ピットジップがついていることで通気を確保し汗をかかないように体温調整をすることができます。

ヘルメットをした状態でフードを被ることができるタイプのハードシェルは様々なシーンで活用できるので冬山登山を楽しむ方におすすめです。

おすすめの3層構造のハードシェル

パタゴニアのトリオレット・ジャケットは、ヘルメット対応のフードに大きめのピットジップが付いた汎用性に優れたハードシェルです。重量は550グラムと軽量で価格も50,000円台で購入できるコストパフォーマンスも魅力です。

登山用パンツ

登山用パンツ

11月の冬山登山では汗をかいたらすぐに吸収するタイツとハードシェルの組み合わせがおすすめです。ハードシェルパンツは12月から3月の冬山登山でも活用できるアイテムなので上で紹介したハードシェル同様、3層構造の耐候性に優れたパンツを選ぶようにしましょう。

おすすめの3層構造のハードシェルパンツ

モンベルのライトアルパインパンツは、ゴアテックスプロを採用した軽量なハードシェルパンツで価格も20,000円台で購入できるコストパフォーマンスが魅力です。ゴアテックスファブリックスは40デニールで重量は335グラムと軽量です。

防寒アイテム

防寒アイテム

冒頭にお伝えしたように体で「首」という名が付く場所をしっかり温めることができるように道具を選別しましょう。ネックゲイターは長めのメリノウールのネックゲイターがおすすめです。

またグローブは防風性に優れた手首も隠れる山旅防風ミトンを、お持ちのグローブに追加することで、低山から高所登山で手を温める役割を担います。

山旅 コーデュラリップ製軽量コンパクト防風ミトン(登山用グローブ) | 山旅

山旅 コーデュラリップ製軽量コンパクト防風ミトン(登山用グローブ) | 山旅

アメリカのインビスタ社コーデュラリップで仕上げたウィンドブレーカーミトンです。グローブの上からはめることで、風を防ぎ手を冷やさないように対処することができます。登山やトレイルランニングで意図しない寒さに見舞われた際に役立つ超軽量ミトンです。<おすすめポイント>・重量僅か21g・単体使用でも凄く暖かい・スマホのタッチ操作可能(単体使用時)・冷たい風を完全シャットアウト・シルナイロン加工で雨を弾く・ミトンタイプで手の熱源によって内部が暖かい・パッカブル機能付き・8cm四方の大きさでポケットに収納・手首まで覆い隠し、動脈を冷やさない・片手でフィットさせることができる・様々な手の大きさに合わせることができる・オールシーズン使えるからエマージェンシーキットの追加がおすすめ素材のコーデュラリップは表面にシリコンコートが施されているため耐水性があり、防汚機能を備えています。また耐久性と軽量性のバランスに優れています。シーム加工は施されておりませんので完全防水ではありませんが、小雨程度の雨を弾きます。左手のミトン内部にポケットを備えており、この袋に両手分のミトンをパッカブルすることで手のひらに収まるほどの大きさになります。非常にコンパクトなので、どこにでも持ち歩くことができます。サコッシュなどに入れても邪魔になりません。パッカブルした際、カラビナに取り付けることも可能です。グローブをしてからストレッチコードを引っ張るだけでグローブを絞める&緩めるを簡単に行うことができます。<スペック>重量:約21g収納時サイズ:8×8×2.5㎝平置きサイズ:横13cm×長さ27㎝手首の周囲:約27cm素材:コーデュラリップカラー:ブラック<サイズ>男女問わず、様々な手のサイズで使えるように設計されています。

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