緊急時に活躍するエマージェンシーシートは、もしものときの備えに持っておきたい登山装備の1つです。エマージェンシーシートは登山だけじゃなく、緊急時に使えるコンパクトで軽量なアイテムなので車の中に1つ、自宅に1つというように常備しておくのがおすすめです。今回はエマージェンシーシートの特徴と役割、また数あるエマージェンシーシートの中からおすすめのアイテムを紹介します。
エマージェンシーシートの特徴
エマージェンシーシートとは、緊急時に体温の低下を防ぐために開発されたフィルムのようなもので、熱を反射させて体を温めるだけでなく、雨を弾くため、濡れから身を守ることができます。
エマージェンシーシートの使い方
使い方は簡単でエマージェンシーシートを開いて、体に包むことで、シートの中に熱がこもり体温を維持します。冷気を通さない特徴があるので、テント泊の時に地面に引いて使用することで、テント内の温度を暖かく保つこともできます。
エマージェンシーシートの選び方
エマージェンシーシートは実に様々なブランドから販売されています。重量は軽いもので50g、価格は400円から2000円までのレンジで購入することができます。ただし、価格が安いからといって、適当に購入してしまうと失敗をしてしまいます。ここでは、購入する前にどのような点をチェックして購入すれば良いか、エマージェンシーシートの選び方を紹介します。
重量で選ぶ
登山に持ち歩くためにできるだけ軽いものがおすすめです。軽いものだと50gからあります。軽量なので、シート自体は薄く仕上がっており、最近のものは引き裂き強度も強い特徴があります。アマゾンで購入する場合は、口コミで破れやすい等のコメントがあった場合は注意が必要です。
色で選ぶ
エマージェンシーシートのオークワアルミ蒸着による銀色で、熱を反射する特徴があるため、輻射熱によって暖かく保つことができます。銀色以外のカラーが使われている場合は、引き裂き強度がつよい素材であったり、金色の場合は熱を集める性質があるので、色を確認することで特徴を確認することができます。
音で選ぶ
エマージェンシーシートは、素材の特徴からガサガサとした音がしやすい特徴があります。この音を不快に感じる方は、音がしづらいエマージェンシーシートを選びましょう。
たたみやすさで選ぶ
百均のエマージェンシーシートを代表に、開いて使うと折りたたむのが面倒です。ある程度の厚みがあるエマージェンシーシートは開いた後にたたむのが容易である特徴があります。また厚手なので破れづらく扱いが簡単です。
おすすめのエマージェンシーシート
今回紹介するエマージェンシーシートはいずれもしっかりとしたブランドから出ているエマージェンシーシートです。口コミをチェックすると違う商品が届いたとか使用しているとアルミ蒸着が剥がれたなど粗悪な商品もあるので注意しましょう。
※横スクロールで表がスクロールできます。ブランド | Eco Ride World | Eco Ride World | SOL | SOL | LOGOS | モンベル |
---|---|---|---|---|---|---|
商品 | サバイバルシート | アルミブランケット | エマージェンシーブランケット | エマージェンシーヴィヴィ | LLL エマージェンシーシートゴールド | エマージェンシーシート |
価格 | ¥499 | ¥1,680 | ¥704 | ¥1,824 | ¥660 | ¥429 |
重量 | 80g | 150g | 70g | 108g | 50g | 50g |
タイプ | アルミシートタイプ | アルミシートタイプ | アルミシートタイプ | 寝袋タイプ | アルミシートタイプ | アルミシートタイプ |
素材 | アルミ二ウム,低密度ポリエチレン | アルミ,不織布 | ポリエチレン | ポリエチレン | ポリエステルフィルム(アルミ蒸着) | ポリエステルフィルム(アルミ蒸着) |
本体サイズ | 約210×130cm | 約180×105cm | 213×142cm | 213×91cm | 220×140cm | 213×132cm |
収納サイズ | 約10.5×8cm | 約27×19×3cm | - | 6.5×9cm | 12×9×2cm | 6×8.4×3.5cm |
Eco Ride World『サバイバルシート』
ガサガサ音がしづらいエマージェンシーシートです。程良い厚みがあり、元のようにたたむのは難しいですが、扱いやすいサイズで多くのユーザに使用されている人気のエマージェンシーシートです。
Eco Ride World『アルミブランケット』
重量は150gと紹介する。エマージェンシーシートの中では最も重いですが、熱を逃がさず、耐久性に優れた4層構造で外気からの寒さをシャットアウトします。不織布が使用されているので、肌触りが良く、ブランケット以外に、地面に敷いたり、布団の用に使ったりすることもできる汎用性の良さが特徴です。
SOL『エマージェンシーブランケット』
登山をする人なら1度は耳にしたことがあるSOLのエマージェンシーシートです。いちど使用した後もコンパクトにたたみやすく、耐熱の90%を反射させるという数値スペックを前面に出した安心のアイテムです。
SOL『エマージェンシーヴィヴィ』
形状がヴィヴィタイプで体をすっぽり覆うことができるエマージェンシーシートです。封筒型なのでシュラフのような使い方をすると、透湿性がないため中に結露が生じてしまう点は注意が必要です。ただしブランケットを羽織るような方法よりも、体全体を包み込んでくれるので保温に優れたエマージェンシーシートです。
LOGOS 『LLL エマージェンシーシートゴールド』
金色のアルミ蒸着で仕上げたエマージェンシーシートです。輻射熱による体温保持は90%以上でしっかりと体を保温してくれます。
モンベル『エマージェンシーシート』
ガサガサした音がしにくいフィルムを使用したエマージェンシーシートです。専用のタイベックスのスタッフバックが付いていて、持ち運びも簡単です。テント内に広げて使用するのにも程良い厚みがあるので使いやすいのが特徴です。