ルートファインディングはこれから歩く道を確認して歩いて行くルートを定めることを言います。多くの人が歩いている登山道でも道迷いの可能性があるため、いかなる場所でもルートファインディングは重要です。
ルートファインディングから得ることができるリスクヘッジ
ルートファインディングは道迷いを防いで、計画通りに登山を行う上で重要な技術です。また効率的に歩くことができるため体力を温存させながら登山をすることができます。
ルートファインディングの方法
ルートファインディングには流れがあります。まずは向かうべき遠方を見て、次に中間、目の前という順番で確認します。
ルートファインディングSTEP①:遠方を見る
遠方を見ることで向かうべき目標を定めます。上りであれば遠くに見えるピンクテープであったり、稜線であればわかりやすいピーク、木や沢なども目標を定めるポイントに使うことができます。
ルートファインディングSTEP②:中間を見る
次に目標となる遠方と目の前を結ぶルートの中間を見渡します。効率的に歩くことができるルートを見つけることは、イコール登山道を見つけることに繋がります。登山道が分かりづらい場合は、危険箇所を避け、歩きやすそうなところを目で辿りながら、大まかにルートを定めます。
歩くルートに不安があればこの中間を見渡す作業を何度も繰り返すようにしましょう。
正しい登山道を歩いている場合は、道は踏み固められていることが多い為、今まで歩いて来た登山道より、道がフワフワとした感覚がある場合は間違っている可能性があるため注意しましょう。
ルートファインディングSTEP③:目の前を見る
最後に目線を目の前に移します。効率的であること、安全であることを念頭にして以下の点に注意して一歩を踏み出します。
- 浮石ではないか
- 滑りづらくないか
- 2歩目、3歩目も歩きやすいか
- 他の場所と比較して足上げが少ない足場であるか
このルートファインディング方法を何度も繰り返していると体得でき、より歩きやすいライン取りをすることができます。
危険を回避することを目的にする
登山道には多くの危険があることを念頭に起きましょう。ザレ場やガレ場を通らずに先へ進むことができる場合は、遠回りになっても『急がば回れ』の精神で歩くルートを定めましょう。
- 崖の縁よりも安全な登山道
- 急勾配よりも緩やかな道
- 大きな段差よりも小さな段差
このような心がけは怪我から身を守るだけでなく、エネルギーを使わずに歩くことができ、ペースを落とさずにゴールに到着することにもつながります。
以下の登山道、あなたならどのように歩きますか?