東北の山らしい静けさと奥深さを感じられる大朝日岳。好展望の稜線歩きや希少なヒメサユリの群生など見どころがあり、多くの登山者が訪れています。ここでは、大朝日岳の魅力やおすすめの登山コースについてご紹介します。

大朝日岳ってどんな山?

山形県と新潟県の県境に約60㎞にわたって峰を連ねる朝日連峰。その朝日連峰の主峰が「大朝日岳」です。朝日連峰と飯豊連峰は兄弟山塊ともいわれ、『深い飯豊』に対し『遠い朝日』と謳われています。山域の原始性はそのまま残され、東北の山らしい静けさと奥深さを感じることができます。

山名大朝日岳(おおあさひだけ)
場所山形県と新潟県にまたがる
標高1,871m
天気・アクセス大朝日岳の詳細情報

「遠い朝日」と謳われる大朝日岳の魅力

朝日連峰の主峰である大朝日岳。ここでは、大朝日岳の魅力についてシンプルにご紹介します。

約60㎞にわたる朝日連峰の稜線

朝日連峰
朝日連峰

朝日連峰は南北約60㎞、東西約30㎞にわたる大山塊で、その稜線をなぞる縦走はロマンが詰まっています。稜線上はひらけた展望で、飯豊連峰や月山などの雄大な山々を眺めながら歩く。いくつかのピークを超え、疲労を感じながらも主峰の頂にたどり着いたときには、大きな達成感を得られるでしょう。

登山道を彩るヒメサユリの群生

ヒメサユリ(オトメユリ)
ヒメサユリ(オトメユリ)

朝日連峰では、ヒメサユリ(オトメユリ)と呼ばれる花が見られます。ヒメサユリは可憐なピンクの花を咲かせる植物で、限られた山域にしか自生しない希少な花です。朝日連峰での見頃は6月下旬~7月上旬。とくに、小寺山~小朝日岳の区間に多く見られ、ヒメサユリのお花畑ロードを楽しめます。

四季折々の山岳風景が楽しめる

大朝日岳
大朝日岳 出典”大朝日岳|観光スポット|やまがたへの旅 – 山形県の公式観光・旅行情報サイト (yamagatakanko.com)

大朝日岳の山域は多雪地帯。7月頃まで山肌に雪が残り、ゼブラ模様の美しい残雪風景が見られます。盛夏にはたくさんの高山植物が咲き誇り、山肌に彩りをもたらしてくれる。秋には木々が赤く染まり、稜線上から眺める紅葉風景を目当てに多くの登山者が訪れます。

大朝日岳の難易度別登山コース

朝日連峰は開発の手があまり入っておらず、尾根末端の登山口から山頂まで長い行程を歩かなければなりません。そのため、稜線上の小屋や大朝日岳山頂付近の小屋に泊まる行程が基本になります。ここでは、大朝日岳のおすすめ登山コースを3つご紹介します。

1泊2日【小寺鉱泉往復コース】最短で登頂できる人気ルート

朝日連峰 大朝日岳
大朝日岳

最短時間で山頂へ登ることができる『小寺鉱泉コース』。危険個所が少なく、水場が豊富で水の確保がしやすいことから登山者に人気のコースです。最短といっても、歩行時間の目安が10時間以上になるため、大朝日岳山頂付近の『大朝日小屋』で1泊するのがおすすめです。好展望の稜線歩き、登山道を彩る高山植物など、朝日連峰の魅力を存分に楽しめます。

合計距離: 17288 m
最高点の標高: 1870 m
最低点の標高: 644 m
累積標高(上り): 1812 m
累積標高(下り): -1812 m

※歩行時間目安:約10時間30分

1泊2日【朝日鉱泉周回コース】変化に富んだ長いルート

大朝日岳 山頂
大朝日岳 山頂 出典”大朝日岳|観光スポット|やまがたへの旅 – 山形県の公式観光・旅行情報サイト (yamagatakanko.com)

朝日鉱泉登山口からスタートし、登路は中ツル尾根を通るルート、帰路は鳥原山・小朝日岳を通るルートを利用します。朝日鉱泉登山口から二俣までは吊り橋を渡り返す沢沿いの道。そこから中ツル尾根を登って大朝日岳に登頂します。下りの鳥原山・小朝日岳を通るルートでは、湿原や樹林、沢の徒渉など変化に富んでいます。
行程の長いルートになるため、大朝日山頂付近の『大朝日小屋』や鳥原山付近の『鳥原小屋』に1泊するとよいでしょう。

合計距離: 19574 m
最高点の標高: 1870 m
最低点の標高: 529 m
累積標高(上り): 2174 m
累積標高(下り): -2174 m

※歩行時間目安:11時間30分

2泊3日【朝日連峰縦走コース】朝日連峰を満喫するルート

大朝日岳 登山道
大朝日岳 登山道

朝日連峰北端から主峰の大朝日岳に登頂し、東の朝日鉱泉口へ下るルートです。朝日連峰を大縦走するので、朝日連峰をまるごと満喫できるルートといえるでしょう。
1日目は泡滝登山口から以東岳に登り、山頂付近の『以東小屋』に宿泊。2日目は寒江山と西朝日岳を経由し、主峰の大朝日岳に登頂します。『大朝日小屋』に泊まり、3日目は小朝日岳・鳥原山を経由して朝日鉱泉口へ下ります。稜線上にはいくつか避難小屋があるので、もう少しゆったりとした行程を組んで登るのもよいでしょう。

1日目泡滝登山口ーオツボ峰ー以東岳ー以東小屋歩行時間目安:約7時間
2日目以東小屋ー寒江山ー西朝日岳ー大朝日岳ー大朝日小屋歩行時間目安:約7時間30分
3日目大朝日岳ー小朝日岳ー鳥原山ー朝日鉱泉口歩行時間目安:約6時間
行程
合計距離: 39355 m
最高点の標高: 1869 m
最低点の標高: 521 m
累積標高(上り): 3269 m
累積標高(下り): -3239 m
総所要時間: 06:35:29

※総所要時間(歩行時間)は上記の表をご参照ください

大朝日岳登山口のアクセス方法

大朝日岳の各登山口へのアクセスは以下の通りです。

各登山口のマップはこちらから

古寺鉱泉登山口へのアクセス方法

・マイカー
山形自動車道 月山I.C.より車で約40分(約21㎞)

・電車/タクシー
山形駅~左沢駅 JR左沢線左沢行乗車で約50分
左沢駅~小寺鉱泉登山口までタクシーで約1時間10分(約47㎞)

朝日鉱泉登山口へのアクセス方法

・マイカー
山形自動車道 月山I.C.より車で約1時間(約30㎞)

・電車/タクシー
山形駅~左沢駅 JR左沢線左沢行乗車で約50分
左沢駅~小寺鉱泉登山口までタクシーで約50分(30㎞)

※小寺鉱泉登山口前にある、のぞくら橋は損傷により車両通行規制があります
のぞくら橋~小寺鉱泉登山口へは徒歩約10分

▼朝日鉱泉までの道路状況はこちらから
朝日鉱泉までの道路状況 – 朝日鉱泉・大朝日岳・朝日連峰 (asahikosen.com)

泡滝登山口へのアクセス方法

・マイカー
山形自動車道 庄内あさひI.C.より車で約1時間10分(約33㎞)

大朝日岳下山後の山旅スポット

りんご温泉
りんご温泉 出典”りんご温泉|観光スポット|やまがたへの旅 – 山形県の公式観光・旅行情報サイト (yamagatakanko.com)

大朝日岳に登った後は、朝日町にある『りんご温泉』に寄るのがおすすめです。朝日町のりんご栽培は100年を超える歴史があります。りんご温泉という名前の通り、温泉にはりんごが浮かべられており、山並みを一望できる露天風呂と相まって風流を感じられるでしょう。また、肌がつるつるになるナトリウム温泉は美肌の湯として人気があります。

名称りんご温泉
住所山形県西村山郡朝日町大字宮宿1353-1
泉質ナトリウム-塩化物強塩温泉
日帰り入浴料大人300円、子供200円

▼りんご温泉の詳細はこちらから
りんご温泉のホームページです! (fc2.com)

大朝日岳の魅力やおすすめの登山コースについてご紹介しました。山頂までの行程が長く、基本的には1泊以上の山行になります。大朝日岳の人気コースは「小寺鉱泉往復コ―ス」。危険個所が少なく、水場が多いので大朝日岳の足掛けにおすすめです。また、バリエーションに富む「朝日鉱泉周回コース」もおすすめです。そして、朝日連峰をまるごと楽しみたい方は「朝日連峰縦走コース」に挑戦してみるとよいでしょう。

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