2023.01.26

雪山登山靴の選び方・定番モデル4選

雪山登山をする場合は、雪山に適した冬用登山靴が必要不可欠です。様々なブランドから雪山に適した冬山用登山靴が販売されています。今回は雪山初心者におすすめの定番モデルの登山靴を紹介します。雪山登山の選び方や特徴もチェックして自分に合った雪山登山靴を見つけましょう。

雪山に適した冬山用登山靴の特徴

雪山登山に適した冬山用登山靴は、夏山向けの登山靴とどのような点が異なるのか特徴をおさらいしましょう。

保温素材がライニングされている

冷たい雪が付着して足元が冷たくならないように、登山靴の内側には断熱保温材がライニングされています。

シャンクを内蔵し剛性を高める

雪山は登山道が滑るため不安定な場所が多いという特徴があります。このような場所でしっかりと立てるようにアウトソールは固くしっかりしたものを使用し、シャンクを内蔵していることで、登山靴のねじれを防ぎ、不安定な場所でしっかりと立つことができるようになっています。

アイゼンの装着が容易

アイゼンには大きく三種類の装着方法がありますが、登山靴に「コバ」と呼ばれる凹みがあることで、ワンタッチ、セミワンタッチと呼ばれるアイゼンを装着することができます。

雪山初心者におすすめの定番モデル

各ブランドから数種類の雪山向けの冬山用登山靴が販売されています。各モデルから毎年人気の冬山用登山靴をピックアップして紹介します。

雪山登山に対応する高性能なアルパインブーツ-ザンバラン『マウンテンプロ EVO GT RR』

保温素材はゴアテックス・インシュレーテッドコンフォートを使用しています。ソールにはヴィブラム Peniaを使用し歩行性能を強化しています。インソールボードに剛性の高い五ミリ厚のカーボンファイバーを採用し、ミッドソールの衝撃吸収性で足裏の疲れを軽減させる雪山用登山靴にしあげています。

シューレースとD管でグローブをしていてもしっかりとフィットさせやすいデザインと素材を採用し、足首の屈曲部には動きを妨げないようにテープフックを使用して、登山中に緩みが生じないように工夫が施されています。

さまざまな足の形状にフィットさせることができる構造をもち、足首までをしっかりと包み込む歩きやすい特徴を備えています。

ワンタッチ式アイゼンの装着が可能なように踵と爪先にコバが設けられています。

重量：約945g（EUR42片足標準）

優れたフィット感で歩きやすい軽量な雪山登山靴-スカルパ『モンブランプロGTX』

保温素材はゴアテックス・インシュレーテッドを使用しています。ソールにはヴィブラムエッセンシャルACを使用し歩行性能を強化しています。

幅広甲高のラストを使っているため、日本人の足にフィットしやすく厚手のソックスを履いても窮屈さを感じずに雪山登山を楽しむことができる形状が特徴です。

足首周りにはソックフィット XTとおばれるシステムが備わっており、アッパーとストレッチゲイターを組み合わせた作りで、ぴったりとフィットし雪や小石などが登山靴の中に入らないようにデザインされています。

ワンタッチ式アイゼンの装着が可能なように踵と爪先にコバが設けられています。

900g(#42、1/2ペア)

厳冬期用ブーツの大定番-スポルティバ『ネパールEVO GTX』

保温素材はゴアテックス・インシュレーテッドコンフォートを使用しています。ソールにはヴィブラムインパクトブレーキシステムで安全な方向をサポートしています。

雪の侵入を軽減するミニゲイターが付いており保温性も高めています。足首には負担をサポートするための3Dフレックスと呼ばれる、柔軟性のある素材を採用し、歩きやすさと剛性を両立させた雪山用登山靴にデザインされています。

シューレースにはフィット感とワンアクションでロックを解放するウェビングテープを配備し、グローブをした状態でしっかりと登山靴を履くことができるように設計されています。

ワンタッチ式アイゼンの装着が可能なように踵と爪先にコバが設けられています。

約1,040g(1/2ペア)

ローバー『アルパインエクスパート Ⅱ GT』

ローバーの雪山用登山靴の中で最高の保温力を誇るのがアルパインエクスパートです。本素材にはプリマロフト400を使用し指先からかかとの足全体を温めるようにデザインされています。

厳しいコンディションで登山靴のシューレースを締めることを想定したC4タングとXレーシングを採用しています。これは足首の可動域を考慮した立体的なデザインをタング部分に採用しサポート力を必要とする足首の外側にはフィット感を高めるための固めの素材を使用しています。フィット感と可動域を組み合わせたバランスの良い登山靴にしあげています。