バラクラバとは目だけを出してそれ以外の顔全体を冷たい風から守るためのアイテムです。特に冬山登山やバックカントリースキーなどでは必須装備に数えられます。
今回紹介するのはニット帽とマスクを使ってバラクラバとして活用するアイデアです。このように分割することで
- 首回りが暑いときにニット帽だけ使用して発汗を抑える
- 休憩中にニット帽だけ被って食事をする(山小屋や休憩施設の中で頭がボサボサなのを隠せる)
- 2日以上の山行時にマスクだけ交換できる
- 冬の季節にしか利用しないバラクラバに対して、ニット帽とマスクはオールシーズン活用できる
などのメリットがあります。
これからバラクラバを購入しようとしている方や、バラクラバを使用している時の快適性に課題を感じている方のヒントになれば幸いです。
おすすめのニット帽-HOUDINI『パワー トップ ハット』
ニット帽というカテゴリーの中にビーニーとワッチキャップと呼ばれる2つのタイプがあり、ビーニーは折り返しのないデザインで、ワッチキャップは折り返しのあるデザインです。
僕はバックカントリースキーや冬山登山でヘルメットをすることを想定して、折り返しのないビーニーを愛用しています。中でも最も愛用しているのがHOUDINI『パワー トップ ハット』で特徴は
- ポーラテックパワーストレッチによるフィット感
- ポーラテックパワーストレッチプロの耐久性
- 素早く汗を吸い上げ表生地で素早く乾く
- フラットシーマで肌当たりが素晴らしくいい
HOUDINI『パワー トップ ハット』は、ポーラテックパワーストレッチプロを使用した36gのビーニーで、 優れたストレッチ性と柔らかな肌触り、優れた速乾性、ヘルメットをかぶった時の擦れに強い耐久性のあるビーニーです。
登山やバックカントリーでのハイクアップ時は、樹林帯では風が少ないためマスクをせず、耳と頭を暖める目的でニット帽を被ります。
ラッセルが必要になることも多々あり、そうすると汗をかきやすいのですが、ポーラテックのパワーストレッチプロはすぐに汗を吸い上げ表生地に汗を移して乾くので、頭や耳が冷えずらく快適で安心です。
またヘルメットをかぶった時にフラットシーマなのと、耳やおでこ周りには 縫製部分がないためゴワゴワ感が一切なく、非常に快適です。
おすすめのマスク-NAROO MASK (ナルーマスク) Z5H
僕が愛用しているマスク3種類は全てナルーマスクです。中でも最も愛用しているのがZ5Hで特徴は
- フレームが入っていて息がしやすいこと
- 優れたフィット感でズレ落ちない
- 速乾性と程よい保温力
- UV99%カット
ナルーマスクZ5Hはマスクの内側にクレームが搭載されていて、鼻と口の周辺に空間を設け、息がしやすく、さらにしっかりと会話をすることができます。
マスクを洗濯する時にはフレーム部分を取り外すことができます。
冬山登山、バックカントリースキーではハイクアップ時にサングラスをかけます。この時にサングラスが曇らないように端の部分には形状記憶素材のノーズクリップが埋め込まれていて、口や鼻の息がサングラスにかからないようにすることができ、曇りを抑制します。
さらに口元には細かな通気孔が施されているので 、息がしやすく心拍数が高くなるようなシーンでも装着し続けられます。
ストレッチ性に優れた素材と織り方で顔から頭全体にしっかりとフィットし、程よい保温力と通気性で快適に登山をすることができます。
肌に当たる生地は凹凸があり、汗戻りしづらく肌をドライに保ってくれます。
雪山は夏山と異なり、地面からも雪による紫外線の照り返しで強い紫外線を浴びるのですが、ナルーマスクはUV99%カットする素材なので、日焼け対策にも有効です。
冬だけでなくオールシーズン使い続けられるのもこのマスクの良さです。
僕が使用している3つのナルーマスクの中では汗をかきづらい通気性に優れたモデルなので、行動が少ない 冬山登山では保温力に優れたX9、ゲレンデスキーや冬山登山でヘルメットの装着が多いアクティビティでは N9Hというように使い分けています。