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2023.01.18
アストロフォイルを使った保温・防寒アイテム

アストロフォイルを使った保温・防寒アイテム

宇宙産業から生まれた遮熱とは、外側からの冷気や暖気を反射させることを言い、この遮熱材を住宅用建材に応用したのがアストロフォイルです。

アストロフォイルとは?

アストロフォイルはエアパッキンに高純度アルミ箔を99%以上を溶着しているので、熱反射率が97%以上の高さで、アストロフォイルの中に入れた温かいもの(冷たいもの)を長時間キープさせることができます。

アストロファイルそのものが暖かいのではなく、エアパッキンの空気層と、高純度アルミ箔によって熱を輻射して、継続的に保温効果を高めることができます。

だからなんらかの熱源をアストロフォイルで囲むことで、保温効果が非常に高くなり、わずか4mmという薄さにも関わらず、外部に熱を逃がさない遮熱効果は驚きに値します。

このような特徴を備えたアストロフォイルは、ジップロックなどの袋に入れた食品を沸騰したお湯を入れて加熱調理ができるボイル・イン・バッグや、スマートフォンやモバイルバッテリーなどを包むことで、急激なバッテリー低下を防ぐ保温バッグ、テントマットの下敷きにすることで、地面からの冷気を遮断するようなマット代わりなど、あらゆる使い方が可能です。

120cm✕50cmの切り売りアストロフォイルでMYOG

わずか1980円で120cm✕50cmサイズのアストロフォイルを購入することができます。

僕が実際に登山で使用している方法は、ザックの背面サイズにカットしてテントマットの下敷きにしたり、就寝時に足元が寒い時用の毛布のような使い方、クッカーの大きさにカットして、クッカーで調理したものが冷たくならないようにするためのケースといった使い方をしています。

アストロフォイルでMYOG(Make Your Own Gear)を楽しむ人が多く、僕もその一人です。

アストロフォイルをくっつけるのに便利なのがアルミテープです。切り売りしたものを購入するのがおすすめです。

電子機器を温める『タイベック保温ケース&アストロフォイル』

タイベック保温ケースは表地にタイベック、裏地にキルト芯をライニングした保温ケースで、購入すると保温ケースにジャストフィットするアストロフォイルが付属されています。

スマホやモバイルバッテリーをアストロフォイルで包んだら、タイベック保温ケースに入れて持ち歩くことで、温度が低くなることによるリチウムイオン電池の持ちが悪くなることを防ぐことができます。

また保温ケースのサイズは横19㎝×高さ17㎝なのでジップロックのSサイズに入れた食品を入れることができます。夏場であれば凍らせた肉などを登山で持って行くことができます。登山だけでなくキャンプの活用にもおすすめです。

同じ素材のタイベック保温バッグは横19㎝×高さ24㎝で少し大きく作られているので、ジップロックMに入れた冷凍食品やお湯を入れた後の尾西のアルファ米やモンベルのリゾッタシリーズを入れることで温かな状態を保ちながら食べることができます。

アストロフォイル製おにぎり保温・保護ケース

コンビニで購入することができる三角形のおにぎりと丸型のおにぎりを入れることができるおにぎり保温・保護ケースです。

実際に雪山でテストした結果の記事を読んでいただくとよくわかりますが、おにぎり保温・保護ケースに入れた状態のおにぎりを、入れていないものと比較すると、寒い季節においてはおにぎりがパサパサすることを防ぐことができます。

またザックの中でおにぎりが潰れないように防ぐこともできるので、登山でおにぎりをよく持っていく人にとって便利なアイテムです。

アストロフォイルの凄さがよく分かる『スクリューロックコジー』

ジップロックのスクリューロックに、アストロフォイルのケースをスポッと入れて持ち歩くことができるのがスクリューロックコジーです。

外側がアストロフォイルのケースなので、熱いお湯を入れた後のスクリューロックを持つことができ、食事中はスープが冷めづらく、熱い状態でラーメンを食べることができます。

またカップラーメンの中身をスクリューロックに入れ替えて持ち歩くので、カップラーメンを食べ終わった後にゴミを出さずに済むし、体にあまり良くないカップラーメンの粉末スープを処分して、お味噌やフリーズドライのスープに変えることで、スープをしっかり飲み干すことも躊躇なく行えます。

カップラーメン大を移し替えるならばスクリューロックコジー-730mlの購入が必要です。

温かな状態であらゆるご飯を食すことができる『山旅スタンドコジー』

山旅スタンドコジーの内部はジップロックのSサイズがちょうど入る大きさで、すべてをアストロフォイルで包むことができるように設計されたコジー(保温バッグ)です。

sweet climberさんに、そのままカップ麺を食べる場合と、スタンドコジーを使った場合とで温度の状態をテストしてもらったのですが、山旅スタンドコジーが最も途中経過の温度が高く、食べ終わり時点での温度も、そのまま食べるのと比較しても約倍ほどの温度を保っていることがわかります。

お湯を入れた後の温度変化が緩やかで、アストロフォイルが保温素材として優秀なことがよくわかります。

スタンドコジーがあれば、様々な食事を楽しむことができます。ジップブロックSサイズの中にチキンラーメンやカレーメシ、アマノフーズのカレーとアルファ米など入れて登山に持ち歩き、スタンドコジーの中にジップロックSを入れてお湯を注ぐだけで、すぐに暖かな食事を楽しむことができます。

冬の寒い時期であれば、魔法瓶に入れたお湯を注いで簡単に食事を作ることができちゃいます。

メスティンでの炊飯が著しく美味しくなる『メスティンコジー』

メスティンはご飯を炊くのに優秀なクッカーですが、アストロフォイルをライニングしたメスティン保温ケースがあることで、お米が炊けた後に熱を逃がさず蒸らすことができるので、お米を食べる時に温かな状態を保てるし、蒸らし時間を短縮することができます。

火にかけてお米が炊けたメスティンをそのまま保温ケースに突っ込むだけで蒸らすことができるし、保温ケースに入れれば蓋が外れないので、残ったお米をそのままメスティンの中に残した状態で持ち歩くことができ、縦走登山で休憩中、好きな時に残ったお米を食べることができるようになります。

トランギア製のメスティン以外にも、ダイソーメスティン用の小さいものも販売されています。

まとめ

このようにアストロフォイルは、様々な活用方法があり、今回紹介した以外にも使い方は縦横無尽です。

例えば自宅では冬の寒い時期の自宅の窓周辺からの冷気の侵入があるのを、アストロフォイルを窓に貼るだけで、圧倒的に窓周辺の冷気が遮断されます。

また湯船に入れたお湯を維持しておくのにも便利で、お湯の上にアストロファイルを置いておくだけで、お湯を暖かく保つことができます。

是非皆さんも寒いと思うタイミングや場所を思い浮かべて、アストロファイルを活用してみてください。

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