2023.02.14

登山で本当に使えるアプリ-登山用GPS地図アプリ＆天気アプリ＆登山専門情報アプリ

登山向けアプリを大きく3種類に分けると

登山地図を活用してルート作成や登山中のルート案内をしてくれる登山用GPS地図アプリ
登山をする日の天候を確認するための登山に使える天気アプリ
登山に関する様々な情報を得ることができる登山専門情報アプリ

に分けることができます。

この記事ではこの3種類のアプリの中でも人気のアプリとおすすめポイントを紹介します。

登山用GPS地図アプリ

登山用GPS地図アプリは、登山の計画から登山中のルート確認、過去歩いた登山道のログ保存ができ大変便利です。

ここでは登山用GPS地図アプリで代表的な5種類のアプリを紹介します。

5種類のGPS地図アプリの共通特徴

紹介する5種類の登山用GPS地図アプリには共通の特徴があります。

圏外での使用が可能

登山をしている最中に地図を確認することができるように、圏外での使用が可能です。

スマホにはインターネットに接続するためのアンテナと、位置情報を取得するためのGPS衛星に接続するためのアンテナの2種類が内蔵されています。

GPSアンテナは山の中でもキャッチすることができるので、事前に地図のデータのみキャッシュやダウンロードをすることでインターネットに接続することなく地図上に現在地を表示させることができます。

登山コースと軌跡の表示

事前に登山をするコースを作成し、登山中には作成したコースを歩いているか？軌跡を表示させることができます。

これができることで、道迷いのリスクを減らし現在地を確認することでゴールまであとどれくらいの距離があるのか、登山地図上で確認することができるため登山中のペース配分が可能になります。

事前に登山コースを作成することができるため、登山計画作成から登山届までを一括して行うことができます。

YAMAP

登山前と登山中と登山後に活用できるサービスが充実しており、オリジナルの特徴的な機能が豊富なことから、現在最も注目されているアプリの1つです。

登山地図は全国の地図の上に表示された山頂のアイコンをタップすることで、地図をプレビュー表示することができます。地図上には通行量に応じた3段階の登山道情報と所要時間、水場、トイレ、見どころ、パーキングなど必要な情報を確認することができます。

登山計画を作成するためには登山地図をダウンロードし、ダウンロードした後に地図上をタップしながら登山計画を作成します。

必要な項目を入力したらYAMAPに登山計画を提出することができ、登山中は作成したルートを確認しながら軌跡や現在地の確認、ルートから外れた場合の警告、GPSを活用した家族への現在地情報の発信（みまもり機能）を無料で活用することができます。

無料から有料にするとYAMAPプレミアムに登録したことになり、活動日記の保存容量増加やダウンロードできる地図のクオリティアップ、アップロードできる写真量、山の詳細な天気予報など様々なサービスを活用することができます。

▼YAMAPをインストール

ジオグラフィカ

スマホを登山用GPSに変化させることができる、というコンセプトで立ち上げられたアプリです。

表示することができる地図の種類を選ぶことができ、地図上には余計な情報がほとんどない自分でカスタマイズが自由にできる柔軟性の高いアプリです。

特徴的なのは地図をダウンロードするのではなく、地図を表示させることでキャッシュデータをスマホに記憶させることで電波のない場所でも地図を確認することができます。

無料版ではキャッシュデータは200MBの制限、登録することができるログの数が20までとなっており、有料版を購入することでこの制限が解除されます。

釣り、キノコ狩り、バックカントリースキーなどの、人との情報共有をよしとしないアクティビティで活躍するアプリです。

▼ジオグラフィカをインストール

ヤマレコ

登山前と登山中と登山後に活用できるサービスが充実しており、オリジナルの特徴的な機能が豊富な元祖登山地図系アプリです。

登山データが多いことから、過去のデータで他の人が歩いた登山コースを確認したり、登山地図上の軌跡を確認することで、多くの人が登っている登山コースを確認しながらルートを決めることができます。

いまココサービスを活用すれば家族への現在地情報の発信ができるなど便利な付帯機能も特徴です。

▼ヤマレコをインストール

山と高原地図

登山用紙地図のスタンダードといっても過言ではない山と高原地図のアプリです。1/50000の地図なので等高線が少なく、大まかな登山コースを確認するのに便利なアプリです。

登山道が複雑だとコースを見誤る可能性もあるため、多くの人が歩いている人気の登山道を歩くのに適したアプリと言えます。

他のアプリと異なり地図上のルート確認と現在地確認をするのに便利で、ルート作成や、軌跡を保存しシェアするなどの機能は劣っています。

山と高原地図を使い慣れた人には大変便利なアプリです。

山と高原地図アプリは一つ一つ地図を購入するタイプのアプリで、山と高原地図「ホーダイ」アプリは月額料金を支払うことで全ての地図をダウンロードして使用することができます。またホーダイのみ登山計画を作ることができます。

▼山と高原地図をインストール

スーパー地形

ジオグラフィカのようにスマホ登山用GPSとして活用することができるアプリです。ジオグラフィカと異なりAppleWatchとの連携が可能で、様々な機能を活用することができます。

3日間の無償サービス期間を超えると多くの機能が制限されるため、一度アプリを購入して制限を解除して使用することをおすすめします。

他のアプリではない多くの機能があり使いこなすまでに時間がかかりますが、一度使用方法を覚えると大変便利なアプリです。

▼スーパー地形をインストール

登山用天気アプリ

登山用天気アプリにはいくつかの種類がありますが、自分が楽しむアクティビティによっては当たる、当たらないなど、千差万別です。ここでは山旅旅ライターがおすすめするアプリに絞って紹介します。

Windy

ヨーロッパ、アメリカ、ドイツ、スイスの5つの気象サービスを比較することができるアプリです。四つの気象データから気温、風の強さと方向、降雨量を確認することができます。

また気象レーダーと衛星写真の1分ごとの動きを約2時間前から確認することができるので、これからの雲や雨雲の進む方向や停滞する可能性などを予想することもできます。

天気の精度も高く、使い続けていくうちに5つの気象サービスのどれが最も信頼できるかというのも分かるようになってくると思います。ヨーロッパ、アメリカの気象データは雨風データの精度が高いように思います。

その他の天気アプリは様々ありますが、個人的見解ではあまり精度が高いと思えないものが多いです。SCW(supercweather.com)やSnow-Forecast、weatheronline（weatheronline.co.uk）などのサービスと併用して天気を確認すると、より精度が高く登山をすることができます。

▼Windyをインストール