登山用のカトラリーは軽いと装備の軽量化になりますが、食べづらいカトラリーは避けましょう。カトラリーがコンパクトになる折れるタイプのも良いのですが、僕は食料などを入れるスタッフバッグの中に一緒に入れてしまうので、食べやすさ重視のカトラリーを選んでいます。
先割れスプーンの良さ
スポークと呼ばれるカトラリーは、スプーンとフォークが上下それぞれに備わっているオールインワンカトラリーですが、このタイプは手が汚れてしまいがちで、気を使って使用する必要があるので、あまり好みではありません。
先割れスプーンは、割れている部分の作りがいまいちだとフォークのような使い方が全くできないので、先割れスプーンの形状やデザインをしっかりと吟味する必要があります。今回紹介するUL先割れスプーンは、そういう意味でとても使えるカトラリーです。
UL先割れスプーンのスペック
様々な先割れスプーンを検索して選びましたが、UL先割れスプーンは検索した中で一番軽い7gです。このように軽いカトラリーの多くがチタンなのですが、チタンは固い素材で加工に手間がかかるため価格が高いのですが、UL先割れスプーンはハードアルマイト加工済みのアルミニウムを使用しているので、送料込みで1980円で手に入れることができます。
ハードアルマイト加工とは耐熱性、腐食性、耐衝撃性に優れ、摩擦係数も低減するため、擦れ合う部分やキズ防止に有効な処理で、食事をする道具としても、料理を作る時に利用する道具としても優れています。
UL先割れスプーンの特徴・食べやすさ
指で握る部分はU字形状で指に吸い付くようなデザインが採用されています。これによって食事がしやすく、一般的なフラットな形状のものよりも、耐久性に優れているため、極薄の板厚を採用して軽量化が行われています。
先割れスプーンは麺類が絡みにくいデザインも多いのですが、僕が愛用しているUL先割れスプーンはしっかりと麺を巻きつけることができるデザインで、カップラーメンを食べるのにも便利だし、野菜を刺すこともできるのでフォークのような使い方がストレスなくできます。
スプーンとして使用するときは、主にチャーハンやカレー、スープを飲む時ですが、乗せた時に囲い込むような形状なのでこぼれづらいデザインです。
複数のUL先割れスプーンを重ねた時に綺麗にフィットするのも特徴的なデザインです。
UL先割れスプーンの携帯方法
長さが16.5㎝なのでスタンドコジーの中に斜めにして収納したり、使い終わったら周りのものを汚さないようにカトラリーケースに入れて携帯しています。
また持ち手の先端に穴が開いているので、小さなカラビナに通してザックの外側に取り付けておくことで、いつでもすぐに使用することができます。
この製品は金属加工が盛んな新潟県燕市で製造されていて実用新案を取得した優れた製品です。