今回紹介するノローナのミドルレイヤーカテゴリーに属するリンゲンアルファ90ジャケットは、僕が知っている中で最も軽量なアクティブインサレーションです。
重量は平均で180gで、僕が着用しているSサイズは実測で165gと驚くような軽さです。
今回紹介するノローナのリンゲンアルファ90ジャケットはこんな登山用ウェアを探している方におすすめです。
- レイヤリングがしやすいミドルレイヤー
- 汗をかきづらい通気性に優れたミドルレイヤー
- 軽くてコンパクトなウィンドシェル代わりのフリース
- バックカントリーや登山でオールシーズン着用できる行動着
- 軽量なアクティブインサレーション
商品概要
ブランド | ノローナ |
商品名 | リンゲンアルファ90ジャケット |
商品説明 | 毛足が長く「質量が少ない」というのが最大の特徴である Polartec® Alpha90 Direct を使った驚くほど軽量なジャケットです。 |
価格(税込み) | ¥19,800 |
平均重量 | 180g |
素材 | POLARTEC® Alpha® 78% RECYCLED POLYESTER / 22% POLYESTER, 94% RECYCLED POLYESTER / 6% ELASTANE |
管理人の評価レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
快適性 | ★★★★★ |
軽量性 | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
機能素材ポーラテックを使用したミドルレイヤー
ノローナのリンゲンアルファ90ジャケットは冷えるとリスクになる胸周りにはポーラテックのアルファダイレクトを使用し、汗をかきやすく通気性があることで快適性を向上する脇や袖、腹部にはポーラテックのパワードライを使用しています。
ポーラテックのパワードライの中でも凹凸のあるグリッドフリースが肌面側にあり、効率的に汗を吸い上げ、素早い拡散性能でボディーを常にドライに保ちます。そしてストレッチ性もあるので動きを妨げません。
ポーラテックのアルファダイレクトは高機能インサレーション素材として開発され、濡れても保温力を失わず、乾きも早く通気性能に優れた特徴があります。この素材を使用しているミドルレイヤーの多くが、登山中のウェアの着脱を不要にする快適性があり、ノローナリンゲンアルファ90をバックカントリースキーで着用している時は、スタートからゴールまでアウターの交換だけで済んでしまいます。
夏山登山ではウィンドブレーカー変わり
夏の北アルプスでは朝方の登山開始は肌寒くTシャツの上からアルファ90ジャケット着用し、日が登って暑くなったらTシャツのみで行動し、稜線に出て肌寒くなったら再びアルファ90ジャケット羽織るというような使い方をしています。
軽量なウィンドブレーカーは100g程度で軽量コンパクト性能に優れていますが、Tシャツの上から着用している時に汗ばむと肌に吸い付いて気持ち悪く、また動いている時にシャカシャカ音がするのが気になります。
またストレッチ性があるウインドブレーカーでも、鎖場や岩場のある登山道で大きな動きで登山をすると突っ張る感じがあってストレスを感じることがあります。
これら全てのストレスから解放されるのがノローナのアルファ90です。ストレッチ性があり快適な着心地のアークテリクス「スコーミッシュフーディ」の平均重量がメンズで140gで、+40gの差を考えてもアルファ90の方が気持ちよくて好みです。
テント泊をする時はアルファ90をパジャマ代わりにも着用します。
ポケットはシンプルに胸ポケットのみ
リンゲンアルファ90ジャケットは胸ポケットのみです。胸ポケットの外側はポーラテックのパワードライを使用しているのでストレッチ性に優れており、スマートフォンを入れた時にしっかりと固定します。
外気温が冷たくてバッテリー低下が懸念されるようなシーンで胸ポケットが役立ちます。またすぐに取り出したいリップクリームやコンパクトな日焼け止めを収納しておくのにも便利なポケットです。
ハンドウォーマーポケットなどがないため、ミドルレイヤーとして使用するときに腰回りがごわつかないのも好きな点です。
意外と重要なサムホール
手が冷たくなるシーンでサムホールが重宝します。手が冷たくなる時に重視しているのが手首を温めることです。手首は静脈が通っている部分が薄い皮膚なのでこの部分を温めることで血液を冷やさず、結果手を温めることに繋がります。
だからサムホールをしてその上からグローブをすることで、手首に直接冷気が触れないようにすることができて暖かいです。スキーをして転んだ時や、木の上に積もった雪が落下して体に当たった時、袖口から雪が入って手首を冷やしてしまうことも防ぐことができます。
軽量化は登山では正義になることが多い
登山装備の軽量化というと背負うザックの重量を減らすことに目が行きがちですが、行動着の軽量化も軽快に動けるから、長い時間の登山で疲れにくいメリットを得ることができます。
軽いことで低体温症などのリスクにつながらないように、行く山の気温・風の強さ・天候を見極めてリスクにならないウェアを持ち歩くことが可能です。ちなみに事前チェックするサイトはSCW、Windy、山小屋のSNSなどです。