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モンベルで揃えるはじめての山歩き『基本装備ガイド2023年春夏版』

モンベルで揃えるはじめての山歩き『基本装備ガイド2023年春夏版』

日帰り登山を安全・快適に楽しむために必要な基礎知識を紹介し、はじめて登山をする方におすすめのモンベルアイテムを紹介します。

どんな山がいい? はじめての山選び

「新緑を楽しみたい」「眺めのよい山頂を目指したい」など、まずは行ってみたい山のイメージを膨らませてみましょう。最も重要なのは、自分のレベルに合った山を選ぶこと。ガイドブックやインターネットの情報も参考にできますが、初心者は登山経験者に同行してもらったり、モンベル・アウトドア・チャレンジ(M.O.C.)のトレッキングツアーなどに参加して、山歩きの基本を経験者から学ぶのがおすすめです。

はじめての山選びのポイント

  • 歩行時間が3~4時間程度、累積標高が500~600mの山
  • 登山道やトイレ、ロープウエイなど施設が整備されている山

登山計画と登山届

行き先が決まったら、自分の体力やスキルを考慮し最適なコースを選びます。グループ登山では、体力や経験値が最も低いメンバーに、コースレベルや歩行ペースを合わせるのが基本。地図を見て、標高差やコースタイム、クサリ場や危険箇所の有無などを参考に、コースを決定します。

メンバーとコース、日程などが決まったら登山届を作成し、あらかじめ家族や友人にコピーを渡した上で、山域を管轄する警察署に郵送やFAX、インターネット経由で提出します。登山口に登山ポストがある場合は、ポストに投函することもできます。最近では、Eメールやオンラインフォームから登山届を提出できるサービスが普及してきています。

登山口によっては登山ポストがない場合もあります。提出方法は管轄により変わるので、必ず事前に確認してください。

保険も登山装備のひとつ

安心して登山を楽しむために、登山計画の作成と合わせてアウトドア保険への加入をおすすめします。モンベル山岳保険はピッケルやアイゼン等を使用した本格的な山岳登はんや登はん用具を必要とする山岳スキーなどをする方を対象とした保険です。モンベル山行保険は国内旅行期間中にピッケルやアイゼン等を使用した本格的な山岳登はんや登はん用具を必要とする山岳スキーなどをする方を対象とした保険です。

山歩きのルールと安全対策

ルール

  • 登山の基本は「早立ち・早着き」。安全のため、早めの出発・早めの下山のスケジュールを組みます。日没の1時間前までには下山できる計画にしましょう。里山や低山であっても暗闇の中で道に迷ってしまったら一大事です。万が一に備えて、日帰り登山でも必ずヘッドランプを携行してください。
  • 登山道でのすれ違いは「登り優先」が基本。道を譲るときは、滑落の危険がある谷側ではなく身を寄せやすい山側に避けます。

安全対策

天候悪化に備えて

事前に天気予報を確認し、悪天候が予想される場合は登山を中止しましょう。夏は落雷、突風、短時間の大雨などの激しい気象現象が発生しやすくなります。レインウエアは必ず携行しましょう。

生き物への対策

山にはハチやアブ、ヘビなどの危害を加える生き物も。危険な動植物やその巣に遭遇した際には無理をせず、刺激しないように、ときには引き返すことも重要です。

道迷い

道に迷った時は、確認できる場所まで引き返すのが基本。沢や谷には決して降りないように注意しましょう。

滑落・転倒

滑落・転倒の背景には疲労による筋力や集中力の低下が関係しているといわれています。日頃からトレーニングを継続して、長時間の行動に耐えることができる体力を養うとともに、適度な休憩と余裕を持った登山計画を心がけましょう。

基本の登山装備

出典:モンベル

安全・快適な登山は、最適な道具選びから。登山に欠かせない三種の神器(レインウエア・バックパック・フットウエア)をはじめとした基本の登山装備を紹介します。

ウェア

汗や雨によって体を濡らしてしまうのは登山ではNG。コットンのTシャツやジーンズは乾きにくく、登山には向いていません。吸水性・速乾性に優れ、動きやすいようストレッチ性を備えた素材を選びましょう。アウター・ミドル・ベースの3層で構成するレイヤリングに基づいてウエアを選びましょう。

バックパック

日帰り登山なら、防寒着や食料を入れて余裕がある20~30L程度の小~中型パックがおすすめです。大切なのは自分の体格に合ったバックパックを選ぶこと。疲れにくく、より快適に登山を楽しむことができます。

フットウェア

足首や足裏に負担がかかる山歩き。適度な足首周りのサポート力とソールの剛性、防水透湿性を備えた靴を選びましょう。荷物の少ない日帰り登山でもミドルカット以上のモデルが安心です。

モデル着用アイテム

レイヤリングの重要性

出典:モンベル

気温は標高が100m上がるごとに約0.6℃下がるといわれ、登山口から山頂までの気温差や、行動中の発汗・体温の上昇を考慮したウエア選びが欠かせません。そこで重要となるのが「レイヤリング」です。レイヤリングとは、ウエアをアウターレイヤー・ミドルレイヤー・ベースレイヤーの3つの層に分け、適切に脱ぎ着することで快適な衣服内環境を保つという考え方です。

モンベルで備えるアウターレイヤー

雨や風、寒さから身体を守る役割を持つのがアウターウエア。上下セパレートタイプで、防水透湿性や保温性、軽量性など、用途に応じた機能で選びましょう。ウインドブレーカーは晴れている稜線歩きなどで重宝します。

製品写真の出典:モンベル

モンベルで揃えるミドルレイヤー

汗をかいても素早く乾く動きやすいウエアが適しています。保温性を確保し、日焼けやケガの予防になる長袖がおすすめ。フリースは保温着としても、行動中のアウターとしても活躍します。「暑いな」「寒いな」と思ったらすぐに脱いだり着重ねたりして、快適な状態を保ちましょう。

製品写真の出典:モンベル

モンベルで揃えるベースレイヤー

大量に汗をかく登山では、汗を素早く吸収拡散させて肌を常にドライに保ち、汗冷えを防ぐことが重要です。乾きにくいコットン製の下着は不向き。速乾性を備えた高機能アンダーウエアを着用しましょう。気温の高い時期なら、速乾性のあるTシャツでもOK。

製品写真の出典:モンベル

日帰り登山を想定したその他の基本アイテム

モンベルで揃えるパンツ/スカート/タイツ

歩行時に足を動かしやすいよう、ストレッチ性に優れた生地や立体裁断が施されたものを選びましょう。ショーツやスカートを履く場合にはタイツを着用しましょう。歩行をサポートする機能を持ったタイツもラインアップしています。

製品写真の出典:モンベル

モンベルで揃える防寒着

休憩する時は汗冷えしてしまう前に防寒着を羽織りましょう。行動中は薄手のウエアでよくても、日陰や稜線で立ち止まるとたちまち寒気を感じます。気温や標高に応じて、最適な保温力のものを用意しましょう。

製品写真の出典:モンベル

モンベルで揃えるバックパック

日帰り登山には、20~30Lの小~中型パックがおすすめです。軽量モデルや収納力に優れたモデルなど、用途にあわせて選びましょう。雨天時には備え付けの雨用カバーを付け、荷物の濡れを防ぎます。雨用カバーが付いていていない場合は別売のパックカバーを用意しましょう。

製品写真の出典:モンベル

体の大きさにあったバックパックを選ぶ

背負ったときに、バックパネルとショルダーハーネスが体にすき間なく接している状態が理想です。選ぶときには、ご自身とバックパックの背面の長さが合っているかを確認しましょう。サイズが合っていないと肩や腰などの重量バランスが悪くなり、体への負担が大きくなります。

モンベルで揃えるフットウエア/ソックス

荷物量が少ない日帰り登山でも、防水性と適度な剛性のあるミドルカット以上のブーツを。ソックスはくるぶしより高い丈でクッション性に優れた厚手タイプがおすすめ。汗や蒸れを軽減する化繊素材や、防臭効果のあるウール素材のものを選びましょう。

製品写真の出典:モンベル

登山靴は店頭でフィッティングを

長時間快適に履き続けるためには、自分の足に合っていることが重要です。必ずフィッティングを行い、最適な一足を見つけましょう。登山靴の最適なサイズは、右写真のように登山用の靴下を履いた状態で中敷きに足を乗せ、つま先に1cm程度のすき間がある大きさです。試し履きの際はテストトレイルを使用し、つま先が当たったり、足がズレたりしないか確認しましょう。

モンベルで揃える帽子/グローブ

紫外線量は標高が1,000m高くなるごとに10%ずつアップするといわれています。帽子やグローブ、アームカバーを着用し、紫外線から肌を守りましょう。グローブはケガを防いだり、雨風から手を守る役割もあります。

製品写真の出典:モンベル

日帰りに限らず持っておきたいモンベルの便利なアイテム

ケガをしたときなどの緊急時に役立つ装備。山小屋泊やテント泊はもちろん、日帰り登山でもバックパックに入れておくと安心です。

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