イギリスのアウトドアブランド「Rab(ラブ)」は、これまでに通気性抜群でストレッチ性に優れたレインジャケットやレインパンツ、軽量で断熱性に優れたダウンシュラフなど、使い手を驚かせてくれる独自性に富んだアイテムが多く、気づけば登山アイテムはラブだらけという状態なのですが、今回紹介するテントマットも寝心地抜群で、寝相が悪くて寒がりの僕のために開発してくれたようなお勧めアイテムです。
製品概要
ブランド | Rab(ラブ) |
商品名 | イオノスフィア5 |
商品説明 | 優れた収納性と断熱性を備えた最新マット |
価格(税込) | 20,900円(税込) |
重量 | 550g(Regular) |
サイズ | サイズ:183×51cm(Regular) 収納サイズ:23×12cm(Regular) |
素材 | 20D Recycled Polyester outer fabric with internal TPU Coating and fluorocarbon free DWR 中綿:Stratus™ R 100% recycled polyester insulation 160gsm with TILT |
厚み | 8cm |
管理人の評価レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
軽量性 | ★★★☆☆ |
汎用性 | ★★★☆☆ |
耐久性 | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
テントマットを使うときに寝心地の悪さを感じるポイント
登山中にテントマットを使う時寝心地が悪いと感じるポイントはどこですか?僕の場合は
- 地面からの冷えを感じて寒くなる
- 地面のゴツゴツ感を背中で感じる
- テントマットがツルツルして滑る
- テントマット独特のバリバリした音がする
- 気づくとテントマットから落ちている
このような5つのポイントが挙げられます。そして今回紹介するラブ-イオノスフィア5というテントマットはこの寝心地の悪さがほぼなくなって熟睡させてくれます。
ラブのテントマットのスペック
まず初めにラブのテントマット「イオノスフィア5」のスペックを紹介します。
重量はレギュラーサイズで550g。サイズは長さ183cm、最も長いところで横幅51cmで、足元に向かってテーパードしたデザインです。収納サイズは直径12cm、長さ23cmです。
素材は20デニールのポリエステルで表面はプリント加工されています。中綿には薄い化繊綿と熱反射フィルム(TILT)が使用されています。これによってR値と呼ばれる断熱性が4.8です。
価格・重量・R値のバランスが絶妙
はR値4.8のスペックで税込み1万8700円という驚くような価格設定が魅力の1つになっています。同等のR値を持つ登山用テントマットの代表的なものに以下が挙げられます。
ラブ「イオノスフィア5」
- R値:4.8
- 重量:550g
- 厚さ:8cm
- 価格:1万8700円
サーマレスト「ネオエアーXライトNXT」
- R値:4.5
- 重量:354g
- 厚さ:7.5cm
- 価格:3万9600円
NEMO「テンサーアルパイン」
- R値:4.8
- 重量:475g
- 厚さ:8cm
- 価格:2万8600円
これらのテントと比較すると550gと若干重さがありますが、価格は非常に抑え目で、さらにこれらのテントにはない寝心地の良さがデザインに反映されています。
滑らない落ちないテントマット
ラブのテントマット「イオノスフィア5」には表面に柄になっている部分がありますが、これが滑り止めになっているプリント加工で、シュラフが滑りづらいようにできてい素面が滑りづらいようにできています。
さらにさらに外側のチャンバー(気質)を太く大きくしていることで体がマットの中心に位置しやすく、快適な睡眠ができるように工夫されています。
ポンプサックで空気注入と調整が容易
ドライバッグとしても使用できるポンプサック付きで、テントマットに空気を注入するのが容易なシステムです。空気が戻らないように逆止弁バルブが採用されていて、空気圧の調整が容易に行えます。
空気を注入するのも良いですが抜くのも簡単で撤収時間を早めることができます。
3シーズン+αで使える断熱性の高さ
R値4.8はかなり寒い晩秋や冬の始まりを感じる11月前半ぐらいまでの高所登山で活用することができます。これくらいの季節のテント泊では銀マットやSOLのエマージェンシーヴィヴィを装備に加えていて、もしも地面からの冷えが気になるような場合はマットをエマージェンシーヴィヴィで包むなどして対策を講じています。
ラブのテントマット「イオノスフィア5」の中には熱反射フィルムが内蔵されていて、体温を輻射熱として溜め込み保温性を高めます。これと8cmの厚みが結構効いていて寒がりの人にとっては安心して使用できるテントマットです。