厳冬期で登山やアイスクライミングを楽しむ際に、行動着として欠かせないのはマウンテンハードウェアのエイサームフーデッドジャケットです。化繊インサレーションであるエイサームフーデッドジャケットは、マウンテンハードウェアならではの非常に優れた機能性で、アクティビティ最中にはその良さを強く実感することができます。
マウンテンハードウェアの技術力
行動中、ウェアに対して重視したいポイントは2つ。汗をかかない事と、動きやすいという事です。マウンテンハードウェアのエイサームフーデッドジャケットは、この2つのポイントを考えられた作りによって、見事にかなえてくれています。どういうことかというと、人が発する熱は、体の部位によって異なるという考察をベースに、寒さを感じる部位には保温性に優れた素材を配置し、熱を発する部位には通気性のよい素材を配置しているんです。
エイサームフーデッドジャケットの汗をかかない作り
身体の近い側に使用している素材は2種類あって、ポーラテックハイロフトグリッドとポーラテックアルファです。ポーラテックハイロフトグリッドは保温性に優れた素材なので、使用されているところは寒さを感じるところ。ポーラテックアルファは通気性のよい素材なので使用されているところは汗をかくところというように、作られています。
以前ショップの方にゴアテックスウェアの説明を受けた際、『優秀なウェアは裏返すと、その違いがよく解る』と聞いたことがありますが、エイサームフーデッドジャケットも裏返すと、作りの面白さを実感することが出来ると思います。
エイサームフーデッドジャケットの動きやすい作り
これは着てみるとよくわかるんですが、他のインサレーションウェアに比べると、その動きやすさは逸品です。ウェア全体がストレッチしてくれるので、腕を曲げたり、体を捻ったり、屈んだりするときのストレスは全くありません。
また体へのフィット感が抜群にいいのは立体裁断による素晴らしさで、極寒地において隙間風を感じる事はありません。1月、2月と寒い時期に自転車に乗る時にも着心地がよくて、裾がめくりあがって、お腹や背中が寒くなるようなことがないのは、普段使いにも最高です。
エイサームフーデッドジャケットの細やかな作り
極寒地において、特に嬉しいのはジッパー付きのハンドウォーマーポケットがあることです。手が冷えるととにかく辛い。グローブを外してお腹の暖かさを使って手を暖めることができるのは、非常にありがたいです。
またサムホール付きなので、袖口からの冷たい空気を遮断する事ができます。
左胸にはジッパー付きの胸ポケットが備わっており、直ぐに取り出したいものを入れておくのには非常に便利です。僕はよくスマホやミラーレスカメラをいれて、写真撮影時に重宝しています。