登山を含めたアウトドアシーンに求める財布は、軽くてコンパクト、そして耐久性に優れていることではないでしょうか?さらに小銭やお札、カードが取り出しやすく、収納力もあれば最高ですよね。今回は「こんなのがあったらいいな〜」から生まれた使い心地に優れた山旅の3つ折り軽量ウォレットを紹介します。
使用している素材はダイニーマ
ダイニーマという名前は製品名で、素材名は超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)です。ポリエチレンの分子は通常2〜30万程度なのに対し、超高分子量という名前からもわかるように100~700万まで高めたもので、それによって耐摩耗性に優れた素材です。耐摩耗性はポリカーボネートを上回り、低温でも高温でも低下しない特徴を持ちます。
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糸状にすると同じ重量でピアノ線の8倍に相当する強度を有するので、登山などではロープ、またテントをペグダウンするために使用する細引などで活用する例が増え続けています。
また吸水率が低く水を含んで重くなることがありません。このためドライバックやスタッフバッグなどのアイテムに用いられています。よりダイニーマのことを知りたい方は以下の記事も合わせてお読みください。
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このダイニーマには様々な厚みの素材があります。耐久性が高いとは言え、0.9oz以下のダイニーマは使い続けているうちに穴が開くことがあります。個人で作っているダイニーマアイテムの多くが0.8ozぐらいの薄い素材なので気をつけて購入しましょう。山旅の3つ折り軽量ウォレットは2.92ozの厚みのある張りが高い素材を使用しています。これによってカバンやポケットの出し入れで擦れることが多い財布を破れから守ります。
スペック&財布として使いやすいデザインをレビュー
重量はわずか13gで、アウトドア向けのコンパクトな財布の中でも圧倒的な軽さを誇ります。以下の記事で様々な財布を比較しているので合わせてお読みください。
- 閉じたときの寸法は9.7cm×6.5cm
- 開いた時の寸法は9.7cm×19.4cm
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閉じた時は手のひらに収まるほどの大きさでジャケットのポケット、パンツのポケットはもちろん、ザックのウエストハーネスに取り付けられたポケットやお手持ちのサコッシュやポーチなどに無理なく収納することができます。
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開いた時には3つ別々のカードコンパートメントが準備されており、1つのコンパートメントに3枚カードが収納できます。購入後は「カードは9つまでしか持たない」と決めて、不必要なカードを整理するのにも良い機会です。
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お札は千円札を入れたあとの余白が3cmもあるのでしまいやすく、取り出しやすいデザインです。お札は折りたたまず収納が可能です。
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財布を折りたたんだらスナップボタンで勝手に開かないように止めておくことができます。サコッシュやウエストポーチに入れた時に勝手に開いているとかなりイライラした経験があったので、このようなデザインの財布はありがたいです。
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小銭入れはわざわざ財布を開かなくとも外側のジッパーから取り出すことができます。さらにマチがついているので小銭を見つけやすく取り出しやすいデザインです。ジッパーはYKKの止水ファスナーで2023年からこの止水ファスナーは滑りが良くなり使いやすくなっています。
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財布の中心にはループが備わっており、小さなカラビナを取り付ければキーチェーンやループに引っ掛けて落下を防ぐことができます。登山を含めたアウトドアシーンで「財布を落としてしまった」は大きな事故に繋がってしまうことがあるので、落下防止の施しはとても重要です。
カラー展開は7色
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2023年から販売し始めた山旅の3つ折り軽量ウォレットは6色展開です。ブラックは定番カラーですが他のカラーについては売り切れたら終了の可能性もあります。ダイニーマにオリジナルのカラーで色付けした場合は素材価格が非常に高くなるため、それによって販売価格も上がってしまいます。そのようなことを避けるためにカラーは、その年に色付けしたものを仕入れています。
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もしも気に入ったカラーがあれば早めに購入しておくことをおすすめします。使い続けるうちに味わい深くなるのもダイニーマの特徴です。
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